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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】
[610]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 20:28:55 ID:KsMBlP0M ぴこーん! 銀貨が1枚減りました。現在銀貨13枚、銅貨5枚。 体力が50%精神が80%回復しました。 現在体力104/104 ガッツ570/570 ティル体力 130/130 ガッツ290/300 ちゅんちゅんちゅん… どうやらこっちの世界にも鳥はいるようで、すずめの声に似た鳥の鳴き声で起きるジュニア。 子供だけでも女性だけでも危険という理由でジュニアとティルは同じ部屋に泊まり、もしもの時のために 同じベッドで姉弟のように寄り添って眠る。 小(…ティル…まだ寝てるな…当たり前か。妖精といってもこっちでは肉体があって当然の 世界なんだもんな。狼戦ではかなり無茶させすぎたし、もう少しいたわらないと…その前に 俺自身が狼程度には負けない力を手に入れるのが先だけど…) 薬湯の効果なのか、ざっくりと切れたはずの背中の傷も、首筋に突き立てられた狼の牙も、痕は 大きく残っているが完全に傷がふさがっていた。 小(さすが不思議世界。本当なら入院モノの傷だって一日で回復だ) 実ははじめてみるティルの寝顔に少しどきどきしながら黄金に輝く美しい髪に触ってみる。 ティル(……すぅ…)
[611]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 20:30:14 ID:KsMBlP0M 軽い寝息と共に僅かにムズがる女の子。年齢的にはまだ15〜16程度にしか見えないのだが、 すでにその美しさは比肩するものがなく、もしジュニアが美女に対する耐性がなかったのならば 一睡もすることが出来なかっただろう。 小(さて、それじゃ今日はどうしようかな?) 急いでマレーネの星見の塔にいく必要がなくなった今、ジュニアは自分が何をすべきかを考える。 どうしますか? A.マレーネのところに行くには数日かかるらしいし、野外夜具を買いに道具屋へ。 B.とにかく武器と防具が要るな。今のお金でどこまで買えるか微妙だけど武器防具屋へ! C.一階の酒場で何か情報がないか聞いてみよう。(護衛依頼などもここへ) D.マレーネのところにいくには力が足りない。近くの草原で腕試し。 E.生きてるボールがヘロヘロだ。完全に動かなくなる前にどうにかならないか魔法屋へ! F.そういえば職人街に行ったんだよな。グリーニのところへ。 G.その他 先に1票入ったものを選択します。
[612]森崎名無しさん:2010/05/27(木) 20:44:01 ID:??? どれを選んでも一日経過する?
[613]小田ジュニア:2010/05/27(木) 20:48:18 ID:KsMBlP0M >>612 いいえ。基本的に買い物系は時間が進みません。 イベントが起きた場合のみその範囲内で時間が進みます
[614]森崎名無しさん:2010/05/27(木) 20:52:59 ID:nfewwZno E ボール君だってジュニアの仲間なんだ!
[615]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 21:27:59 ID:KsMBlP0M >>614 ボール君もトモダチこわくない!ですね。 E.生きてるボールがヘロヘロだ。完全に動かなくなる前にどうにかならないか魔法屋へ! 小(そういえばリャハーンがいろんな場所を紹介してたけどその中に魔法屋みたいなところが あったよな…) ジュニアは血が固まって既に服の様相を示さなくなった服をもう一度着込む。夜のうちに薬湯の中につけて 固まった血の一部を剥がし、匂いも消したため上から外套を羽織れば何とか自警団に危険分子 扱いされる事もないだろう。 ティル「むにゃ…おはようございます。マスター」 この世界では翅を隠す必要がないため油断したのか、伸びをするように全身をくるんでいた鱗翅を 展開させ… 小「ぶ!」 ジュニアは何とか彼女の大切な部分が見えてしまう前に背中を向けることに成功する。
[616]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 21:30:14 ID:KsMBlP0M ティル「は!…す、すみません…」 元々翅も彼女の一部であり、彼女にとっては鱗翅に身を包んでいようが包んでいまいが羞恥心としては 変わらないのだが…相手が恥ずかしそうにすると不思議なもので自分もはづかしくなるものである。 ティルは急いで以前にジュニアがプレゼントしてくれた小さなフィギュア用の服を大きくすると身に纏う。 小「…あれ?ティルも春菜姫みたいなことできるんだ…って、ああそうか、ティルも神さまの 力の一部を受け継いでるんだから当たり前か」 変なことに感心するジュニア。 小「それじゃ早速朝ごはん食べたらチェックアウトだ。毎日こんなところで休んでたらすぐに お金が尽きちゃうしな」 そういいながら荷物を纏めていると… とんとん…とん そしてようやくジュニアの生きてるボールの動きが明らかにおかしい事に気づく。
[617]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 21:31:15 ID:KsMBlP0M 小「マリーさん2ヶ月は持つといったのに…一ヶ月しかたってないのにもうヘロヘロだ…」 初めの頃こそ鬱陶しかったのだが、馴れてしまえば可愛いものである。実際このボールのお陰で 普段は上げにくい能力もぽこぽこ上がっているため今ではボール君となづけて半ペット状態である。 小「この世界に錬金術があればいいんだけど…」 ティル「でしたら早速参りましょう。人生の禍福は行動によって決まるのです。ここに来た事を ボールさんの寿命延ばしだと思えば少しは楽になりますよ」 おそらく励ましているのだろう。ややあざとい表現であったが、それでも今のジュニアには 嬉しい話であり、さっそくその言葉どおり、魔法屋へと向かうのだった。 〜〜〜
[618]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 21:32:22 ID:KsMBlP0M 〜〜〜 そこは如何にも魔法を扱ってます…といった雰囲気を醸し出す怪しいお店だった。店の小窓からは なんともいえない不思議な匂いが立ちこめ、よく近所から苦情が来ないものだと変に感心する。 小「ごめんください」 老婆「なんじゃ、ガキか。わしはガキが嫌いじゃ、帰った帰った。」 真っ黒な三角帽を被ったしわくちゃな老婆は古木のように折れ曲がった指先でシッシと追い払う動作をする。 小「ガキなのは認めますが、俺は客ですよ。…このボールなんですけど…直せますか?」 ジュニアは生きてるサッカーボールの事を思い、怒りよりも先に用件を伝える。 老婆「こ、これは…サッカーボール!?お主…異邦人か?」 小(そういえばグリーニもそんなこといってたな…俺達の世界の人種の事をそういうのかな?) やや不思議に思いながらも曖昧に答え、老婆の答えを聞く。 老婆「そうじゃな…ふむ…う〜む…なるほど…」 実際にわかっているのか、前から後ろから横から眺める老婆。そのたびに逃げようと足掻く 生きてるボールだが、老婆の鋭い爪が食い込んでおりなされるがままである。
[619]小田ジュニアの野望:2010/05/27(木) 21:33:39 ID:KsMBlP0M 老婆「なるほど…うむ。要は生体部品に再度活力を与えればよいのか…そうじゃな…銅貨3枚 といったところじゃ」 小「銅貨3枚…って、高いのか安いのかわからん…」 どうしますか? A.直してもらう。 B.やっぱり止める。 C.その他 先に1票入ったものを選択します。
[620]森崎名無しさん:2010/05/27(木) 21:35:14 ID:cTkhrHBI C 良い仕事を期待するならいくらだ?
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0ch BBS 2007-01-24