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【その果てに】小田Jr.の野望21【待つもの】
[215]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:53:47 ID:rERHwcz+ チャチャ「もちろんよ。変なリーヤ?」 それでもボーイフレンド兼、飼い犬が戻ってきたのがよほど嬉しいのかセントフェアリーバードの ピー助と一緒にぎゅっと抱きしめる。 セラヴィ(もう…こちらがどれだけ苦労したかも知らないで…いや、子供達には知らない方が いいこともありますね。でしょう、黒髪のどろしーちゃん) 澄み渡る青空を眺めながらセラヴィは本来彼が知るはずのないもう一人の愛する人物に呼びかけるのだった。 どろしー(む!!セラヴィのあの顔…きっと金髪くるくるの私を思い出し…って、 あれ?背筋がぞっとしない?まさかセラヴィの奴!私をこれだけ追い掛け回しておいて他の女に 気が変わったんじゃないでしょうね!!) なんとなくピンク髪のどろしーちゃんから嫉妬の炎が表れたのは気のせいだろうか? 〜〜〜
[216]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:54:58 ID:rERHwcz+ どろしー「しいねちゃん。大丈夫!?」 一方、献身的に介護する黒髪のどろしー。 ポピィ「あ、あのどろしーさん。代わりましょうか?」 どろしーにほのかな恋心を抱く超能力少年ポピィは焦燥するどろしーを見ていらず、そう提案する。 どろしー「ポピィ君はいいのよ。悪いのは全部私のせいだから。こんなことなら意地悪せずに 平八の異世界への間まで逃げずにつかまってあげればよかったのに」 しいねちゃんの目的は魔法使いの進級試験である師匠との鬼ごっこ。最近力をめっきりつけてきたしいねちゃん の力を試すために異世界にまで逃げ込んだのが大間違いだったのだ。 ヒントはたくさん与えたのでその街の一番大きな山まで誘導したのは良かったのだが、そこから 半年近く居所が不明になり、一時は半狂乱となっていた。 …もっとも時間のずれという意味で、こちらの世界では僅か数日間だったようなのだが。
[217]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:56:03 ID:rERHwcz+ どろしー「もう!あの世界にこっちのセラヴィが来てくれていたらあんな大蛇なんてちょちょいのチョイ なのに!あっちのセラヴィは頼りないんだから!」 セラヴィ「どろしーちゃん、どうかしましたか?」 噂をすれば影。そこに現れるたのは件のセラヴィ。ジュニアの世界に来た彼の数倍の力を持ち、 そして十倍以上のヘンタイである。といっても子供には優しく、物腰の柔らかさから ほとんどの人間は知らないことだが。 どろしー「きーーー!しいねちゃんが寝込んでいるのに!ニャンコハウスに入るの禁止!!」 セラヴィ「そんなぁ…折角薬草を調合してきたのに」 どろしー「それをはやく言いなさい!」 ブンと奪うと、苦い苦いお薬をしいねちゃんに飲ませるどろしー。そしてそれを見守る、 どろしーが好きな子供っぽい寂しがりやな大人と大人っぽい少し捻くれた子供だった。 〜〜〜
[218]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:57:08 ID:rERHwcz+ 〜〜〜 リズ「はあ。ボディーガードというのは難しいものです。ホロケウちゃん」 街道を南に突っ切り、獣人の集落へ向かうリズ。虫食いの戦いではいいところなし。気がつけば 元の世界のマレーネ・ウォルフの塔に戻っており、一からの再出発であった。 マレーネ「上位存在からの言伝じゃ。『猛の世界はみんなのお陰で守られた。ありがとう』」 だったら、直接猛からその話を聞きたいものだと思うリズ。用件が終わったら『はいさよなら』では あまりにも寂しいではないかとも思う。 リズ「でもまあ、私が無事に帰れたということはきっと大丈夫だったということでしょう。 マスターに怒られないうちに用件を済ませてシャハーンにもどりましょうか!」 ホロケウ「わん!」 ナイトメアに支配されたウェアウルフを倒した時の遺言を伝えに集落に向かうリズ。 それからまたもや冒険が始まるのだがそれは又別の話。 〜〜〜
[219]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:58:13 ID:rERHwcz+ 〜〜〜 春菜姫「お母さん。私…どうしたらいいと思う?」 高天原。俗に言う天界に春菜姫と秋津姫はいた。 秋津姫「そうよな。もう春菜姫は我が一部とはいえぬ。これよりは自由じゃ。だが、 もうもとの世界に戻ったとしても顕現は出来まい。」 春菜姫「そっか。見えないままお父さんを見守ってもなぁ…」 既に正式な神となる下準備が着々と進められていた春菜姫。今回のタイミングは最悪だが どちらにしろ近い将来ジュニアとは別れる運命にあったため、悲しくはあったが悲嘆には暮れていなかった。 そして、春菜姫の手の中にあるのは力の詰った威霊の欠片と一粒の種。ジュニアに説明する暇が なかったのだがその2つと、春菜姫の中にあるティルの存在概念をあわせると、 肉体と精神それに魂と、存在が存在たる証の全てをそろえることが出来た。
[220]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:59:13 ID:rERHwcz+ 春菜姫「私とティルは融合できるんだよね」 なんとなく呟く春菜姫。 秋津姫「我はどちらでも構わぬ。好きにするといい」 娘を嫁に送り出す言葉としてはあまりにそっけない言葉なのだが、それは確実に春菜姫の背中を 押し出す一言だった。つまりは後の仔細は秋津姫が負ってくれるという事。 春菜姫「お母さん…ありがとう。後、もう少しだけ…もう少しだけ待っててね」 がばっと母親の和装にしがみつき、涙を流す春菜姫。自分のもつ力とティルという存在概念、 それに秋津姫のほんの少しの援護でどれだけの時間を彼と共に生きることが出来るのかは わからない。それでも…それでも彼女は神となる試練を受けるよりももっと大切なもののために 天空から大地へと再び降臨するのだった。 〜〜〜
[221]小田ジュニアの野望:2010/09/11(土) 00:00:42 ID:9rZYiNno 〜〜〜 そして、もう一度出会う奇跡。 小「……な、なんだ!?これ?蝶…じゃないよな?」 ジュニアの彼らしくもない趣味の一つである盆栽。家の窓際にいつからか置かれた名も知らない小さな樹。 彼にとっては別段楽しいものでもないのだが、なんとなくこの樹に水を与えると妙な旅愁の念に 囚われ、メランコリックな気分になるのが可笑しく、どうしてもそれをやめることが出来ない。 そしてある日、ようやく咲いた麗しい花から現れたのは小さな羽根のはえた少女だった。 ???「こんにちわ猛さん。私の名は蝶春菜。名付け親は猛さんよ」 そして彼の新しい物語は始まる… To be continued
[222]森崎名無しさん:2010/09/11(土) 00:04:09 ID:??? こ、これは…
[223]森崎名無しさん:2010/09/11(土) 00:06:09 ID:??? 見てのとおりの恩情措置でござる
[224]小田ジュニア:2010/09/11(土) 00:10:06 ID:??? これにて、ジュニアの旅は一旦終わります。 少しの空白期間と(要望があれば)今回のシナリオを紐解いてその後に、 続ける続けないの選択をもうけようと思います。 恐らく納得できない方が多数だと思います。ですが中の人が設けたこの世界における条件の一つ、 『確信のない先延ばしはアウト』 により今回はこのような形での終了となりました。中の人的にもどうにかこねくり回して もう少し巧いシナリオの運び方を考えていたのですが本当に申し訳ありません。 GMがGMだからという理由で一度決めたルールを破ることがどうしても出来ませんでした… 〜〜〜 ここからは完全な蛇足。 実はあの三択でAがもっとも回答の中でマシなので、Bに票が入ったのに気付いて慌ててA決にしたのですが 完全に裏目になったようです…本当にいろんな意味ですみません。
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0ch BBS 2007-01-24