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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】
[427]森崎名無しさん:2010/12/06(月) 18:39:52 ID:??? ★ナーバスって死語かな→ ハート7 nice暴徒と化すのか…
[428]森崎名無しさん:2010/12/06(月) 18:39:55 ID:??? ★ナーバスって死語かな→ ダイヤ4
[429]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 20:11:20 ID:??? >ハート→それなら・・・・聞いて貰おうかな。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― バンビーノ「それなら・・・・聞いて貰おうかな。」 そう告げたバンビーノは近くの椅子に腰掛け、ゆっくりと三杉に話し始めたのだった。 〜回想・ユヴェントス戦前日 昼過ぎ〜 カラン・・・ 約束の時間キッチリにバンビーノはバールの扉を開けた。 店内を見回すと、店の奥で手を振っている少女が見当たった。 綺麗なブロンドの髪を長く伸ばし、服の色に合わせた紺色のリボンで纏めている。 少しだけ刺々しい雰囲気を宿しているのがアクセントとなり、綺麗な外見を引き立てていた。 ミアータ・コリーニ・・・親友であるチェザーレ・ストラットの恋人。 こうして顔を見るのは2年半振りだが、記憶の中の女性よりも目の前の女性は美しかった。
[430]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 20:12:22 ID:??? ミアータ「久し振り・・・。」 バンビーノ「ああ、久し振り、ミアータ。 少し痩せた?」 ミアータ「まあ・・・少し。 ごめんねバンビーノ、明日試合なのに呼び出しちゃって。」 バンビーノ「構わないけれど、どうしたんだい?」 そう訊ねたバンビーノに返されたのは、パァッと明るく広がったミアータの笑顔だった。 この笑顔が全てを物語っていた。 バンビーノもまさか、という思いとともに息を呑んだが、次の言葉は直感が示した通りだった。 ミアータ「ストラットが見つかったの!」 バンビーノ「ストラットが・・・そうか・・・・・・・・・見つかったん、だね。」 ミアータ「ええ、ブラジルのクラブチームに居るんですって!」 かつてバンビーノに再起不能寸前の怪我を負わせた友。 それは事故だったのだが、気に病み、チーム内で暴力事件を起こして追放された・・・
[431]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 20:14:08 ID:??? ・・・許せなかった。 何故自分の分も世界を相手に闘ってくれなかったのか、と・・・。 その後、毎日謝りに来たが、一度の面会も許さなかった。 目の前にした時、どんな言葉を浴びせるか自分でも分からなかったからだ。 だが、彼はいつしか姿を見せなくなり、行方も知れなくなった。 そして・・・フィオレンツェの地で脚を完治させた後も姿を消したままだった。 バンビーノ(教会で祈るようになったのも、ストラットの事が切っ掛けだったっけ・・・。) 伝わって欲しいと願いを込めて祈っていた。 この脚はもう大丈夫だ、と・・・・・・お前はオレからサッカーを奪っちゃいないんだ、と。 バンビーノ(そのストラットが無事見つかった・・・しかもブラジルでサッカーを続けている。) 先着で ★この引きを乗り越えろ、バンビーノ!→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ、ハート、スペード→良かった・・・と、安堵の心に包まれた。 クラブ→良かった・・・という安堵の心と共に、別の感情も存在している事に気付いた。 JOKER→バンビーノ(そんな事より、オレは実はミアータの事が好きだったんだ・・・昔から。)
[432]森崎名無しさん:2010/12/06(月) 20:15:39 ID:??? ★この引きを乗り越えろ、バンビーノ!→ クラブ3
[433]森崎名無しさん:2010/12/06(月) 20:22:24 ID:??? 三角間系 真っ当な青春で終わることを願って…
[434]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/06(月) 20:32:29 ID:??? 無事、niceボートな運命を逃れたバンビーノ。 だが彼は苦悩する。 ずっと見えていなかった自身の感情に、再確認させられた己の心の小ささに。 少年達は自分の進む道に、救いを願わずにいられらなかった。 次回 Another Campione 『奇跡の価値は』 次回更新も、サービス サービスゥ! …ではまた。
[435]森崎名無しさん:2010/12/06(月) 20:52:15 ID:??? nice乙でした
[436]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/08(水) 18:22:52 ID:??? >クラブ→良かった・・・という安堵の心と共に、別の感情も存在している事に気付いた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 何よりも先んじて現れた感情は安堵であった。 親友の無事を祈っていたバンビーノにとって、その感情は至極自然だったと言える。 だが直後にバンビーノは冷静を取り戻した。 ひどく冷めた冷静さであった。 バンビーノ(ストラットにサッカーを止めて欲しいなど考えた事は一度もな無い・・・無い筈だが・・・。) ブラジルのクラブチームでサッカーを続けている、という言葉が胸の奥に引っ掛かった。 ストラットは結局何をしたかったのか? 怪我を負わせ、チームを崩壊させ、許してもらう事を諦め、誰にも何にも告げず姿を眩ませ・・・ 挙げ句、ブラジルに渡りサッカーを続けている。 サッカーに縋(すが)っている、と言うべきか。 そこまで考えて、慌ててバンビーノは考えるのを止めた。 それ以上は今ここで考えてはいけないと思ったのだ。 面会を許さず、失踪の後押しをした自分が考えてはいけないと思ったのだ。 バンビーノ「そうか、ミアータも安心したろう?」 ミアータ「ええ。 あ、でもでもまだ安心なんて出来ないわ。 きっとストラットは罪の意識で今も悩んでる筈だもの。」
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0ch BBS 2007-01-24