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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】
[45]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/23(土) 15:22:54 ID:??? デサンカ「でも…新聞にだって情報操作がかかるんじゃない?」 ドブリボエ「そう、だから今やらないといけない。ティート公が居なくなったとは言え、 民族主義のお偉いさん方がすぐに無茶できるほどの不満は人々には無い。 今から相互理解を進める事が出来れば、いざ情報操作が始まったとしても、 その事に対して違和感や疑念を感じられるはずだ。」 そこで夫は言葉を切り、一度深呼吸をした。 珍しく多弁になっている、少し興奮しているのがデサンカには分かった。 ドブリボエ「権力を求める一部の人間を除いて、誰も好き好んで昨日までの友達を憎んだりはしない。 そう考えるのが当然、そう考えない奴は裏切り者、と誘導される事こそが恐ろしいんだ。 自分の考えを持っている人が一人でも多くいれば、どうにかなるかも知れない。」 デサンカ「今のうちから、思考を放棄しない道筋を作っておくという事ね。」 ドブリボエ「うん、まあそういう事なんだ。 一応、ベオグラード大学とサラエボ大学の教授とは話が通っているんだよね。 特にベオグラードのマルコヴィッチ教授は非常に興味を示してくれてね…」
[46]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/23(土) 15:24:24 ID:??? デサンカ「さすがアナタ、格好良いわ。」 デサンカは胸の奥から溢れてくる気持ちを言葉にし、夫に告げた。 それを聞いた夫は照れ臭そうに指でポリポリと頬を掻いている。 いつだってそうだった。この一見頼りなさそうに見える夫がどれだけ勇気を与えてきてくれた事か。 ドブリボエ「いや、どれだけの事が出来るかわからないけどね。 それに民族主義者からいずれ睨まれる事にもなる。 そのぅ…またキミに迷惑をかけるかも知れない。」 デサンカ「大丈夫よ、迷惑だなんて思う筈がないわ。 それにアナタが留守の時は、あの子の事は私が必ず守ります。」 ドブリボエ「うん、助かるよ…。」
[47]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/23(土) 15:25:26 ID:??? デサンカは心からの安堵と幸福感に包まれた。 ここ数ヶ月間 漂っていた、薄ボンヤリした不安を夫が取り除いてくれたのだ。 洗い物を終えると、デサンカは夫の胸に飛び込んだ。 照れ臭そうにしていた夫はいよいよ顔を赤くし、その様子がまた愛おしかった。 二人でリビングを出た後、少しだけ息子の部屋を覗いてみた。 ベッドでグッスリと眠っている息子の姿が見えた。 何があってもこの子は必ず守ってみせる、デサンカはそう心に誓った。
[48]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/23(土) 15:28:45 ID:??? 本日はここまでとなります。 コメントレスは>>30-32 1-4)は>>33-36 1-5)は>>37-47 となってます、文章ばっかですみませんー。 でもまだまだ文章ゾーンが続いちゃうんですよ。 では失礼致します。
[49]バビ様が征く〜幻想郷〜 ◆0xthjVH5t6 :2010/10/23(土) 22:18:22 ID:z/ZkpmeA 遅くなりましたが・・・。 復帰おめでとうございます!! これからの展開にwktkがとまらない!! 更新楽しみにしてます!!
[50]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/24(日) 12:39:21 ID:PuIHj4gs 遅ればせながら、復活おめでとう御座います。 テクモ版では全く明かされる事のなかったアルシオンの秘密に迫る物語… 読み応えがありそうで楽しみです。
[51]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/24(日) 16:09:05 ID:??? >>49 バビンゲさん、ありがとうございます! こちらも甘々な展開にwktkが止まらないよw 更新と絵柄一致をガッツリ楽しみにしてますw >>50 おぉーー、2さんだ! こんにちは&ありがとうございます! 内容全て私の勝手な妄想なのですが、アルシオンは裏主人公として 出来る限り深く描いていきたいと思っています。 本スレもアジア予選が大詰めですね、マロン板から見てきた者としては 本当に感慨深いです。これからも更新を楽しみにしていますね。
[52]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/24(日) 16:18:34 ID:??? 1-6)落陽 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! ドドッドッ! バリーーーーン!! ガシィッ! ガコォッ! ゴキッ! 観客「うるあぁぁぁぁぁぁ!!!」「何しやがらぁぁぁぁぁ!!」「ふざけんな!!!!」 「ぶっ殺してやんよ!!!」「やめろやめろ、どうした!!」「黙れ!!!」 憎しみの籠もった言葉が怒号のように行き交い…そしてそれが暴力へと変わっていく。 争いあう者同士がフィールドへ雪崩れ込んでいき、その空気は尋常ではない速度で伝播していく。 憎しみの化学反応はまるでダイナマイトの爆発の如く苛烈を極めていた。
[53]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/24(日) 16:19:44 ID:??? ジョアン(いかん!!) ジョアンは既に席を立ち、駆け出していた。 何故こんな事をしているのか、走るならば出口の方向だろう、もう■■■■■がそう叫ぶ。 だがジョアンの行動はその声と全く伴なっていなかった。 人■■■■■」を呑み込んでいくのが見える、一刻の猶予もない。 見失わないよう気をつけなが■■■■■押し退けて■■の方へと向かう。 そして…ジ■■■■■を掻き分けたその■■■■■飛沫が舞った。 ■■■■■と思われる男が刃物で刺さ■■■■■れる姿■■■■■アンの瞳に映っていた。 それを目の前で見せられた■■■■■親が呆■■■■■るのも見える。 ジョアン「立ち止まるな!! 逃げるんだ!!」
[54]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/24(日) 16:20:44 ID:??? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■ ブンッ…… ゴッ!!!! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 再び鮮血が舞った。 耳から■■■■いるのが見えた。 ■■■■■■倒れない■■■をやめない。 こちらを強■■■据えて走ってくる。 女性「この子を!!」 絶叫が耳に響いた。 魂の叫びがジョアンの身体に深く食い込んだ………
[55]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/10/24(日) 16:21:53 ID:??? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ……目を開けると薄暗さと真っ白な天井が飛び込んできた。 どうやらベッドの上で寝ていたようだが、ジョアンはこの場所に覚えがなかった。。 ベッドの周囲はカーテンで囲まれており、どう考えてもシティホテルのそれではない。 ジョアンは只ならぬ違和感を感じ、急いで上体を起こそうとした。 ジョアン「……っつ!」 右腕に思わぬ激痛が走り、ジョアンは思わず声を挙げた。 一体何が起こったのか、ここは何処なのか、訳が分からず動悸と呼吸が激しくなる。 混乱する思考の中、一先ずジョアンは懸命に自身を落ち着かせようと努力した。 数分が経過し… 動悸が緩やかなリズムを取り戻した頃、ジョアンは少しずつ記憶を取り戻し始めていた。 先程か、昨日か、それとももっと前になってしまうのか…? とにかくである、 ジョアンはレッドスターvsラドニツキの試合で大きな乱闘?暴動?に巻き込まれたのだ。
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0ch BBS 2007-01-24