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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】
[495]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 19:02:07 ID:??? 〜ミラン控え室〜 時は少し遡(さかのぼ)る。 ここACミランの控え室では、当然ながらローマ戦に向けたミーティングが行われていた。 しかしその様子は騒然としたもので、多くの選手達の表情は硬く強張っていた。 デ・ニーロ「・・・スタメンは以上だ、質問は?」 選手A「し、質問も何も・・・!」 選手B「監督(ミステル)デ・ニーロ!! どういう事ですか!? 何故 決勝トーナメントまで来て、こんな変更を!?」 デ・ニーロ「これが最も勝率の高い戦術と考えられるからだ。」 選手A「な、納得できません! 何故オレが外されて、こいつらが!」 選手B「そうです! ファルコーニはともかく、こんなジュニアっ気の抜けない奴等を・・・!」 どうやら自分が起用されない事に、一部のレギュラーが不満をぶつけているようだった。 ピエトロ「まあまあ先輩方、所詮サッカーは実力ですよ。 なっ、ロデオ!」 ロデオ「あ・・・う、うん!(分からないけど・・・チャンス、チャンスなんだ!)」
[496]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 19:03:22 ID:??? 挑発的な物言いの少年はピエトロ・バルタリ。 スピード、テクニック、マリーシア・・・ その貪欲なプレイスタイルは、勢いに乗ればレギュラー陣を食う程の実力者である。 そして、怖じ怖じとしつつも懸命に声を張るのがロデオ・ストラーロ。 前線で積極的に走り回り、スペースを作り出す術に長けており、また守備時においては、 この動きで相手の速攻を潰す事も出来る。 またポジショニングやボールキープについても 巧みなセンスを持っており、懐の深いプレイヤーとして期待されている。 ・・・が、両者ともそれ以外はレギュラーに劣り、特にキック力では水を開けられている。 だが、それも無理はない。 彼等はまだ若干15歳、本来ならばアッリエーヴィ(プリマの下)の選手なのだ。 選手A「テメェ、ピエトロ!」 選手B「調子に乗るんじゃねえ!!」 ピエトロ「ハンッ! アンタ等じゃローマに勝てねぇって、監督が言ってんだよ!」 マッシモ「ピエトロ、言いすぎだ!」 長身ポストプレイヤーのマッシモがピエトロの挑発を制止する。 ピエトロ、ロデオにこのマッシモを加えた3人が、レギュラーの代わりにFWとしてスタメンを張る。 口汚い罵り合いが飛び出す中、ここまで何も発言していなかった銀髪の少年がここで口を挟んだ。 彼の名はアンドレア・ファルコーニ、銀髪の将軍の二つ名で知られる男である。 ファルコーニは昨年の欧州Jrユース選手権で、キャプテンとしてアズーリを優勝に導いた選手である
[497]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 19:04:44 ID:??? ファルコーニ「起用について疑問はありません。 ですが監督、何故3トップなのですか?」 マッシモ(そ、そうだよな・・・ミランは2トップが伝統。 急に3トップでやれって言われても・・・。) ファルコーニの問いに、FWとして指名されていたマッシモをはじめとした選手達が首を傾げた。 これに対し、ようやくミランの監督は口を開いた。 デ・ニーロ「まず最初に言っておく事がある・・・。 お前達はグランデ・ミランではない、只の弱小だと。」 選手A「なっ!!」 ピエトロ「ヒデェっ!」 デ・ニーロ「対してこの世代のローマは強豪、真正面から闘っても勝ち目はあるまい。」 選手B「だ、だからってそんな奇策で恥を曝したら、プレス(マスメディア)だって騒ぎ立てます!」 デ・ニーロ「では、この中でランピオンを止められる自信のある奴は居るか?・・・アントニオ、お前はいい。 ヘルマーに競り勝って中盤を制する自信のある奴は居・・・アンドレア、お前はいい。」 アントニオ&ファルコーニ「Sir.」
[498]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 19:06:05 ID:??? 空気を読まず挙手したGKのアントニオ・ダンテ、それから中盤の底のファルコーニに対し、 デ・ニーロは呆れた声を出す。 だがこの2人の他に自信を見せ付けられる者はどうやら居なかった。 その事に対してもデ・ニーロは落胆めいた表情を見せたが、気を取り直して話を続けた。 デ・ニーロ「我々が為そうとしている事は、言わばジャイアント・キリングだ。 それを成功させるのに、まともな闘い方をしたって到底無理だ。」 理解しておけ、サッカーの歴史において番狂わせは数多く存在した。 だがその中に、弱者の工夫が無かった試合は一つとして存在しない! 弱者の工夫なしにジャイアント・キリングは存在しない!」 繰り返された監督の強い言葉に、選手達は誰もが口を閉ざした。 文句を言っていた選手らも、全員がそれを理解していたのだ・・・自分達の力不足を。 そしてグランデ・ミランとして栄華を極めるトップチームとの差を。 デ・ニーロ「では戦術を説明する、一度しか言わんぞ。」 ・・・・・
[499]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 19:07:28 ID:??? 〜グラウンド〜 実況「さあ皆さんお待たせしました! 決勝トーナメント第2試合 ミランvsローマ、 もう間もなく選手入場です。 フォーメーションは以下のようになっております。」 ミラン(4-1-2-3) −−−−−−− −J−−−F− Jロデオ Hピエトロ −−−H−−− Iマッシモ −−−−−−− −−I−G−− Iディミトリオ Gデヤン −−−E−−− Eファルコーニ −A−−−B− Aフィリッポ Bアレッサンドロ −−C−D−− Cステファノ Dダニエラ −−−@−−− @アントニオ ローマ(4-3-2-1) −−−−−−− −−−H−−− Hランピオン −−−−−−− −−I−J−− Iヘルマー Jシニーシャ −E−−−F− Eヤルニ Fモンドニコ −−−G−−− Gフィッツウォルタ −AC−DB− Aグレグッチ Cレビタン Dムッシ Bアンノーニ −−−−−−− −−−@−−− @ジョバンニ
[500]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 19:10:54 ID:??? 入場の列の中、ローマの選手達・・・特にDF陣は動揺を見せていた。 レビタン(すためんガコレマデト全然違ウ!?) ヘルマー(あいつ・・知っているぞ、確かファルコーニとか言ったか?) フィッツウォルタ(データに無い選手か・・・ふぅん、それなりに小細工を仕掛けてきたんだね。) ランピオン(ふんっ、相手が誰だろうとやる事は変わらん!) ピエトロ(ゲゲッ、あれがローマの鷹ぁ!? な、なんつー筋肉だよ!) ロデオ(プ、プリマデビューがこんな大きな試合か・・・。でもやるしかない、観ててくれ母さん(マンマ)) ファルコーニ(監督の意図が何だって構わんさ、オレがトップに上がる材料の一つになる限りな・・・。) アントニオ(フンッ、監督はああ言っていたが今日はオレの力を見せ付けてやるぜ!) ・・・各選手の思惑が働く中、間もなくキックオフの時がやってこようとしていた。
[501]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/13(月) 19:14:00 ID:??? 本日はここまででございます、ありがとうございました。 なんか大変アホな間違いをしちゃって程度が知れたわけで。 どっかのUTSUKIにも厳しい返しを受けましたが、我々の業界では御褒美です。 ではまた次回で〜 NPC戦苦手〜
[502]森崎名無しさん:2010/12/13(月) 21:36:25 ID:??? 乙でした〜
[503]森崎名無しさん:2010/12/14(火) 00:03:38 ID:??? モニカたんはオリキャラ? 元ネタがあるのかしら?
[504]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/14(火) 13:19:46 ID:??? >>502 乙どもども >>503 ファンタジスタのイタリア修行編にモブとして登場しています。 でも作者の愛は受けておらず、絵は安定しない、描写ほとんどないの可哀相な子です。 17巻のミラノダービーの時はアンニュイで綺麗な表情が描かれ、セリフも多少あったかな。 余談ですが、ナディアという少女もファンタジスタでモニカの友人関係で登場しており、 今作では名前だけ借りました。今回書いているナディアのキャラのイメージってかモデルは、 ベイビーステップというテニスマンガのヒロインです。んでその作品の主人公はマルコのモデルと。 =============================================== スクリーンに映し出されたフォーメーションとスタメン。 それを見ていたナディアが素っ頓狂な声を挙げた。 ナディア「あれ!?」 マルコ「んっ? どうしたの、ナっちゃん?」 ナディア「ううん、多分何かの間違・・・・。 あぁ、やっぱり! ピエトロとロデオだよ、あれ!」 モニカ「ヘッ・・・?・・・・・・あ、本当! あの2人が出るの!?」 スクリーンからグラウンドに目を移し、入場した選手達を確認したナディアが再び驚いた。 隣に座ったモニカも手で口を押さえ、ハッと息を呑むような仕草を見せる。
[505]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/14(火) 13:21:23 ID:??? 三杉「・・・どういう事なんだい?」 モニカ「あ・・・ハイ。 あの、私達のクラスメートが試合に出るみたいなんです。」 マルコ「えっ! ナっちゃんのクラスメートって事は、まだ15歳とかじゃない?」 ナディア「うん、そうだよ! この前プリマに飛び級したとか聞いたけど、まさか出るなんてビックリ。 それだけじゃなくって、今日のミランは半分以上レギュラーが出てないし・・・!」 この言葉を聞き、マルコは拳で額を押さえて何やら考え始めた。 またレントゥルスとダラピッコラも何やら慌てた様子で相談している。 三杉もこの驚くべき情報に、フォーメーションと照らし合わせて思考を働かせてみるが・・・ A ナディアが今・・・15歳!? マルコ・・・キミは一体何歳からナディアを・・ B 15歳の選手をここで出してくるのか・・・なるほど、秘密兵器というわけだな。 C 居たんだ、ローマには・・・完成されたスーパー15歳が! アンザーニ「それも・・・2人も同時にだ・・・」 D データに無い選手でローマを慌てさせようと言うのか? E その2人をFWの両ウイングにか・・・なるほど。 F そ の 他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
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0ch BBS 2007-01-24