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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】
[721]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/29(水) 13:06:10 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアア 実況「決まったぁぁぁ! ミラン! 遂に、遂に1点を返しました・・・! 後半立て続けに失点してから、良い所が無く時間が過ぎていましたが… ここで素晴らしいインスピレーション、完璧な連携を見せてくれました!」 観客「よくやった、流石ファルコーニ!」「マッシモとロデオもナイス!!」「ロデオGJ!!」 サンシーロが歓喜の悲鳴で揺れた。 ミランサポーターが立ちあがって選手達に賞賛を浴びせたのだ。 劣勢一色で、このまま終わると思われた今日の試合… やっぱり暗黒時代だからな…という落胆を吹き飛ばした重い重い1点だった。 ナディア「すっごーーーーい!! やった! やったよ!」 モニカ「うん! ファルコーニが決めてくれたね!」 バンビーノ「マッシモも上手くやったな…あの判断はベストだった。」 手を握り合って大喜びの女子、そして古巣が見せた意地に感慨深く呟くバンビーノ。 マルコと三杉もそこまでミランに思い入れは無いが、このプレイには感じ入っていた。 マルコ「でも、あのロデオって子がやっぱり良かったね。」 三杉「ああ、彼の思い切った行動がこの得点を生んだんだ。 袋小路に陥っていた中でよくこんな流れを作れた物だ、これは賞賛に値する。」
[722]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/29(水) 13:08:56 ID:??? そしてフィオレンティーナとは離れたスタンドの一角において…。 黒いジャージに身を包んだ男が、このプレイにニヤリとしていた。 ヴァレンティノ「ふぅん…面白いプレイを見せてくれるもんじゃないか。」 彼はACミラン トップチームの一軍コーチ、ヴァレンティノ・ダミアーニ。 6年前まではトップチームで10番を背負っていた程の男であった。 ヴァレンティノ(ファルコーニのパスくらいしか見所ないと思ってたが…。 なかなかどうして…骨がある奴が何人か居る。 特に……。) ヴァレンティノの視線の先は、ロデオ・ストラーロ。 無邪気な顔で仲間達と喜び合っている少年の姿があった。 ヴァレンティノ(悪い空気が凝り固まっている時に思い切ったプレイで打開したのは大きいな。 あの野郎、オドオドした風に見せて“ハートが強ぇ”じゃねえか。) ヴァレンティノはもう一度 ニッと笑うと、姿を翻した。 もうこの試合を見るつもりはないらしく、一直線に出口へと向かっていく。 その顔に生気が溢れかえっている事に、彼を知る者は驚くであろう。 ヴァレンティノ(オレの人生…もう面白い事はないと思ってたんだがな…。 プリマの監督ライセンスでも取っておくとするか。) ※ロデオが「スキル・ハートが強い」を取得しました。 この物語に大きな影響は無いと思いますが、ロデオや松山さんにとっては大事な事なのですw 一旦ここまでっす
[723]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/29(水) 14:45:45 ID:??? トト「最っっ低のデビュー戦だ!!」 ローマの陣営ではトトが喚いていた。 悪くなりかけているチームの雰囲気に拍車をかけるようにである。 当然、チームメイト達は青筋を浮かべてトトの事を睨みつける。 しかしトトは止めない。 トト「ボクがたったの1点だとか有り得ないんだが! しかも決勝点だった筈のボクの1点を守りきれないで… このボクのデビュー戦が台無しだ、どうしてくれる!!」 ランピオン「少し黙ってろ、テメェ1点取った後は何もやってねぇじゃねぇか…!」 トト「それはパスが悪い。」 ブチっ トトの止まらぬ暴言がランピオンの敏感な堪忍袋を一刀両断した。 激しく怒気をはらんだ目でトトに詰め寄ろうとするが…。
[724]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/29(水) 14:48:08 ID:??? ランピオン「このガキ!! だいたい…」 ヘルマー「はい、そこまで。」 ランピオン「止めんなヘルマー!」 ヘルマー「わりーけど、そういう訳にはいかないよな。」 トト「そうそう、逆ギレは困るよ。 子供じゃないんだ。」 このトトの言葉には流石にヘルマーもカチンと来た。 いっつも調停役を買って出ている彼も、思わず語調が荒くなってしまう。 ヘルマー「テメーもいい加減にしろよ、皆お前と違って疲労が溜まっているんだ。」 トト「ふん、何故疲れる?」 」 ヘルマー「テメーが全然守備しねぇからだろうが! ランピオンとオレががテメーのゾーンを埋める為にどんだけ奔走してると思ってる!」 フィッツウォルタ「そういう事だ…積極的に当たる必要はないが、せめてスペースを埋めろ。」 トト「断る、ボクは生粋のストライカーだからね。」 ランピオン「そんな道理が…!」
[725]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/29(水) 14:49:30 ID:??? さらにエキサイトしかけるチームメイト同士の諍(いさか)い。 だがそれをフィッツウォルタが一喝した。 フィッツウォルタ「いいからポジションに就け! 審判にレッドカードを貰いたいのか!」 いつにないフィッツウォルタの怒号にローマ選手達は驚き、渋々散っていく。 審判にレッドカードを貰うというのが洒落にならないと思ったからなのかも知れないが。 フィッツウォルタ(ふぅ…頭が痛いな。 優勝するために皆 必要な人材ではあるが…。 ま、ムッシが何か掴んだのが怪我の功名と思うべきか。) 嘆息しながらフィッツウォルタはCBのムッシに目を向けた。 先程のプレイにおいて、ファルコーニの走り込みに気付いていたのは2人。 フィッツウォルタとムッシだけであった。 追いかけるフィッツウォルタは、 ファルコーニがトラップした瞬間に身体を当ててコースを狂わすしかなかった。 この狙いはファルコーニがノートラップで撃ったために遂げる事が出来なかった。 他のDF、GKが完全に呆気に取られる中、ムッシだけはこのプレイをしっかり見ていた。 そして自らもファルコーニのシュートに反応し、止める寸前までいっていたのだ。 フィッツウォルタ(最終ラインが強固になるのは嬉しい誤算だな。)
[726]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/29(水) 14:50:36 ID:??? 先着で ★ムッシの能力アップ→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ→ブロック+1 ハート→競り合い、ブロック、クリア+1 スペード→全守備能力+1 クラブ→全能力+1 JOKER、クラブA→全能力+2&スキル・冷静を取得
[727]逆襲の若島津 ◆KDdgoChxgs :2010/12/29(水) 14:51:51 ID:o4uPBEfo ★ムッシの能力アップ→ クラブ5
[728]森崎名無しさん:2010/12/29(水) 16:49:29 ID:??? 『totoは守備意識がない』これは利用できるかも
[729]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/30(木) 05:12:28 ID:??? >クラブ→全能力+1 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― フィッツウォルタ(予想外の事態でも冷静に周りを見て、適切な判断を下せるという事実は自信に繋がる… それは即ち全場面において思い切りの良いプレイを期待できるという事。 CBにミルチビッチが居る事を考えれば、ムッシには攻撃力も期待する意味で SBを任せるのも有効かもしれないな。) ムッシが掴んだのは自信…それも元来持っていた冷静さに由来する物とフィッツウォルタは判断した。 それによってムッシはユーティリティが一段階上がり、守備以外の役割もこなせる事が期待された。 そしては… ピッピッピイィィィィィィィ!!!! 実況「試合終ーー了! 結果は2対1、ローマがミランを下しました! アウェイとも言える状況でしたがローマはミランをしっかり抑えたと言えるでしょう。 前半の終盤からはミランが攻め上がれないシーンが長く見られています。 しかし結果は1点差、最後の最後でミランが意地を見せた結果となりました。」
[730]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2010/12/30(木) 05:13:28 ID:??? 観客「あー、負けたかぁ…」「インテルは予選落ち、ミランは決勝1回戦負け…悔しいったらないぜ。」 「でも最後の方は悪くなかったな。」「ああ、暗黒時代とはもう言えないな」「良くやった!」 気を落としながらも、サポーター達は死力を尽くした選手達に惜しみない拍手を送った。 ミランの選手達は敗北したが、それでも得た物は決して小さくは無かった。 それは彼らの表情からも窺えた。 ファルコーニ(今はまだ力不足だった…それが事実だ。 だが次は勝ってみせる。 そして1日も早くトップに上がり…オレ自身がグランデミランを背負うんだ。) ロデオ(実力の差を思い知らされた試合だったけど…でも、本当に勉強になった! 何だか新しい世界が垣間見えた気もするし、次はゴールを決めるよ、マンマ(母さん)。) 下を向かず、観客達に声援の礼を返す彼らの目は未来に向いていた。 そのプレイとその姿はサポーター達に頼もしさを覚えさせ、夢を抱かせるに足りるのだった。 パチパチパチ 一所懸命に声援を送っていたナディアとモニカ。 彼女達も残念そうに、しかし満足そうに拍手を送っていた。 モニカ「残念だったね。」 ナディア「うん、でも凄かったよ。 応援し甲斐あった。」 モニカ「うん…。」
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0ch BBS 2007-01-24