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【そんなタイトルで】アナザー カンピオーネ1【大丈夫か?】
[831]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/03(月) 11:55:00 ID:??? いつの間にかモニカが抱えていた混乱は収まっており、その目は静かで強い光を放っていた。 落ち着いた様子を察したのか、三杉はモニカに再び話しかけてきた。 三杉「モニカ、待ち合わせ場所だけど…あれ、聞いているかい?」 モニカ「あ、はい。 ごめんなさい、大丈夫です。」 三杉「そっか、じゃあ…ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の下で19時に。」 ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世…ミラノドゥオーモ広場北に位置した、 ミラノで最も栄えているショッピングアーケードの事である。 もしも仕立てや取り寄せが必要になったとしても、待ち合わせの場所がそのアーケード ならば、時間的猶予は最も期待できる事は確定的に明らかだった。 つまりモニカに取っては非常に願ったり叶ったりの場所と言えた。 モニカ「(コクコク)分かりました、じゃあ19時に…。 あの、私ちょっとナディア達と…。」 三杉「ああ、すまないね、友達が居るのに。」 そう優しそうに言ってくれる三杉にペコリと一礼し、モニカはナディア達の方へと位置を移動した。 かなり慌てて混乱もしたが、自分のやるべき事がハッキリとしたのは満足すべきだった。 ホッとしながらナディアの傍までやってくると、彼女は顔を覗き込みながらこう言ってきた。 ナディア「にやにや、にやにや。」 モニカ「な、なによう。」
[832]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/03(月) 11:57:53 ID:??? ナディア「なに話してたの〜? またまた私のイイ雰囲気レーダーに反応したんだけど〜。」 モニカ「プッ なんなの、そのレーダー。」 クラウディア「それだけ2人の周りの空気が違ってたって事よ。」 ナディアの不思議ちゃん発言に思わず吹いてしまうモニカ。 っしてクラウディアがその発言の解説をするのはいつもの事だった。 …その筈だが、モニカは今クラウディアの声に少し動揺した。 それは女の勘と言うか観察力が彼女にそうさせたのだ。 モニカ「あっクラウディア……。 っと…あの……明日一緒に食事する事にナリマシt…」 ナディア「本当!?」 クラウディア「あらあら、良かったじゃない!」 モニカ「ごめんなさい、クラウディア…アタシ…抜け駆けしちゃって…」 ついつい語尾が小さくなってしまうモニカ。 モニカはクラウディアも三杉に対して興味がある気がしていたのだ。 それなのに(テンパった結果とは言え)自分だけがアピールし、 そして食事誘われるまでなった事が少なからず後ろめたかった。 しかしクラウディアはそんなモニカの態度に笑って答えるのだった。
[833]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/03(月) 11:59:26 ID:??? クラウディア「プフ そんな事 考えてたんだ? 大丈夫よ、私のは少し違うから。」 ナディア「…と、申されると!?」 だがモニカより速くクラウディアの言葉に興奮気味に食い付いたのはナディアの方だった。 余りの引きのよさにクラウディアはもう一度噴き出したのだった。 クラウディア「興味は確かにあったわ、あの人は兄さんがあの大けがで自暴自棄になっていた時、 希望…って言うのかな、そういうのを与えてくれた人だからね。」 モニカ「そうなの!?」 ナディア「知らなかった!」 クラウディア「そうそう。 お陰で兄さんはサッカーを諦めず、治せる医者を求めて失踪して… 治して戻ってきたかと思えば、今度はフィレンツェのクラブ寮に住み込むって話。 兄さんにはサッカーなんてやめて欲しいと思っていた私にとっては、 逆に引き離されるような形になっちゃったからね。 凄い人と思う反面、一方的に恨んだりもしてたなー。」 モニカ「そっか…。」 ナディア「なるほど…クラウディアのサッカー嫌いって、そのせいだったんだね。」 クラウディア「うん、だから私がミスギさんを気にしているって思ったモニカは正解。 でも所詮そこまでの興味だったから、モニカは私に対して遠慮する事ないんだよ?」 モニカ「そっか…ごめんね、ありがとう。」 ニコッと笑ってくれたクラウディアの顔がとてもとても綺麗だとモニカは思った。 何より自分に気を遣って、色々と吐露してくれた友人の優しさが心の奥まで染みた。 涙目でウルッときそうになるのをグッとこらえ、モニカは笑顔を返したのだった。
[834]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/03(月) 12:02:45 ID:??? ナディア「それじゃ、三日後頑張ってね。 にこにこ。」 マルコ「うん、がっかりさせたくないしね。」 クラウディア「兄さんもね、辛い事あったらちゃんと言ってよ?」 バンビーノ「分かってるさ、心配するな。」 …その後 一同は駐車場に到着し、フィオレンティーナの選手達はバスに乗車していった。 ナディア達はローマ戦での応援を彼らに約束し、その姿を見送ったのだった。 モニカにとってはここから忙しい時間の始まりである。 モニカ「じゃあ2人とも、私ちょっと用事があるからここでお別れね。」 ナディア「あれ、そうなの? 一緒にジェラートでも食べようと思ってたんだけどな。」 クラウディア「用事って?」 モニカ「あ…うん、あの私ってディナーに着て行けるような女性らしい服って持って無くて… だから今から探そうと思ってるの。」 ナディア「えーーーーー!」 モニカの発言に驚きを一切隠さなかったのはナディア。 あまりの様子にモニカは思わず目をパチクリさせた。 そして、ナディアが続けて放った言葉に思わず苦笑してしまうのだった。
[835]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/03(月) 12:06:20 ID:??? 先着で ★その言葉とは→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ、スペード→ナディア「水くさいよモニカ、私も一緒に探す!」 クラウディア「私もよ。」 ハート→ナディア「今から探すって無理じゃない?」 クラウディア「私のドレス貸そうか?」 クラブ→ナディア「ダメだよ、モニカは美し格好良くなくちゃ! ど、ドレスなんて…!」 JOKER→イスラス「話は聞かせて貰った…」 ディッテン「オレ達に任せてくれ。」 クラブA→ルーベン「話は聞かせて貰ったぜ!」 ブルノ「オレ達に任せろってばよ!」 ハートA→ファルコーニ「話は聞かせて貰った…」 ピエトロ「クラウディア、デートしてくれぇぇ!」
[836]森崎名無しさん:2011/01/03(月) 12:41:05 ID:ksLBx6AI ★その言葉とは→ ハートK
[837]森崎名無しさん:2011/01/03(月) 12:51:18 ID:??? 女性陣気合十分
[838]森崎名無しさん:2011/01/03(月) 12:59:17 ID:??? この分岐の多さなら 審判腐敗「ウム、話は聞かせて貰ったぞ!」 弟子「キングオブ○ートの名に掛けて!」 「「お前にィィッ!最高のおォォ!ドレスをォォ!」」 みたいなのが無くて良かったねw
[839]森崎名無しさん:2011/01/03(月) 13:34:17 ID:??? クラブAはやめろぉ!
[840]森崎名無しさん:2011/01/03(月) 13:55:23 ID:tTmTemrA >>838 コ○パのオーダーメイドですね分かります
[841]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/04(火) 13:05:46 ID:??? >>837 2人とも実に協力的ですね。モニカが友人に恵まれているのか、カード神の運命力なのか… >>838 マスターの事をしっかり覚えていてくれる>>838にスレ主は感激ww この場合ドレスは巨大な布切れになりますがw >>839 どんな阿呆らしい展開になるか、ルーベンはともかくブルノさんは危険すぎる… >>840 コスプレ衣装って安くなりましたよねー。 =============================================== ハート→ナディア「今から探すって無理じゃない?」 クラウディア「私のドレス貸そうか?」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ナディア「今から探すって無理じゃない!? カクテルドレス探すのってかなり大変だよ?」 腕をワタワタと振りながら大慌て…といった様子でナディアはそう言った。 だがあまりに予想通りの内容で、モニカは思わず苦笑してしまう。 モニカ「やっぱりそうかな?」 ナディア「そりゃそうだよ、気に入るデザイン、色、サイズ、それと自分に似合うかとか… 実際に見立てて試着もしなくちゃだし、そうそう数もこなせないよ。」 クラウディア「そうよ、コッチの方だってかかるし…私のドレス貸そうか? 」 ここは流石にクラウディアも口を挟んできた。 年頃の女性ならば自分のドレスを探してきており、その大変さは解っているのだ。 自分のドレスならばモニカのサイズには合う筈と、貸与を勧めてくれるのだった。 だが…
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0ch BBS 2007-01-24