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キャプテンブライト6
[488]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/21(木) 04:19:27 ID:T7jaC4QY >>486 セリフのおおまかな確認もあって、一日余分にかかったなんて、言えない…(ついでに観賞したしw) 塾長狙撃の時(随分前)とか、奈々がサリンジャーうんぬん言ってたのがフラグでしたw 当時のあおいの言葉も攻殻から。 >>487 次の試合、大活躍(強制出撃)の予定です。…いつになるかは、ともかく。 --- B:桜子のところへ行けば、女性陣のことはわかるかな。 女子寮。普通なら心ときめく言葉であり、潜入してみたい場所ではあるが。 ことWB隊の駐留している女子寮は別だ。 芝村舞や原素子がいる。後付けの書類一枚で命すら左右される、ある意味、治外法権な場所。 ブライトが躊躇っていると。 顔に迷彩ペイントを塗り、軍服姿で、異常な速さで匍匐全身している奈々とスレ違った。 …彼女のことを、お化けや幽霊と誤認する者も多いが。まあしかたないことだろう。 奈々「あれ、ブライトさん」 ブライト「奈々か。何してるんだ?」 奈々「見てわかりません?」 ブライト「すまない、全くわからない」 奈々「帰宅の練習ですよ。今は戦場で本隊から、はぐれて装備も失った時。一人で陣地まで帰宅する訓練中です」 ブライト「奈々は真っ先に帰宅したって、聞いたけどな」 奈々「試合から帰宅はしましたよ。そのあとコンビニに出かけて帰宅して、本屋さんに行って帰宅。学校へ行って帰宅。 練炭自殺から帰宅。…でもタイムはいいんですけど、ちょっとテレマーク姿勢が甘いんですよね」 ブライト「大変なんだな、帰宅部って…」 奈々「(…ハッ。私は普通の女子校生になりたいのに!)」 もう色々と手遅れである。
[489]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/21(木) 04:27:48 ID:T7jaC4QY 奈々「ブライトさんは何してるんです?」 ブライト「右舷側を防衛した女性陣はどうしてるかと思って様子を見に来たんだ」 奈々「あおいちゃんはどこかへ行ってましたけど、他の皆は今、大勢が道場に行ってるみたいですよ。一緒に行きます?」 ブライト「そうだな。じゃあ一緒に行こう」 奈々「少し待っててくださいね。帰宅してから、出なおしてきますから」 ブライト「(いちいち帰らなくても…)」 奈々は音速に近い速度で、匍匐したまま帰って行った。 だが。今度はなかなか女子寮から出てこない。 いい加減待ちくたびれていると、ようやく奈々が戻ってきた。 顔に塗っていた迷彩ペイントは落とし、いつもの制服姿で、ふんわりといい香りまでさせている。 ブライト「…やけに遅かったな」 奈々「ごめんなさい、女の子ですから。着替えとシャワーしてきたんで」 ブライト「それにしても遅いだろ」 奈々「私、『出発』は速くないんですよ」 ブライト「あぁ、そう…」 ----- 灯里「業務連絡、業務連絡。今日はこれだけです。理想は22:00〜23:00頃から書き始めればいいんですけどね。 酒飲んでほろよい&うたた寝→動き始めが26:00〜27:00とかで。 そこから睡眠薬→PC起動→結果確認→考えて→出力→本格睡眠、の順番。効率悪いですねぇ…。 お酒、飲まなきゃ全て解決な気もしますが。今度、大丈夫判定委員会に判定してもらいます。それではー」
[490]森崎名無しさん:2011/04/21(木) 12:10:32 ID:??? 二度寝生活はあまり健康によろしくないですよ乙でした〜
[491]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/22(金) 02:32:24 ID:NYaVPN3c >>490 そうなんスよね…。それに飲んだ後にグダグダしなかったら、この時間に来れました。 そう言えば以前はこれくらいだったような。 --- <WB内:道場> 桜子とアリーナが、取っ組み合いのような訓練をしていた。 謙信ちゃんは正座してそれを見ている。 灯里は隅っこで、うとうと眠っていた。普段は腕に抱いている白い物体…なんだったっけ…あぁ、アリア社長(猫)だ。 今はそのアリア社長の姿は見当たらない。 そしてなのはは、ふよふよ浮いたまま寝ている。…器用だ。 ブライト「あおいはどこかに行ってるんだよな。正規メンバーってこれだけだったっけ?」 奈々「あと蘭ちゃんがいますが…彼女もどこかへ行ってるみたい。…リュウさんと一緒でしたね」 ブライト「あぁ、リュウと蘭は い ろ い ろ あるんだ」 ミライさんとか、芝村&原とか、ワールド(アレはスタンドだが)がいないと、意外と少ない人数である。 奈々「じゃ、私はそろそろ帰ろうかな」 ブライト「早ッ!」 奈々「え。結構、長くいたつもりですけど」 ブライト「着替えてシャワー浴びて出なおしてきて、30秒で帰るのかよ! だったら軍服のままでいいじゃんか!」 奈々「そこは、それ。女の子ですから」 ブライト「お前の判断基準がわからんが…それより、桜子とアリーナは何をしているんだ?」 奈々「訓練…だと思いますけど」
[492]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/22(金) 02:37:06 ID:NYaVPN3c 桜子は普段の柔道着姿であったが…頭部を保護するヘッドギアと、身体の色々な部分に防具をつけている。 一方のアリーナは、シャツとハーフパンツだけの軽装。道場の片隅に、脱ぎ散らかした普段着が散乱していた。 いつもより露出度が高く魅力的かと言うと、そうでもない。手にオープンフィンガーグローブをはめているからだ。 どうしても暴力を連想させるし、実際にやってることも暴力だ。 アリーナ「ねー、桜子ぉ。まだやるの?」 桜子「ひゃうのっ」 食パンをくわえながら。桜子は低い姿勢でアリーナに突っ込んでいっては…かわされている。 ブライト「…ねえ。なんで桜子は食パンくわえてるの?」 奈々「さあ?」 またも、突進する桜子だったが…今度は。アリーナの膝が、綺麗に桜子の顔面に入った。 カクンと、後ろに倒れる。起き上がらない。 ブライト「おい、今の綺麗に決まったぞ。大丈夫か!?」 奈々「はい。3秒以内だったら、地面に落ちたものを食べても大丈夫です!」 ブライト「…奈々はなんで、桜子より食パンの心配をしている」 #このあと食パンは、スタッフがおいしくいただきました。 奈々「帰宅部員なら。紛争地域からの帰宅のために、地面に落ちて3ヶ月経過した食パンですら食べますけど」 ブライト「それは食パンというか、もはやカビの塊になってる気もするが。たくましいな…」
[493]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/22(金) 02:39:22 ID:NYaVPN3c 謙信ちゃんが立ち上がって、倒れた桜子に近寄り、観察していた。アリーナも顔を覗きこんでいる。 謙信「…舌を巻き込んでもいないし、意識もあるし、問題ない。が…。今日はこれ以上、無理に思う」 桜子「お、オクレ兄さん…刻が見える…」 ブライト「本当に問題ないの!? なんか意味がわからないこと口走ってるぞ!?」 謙信「……。いつものことだ」 ブライト「納得しちゃう自分がイヤだ。それよりさっきから、桜子たちは何してるんだよ?」 アリーナが腕で汗を拭いながら、座りこんだ。よっぽど疲れているらしい。ステータス画面が黄色くなっている。 アリーナ「桜子がさぁ。諸手刈りからマウントポジションを取りたいって言うから、つきあってたの」 ブライト「……」 謙信「…桜子殿は、組み合えば強いのだが。諸手刈りは慣れていないようだ」 アリーナ「だよねー」 謙信「遠目で見てもわかる。桜子殿が、左右のどちら側に重心を移すか。どのタイミングで来るか。予測できる」 アリーナ「ねー。だいたい半々くらいで、どっちから来るかわかるわ。いつ来るかは知らないけど」 ブライト「(半々じゃ、まるでわかってないと思うのだが…)」
[494]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/22(金) 02:42:17 ID:NYaVPN3c アリーナ「そうだ。奈々は桜子に、技、教えてあげられないの? 柔道できるんでしょ?」 奈々「私じゃ無理ですよ。そもそも足を取りに行く技って、あまり柔道じゃ歓迎されないんです。謙信ちゃんさんは?」 謙信「やれぬこともない。が…相手が武器を隠し持っている可能性を考えれば、諸手刈りは危険だ。 なまじの腕では、やらぬほうがいいと思うのだが…」 ごちゃごちゃ話していた時だった。道場の入り口に、ふと気配を感じて、皆が見ると。 ユリアが食パンをくわえて立っていた。 ブライト「なにこの展開…」 アリーナ「わぉ。ユリア? 本物!?」 謙信「…いや、魂を感じぬ」 奈々「そうですね。ゴーストを感じません。リモート義体のようです」 ブライト「(なんでこの二人に、そういうことがわかるんだろう)」
[495]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/22(金) 02:44:16 ID:NYaVPN3c ユリア人形はゆっくりと歩いてくると…ブライトに紙切れを手渡してきた。 ブライト「『もらいものだが いらぬ この人形を好きに使うといい』って書いてあるんだけど…」 アリーナ「わー! 凄い凄い、お部屋に飾るのね?」 ブライト「……」 奈々「それよりこのリモート義体。なんか イ カ 臭 く ありません?」 アリーナ「人形なのに、く わ え る ことができるのも凄いわ!」 謙信「…奇妙な振動音がするが」 奈々「携帯の バ イ ブ 機能ですかね。電話に出てみましょうか?」 ブライト「…見るんじゃありません!!」 アリーナ「え?」 謙信「?」 奈々「?」
[496]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/22(金) 02:45:52 ID:NYaVPN3c ブライト「いいから、良い子は見ちゃいけません!」 アリーナ「えー」 ブライト「この人形は芝村舞にでも頼んで、なんとかしてもらうから」 ユリア人形は、その場で、メモ帳に文字を書いて。見せてきた。 『ことわる』 ブライト「…わかった。じゃあユリアさん? 貴方はこの場所に行きなさい」 ブライトがメモ帳に住所を書くと。ユリア人形はそれを受け取り、肯いて。ゆっくりと立ち去って行った。 アリーナ「あーん。もったいない」 ブライト「いいの!」
[497]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/22(金) 02:51:30 ID:NYaVPN3c ごちゃごちゃとやっていたからか。道場の隅で、うとうとしていた灯里が、伸び上がった。 灯里「ふわぁ…。ねむねむ。皆さん、がんばりますねー」 ブライト「灯里か。もう部屋に戻って寝なさい。お前は主に音声的な意味で大活躍だったんだから」 灯里「はぁい。あ、そうだ。桜子さんがやろうとしてたことって、私、できますよー?」 奈々「諸手刈りを?」 灯里「ちょっと違うかもしれませんけど。じゃあアリーナさん、行きますよー」 アリーナ「へ? 防具もつけないで、危ないってば」 灯里「とうっ!」 アリーナが。本気を出していなかったとはいえ、全く反応できなかった。 決して、速度そのものが速かったわけではない胴体へのタックル。 緩急。 アリーナ「え」 奈々「一本!」 謙信「…見事だ」
[498]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/04/22(金) 02:53:21 ID:NYaVPN3c だが、それだけでは終わらない。 手馴れた感じで、灯里はアリーナの胴体の上に馬乗りになった。 マウントポジション。 アリーナ「え!? ちょっ! 待っ! うごけない…ッ!」 灯里は寝起きが良いのか悪いのか。 ゆっくりと。ゆっくりと、アリーナに顔を近づけていって。 もう少しでキスしそうになる程の距離で。 …叫んだ。 灯里「…意外ッ! それは髪の毛っ!」 アリーナ「なッ…いやぁぁああぁあぁああ!!」 灯里「…ふぅ」 アリーナ「お、オクレ兄さん…刻が見える…」 ガクッと気絶するアリーナ。呆然と立ち尽くす、ブライト・奈々・謙信。 空中に浮かんだまま居眠りしている、なのは。 灯里「ふわぁ…。それじゃ、私、戻りますね。おやすみなさーい」 ブライト「お、おやすみ…」 奈々「よい帰宅を…」 ふらふらと、灯里は帰っていった。
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0ch BBS 2007-01-24