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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[916]森崎名無しさん:2011/04/24(日) 20:43:32 ID:??? 脇役といえば、そろそろ将来性のあるサンタナの出番かな?
[917]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:09:02 ID:??? >>912-913 どうも乙感謝です。 まあ主力が抜けても強いですからw (というか抜けて勝てないならこんな展開にしません) 反町の圧倒的強さを実感してください。 >>914 どうも。第三部はもしなるとしてもずっと先の事になるので、 それまで退屈な思いをさせてしまうかもしれませんがすみません。 >>915 ありがとうございます。あまり脇役を目立たせすぎるのもいけないのでしょうが、つい書きたくなっちゃうので。。。 >>916 次のサンタナさんのターンは雛さんが加入をしてからですね。 外伝の方はサクサクと展開をしていくつもりです。
[918]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:29:44 ID:??? こうしてフランスJrユースの面々が、大会を明日に控えた中、無理を承知で練習をしていた頃。 一方でそのフランスへと派遣された選手――古明地さとりはといえば。 同じく地獄へと落ちた、若き天才GK――若林源三とともに練習をしていた。 若林「いくぞ、さとり……はぁっ!!」 バシュッ……ギュオオオオオオオッ!! とてもゴールキーパーとは思えない爆発的なキック力を生かし、思い切りシュートを蹴り放つ若林。 シュートを撃った場所はさとりの苦手としているペナルティエリア外。 そのシュートは、以前のさとりならば、まず間違いなく弾くのが精々といえたものだったが……。 キュッ……バッ!! さとり「と め ま す ! !」 バシィィイイイッ!! しかし、古明地さとりは横っ飛びで見事にそのシュートを止めて見せた。 しかも、ワンハンドキャッチという余裕を見せる止め方で。 さとり「ふぅ……ふぅ……。 ……ここまでにしましょう、明日はもう試合。 これ以上の練習は、明日の試合に悪影響を出します」 若林「ふん……俺には出場できる目は無いというのに、よくそんな事が言えるな」 さとり「ふふ……源三君なら大丈夫、正GKに戻れますよ」 若林「簡単に言うな。 大会が始まれば、余程のことが無い限りGKの交代なんてものはない。 全日本のB組は西ドイツくらいしか強敵がいない以上、しばらくは森崎の天下が安泰だ。忌々しい事にな」 さとり「……それでもきっと大丈夫です、きっとね」
[919]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:30:45 ID:??? 額に流した汗をタオルで拭いつつ、今日の練習を切り上げようとするさとり。 それに対して、若林は若干不満そうな表情をしながらも頷き……。 2人は軽口を叩きあいながら、じっと互いを見やる。 巨漢の男に、見るからに華奢な女。 このフランスでの合宿の間、ほぼ毎日をともに過ごした地の底に落ちたキーパー。 この秘密の特訓も、大会前日のこの日が――とうとう最終日。 即ち、2人の別れの時という事となる。 自然、2人は軽口を叩きあいながらも……どこか不自然な沈黙に包まれる。 さとり「……源三君には、本当に感謝をしています。 貴方がいなければ、私はいつまでも立ち上がれなかった。 ここまで私がやってこれたのも……源三君のお陰です」 若林「……何を今更言ってやがる。 お互いが得をする為だけの、共同練習だった筈だろう。 感謝なんてするんじゃねぇよ」 不意にこの沈黙を破ったのは、さとりの方だった。 彼女はその顔に、僅かな笑みを浮かべながら若林への感謝を告げ……。 それを受けた若林は戸惑うようにうろたえながら、ぶっきらぼうに返答しそっぽを向く。 しかし、そんな若林の心情は……覚妖怪であるさとりにはよく聞こえていた。 さとり「……『俺の方こそ感謝している』ですか。 ふふ……」 若林「!! か、勝手に人の心を読むなと言ってるだろうが!」 さとり「そうは言われましても、私にとっては呼吸をするようなものですから……。 ふふ……源三君は、もう少し素直になってもいいと思いますよ?」 若林「く、くそっ……これ以上からかうだけならもう帰るぞ! 元々、俺とお前は敵同士なんだ! 大会が始まれば、そんな事も言えないくらいにボコボコにしてやるぜ!」 さとり「……そうですね。 お互いが優勝を目指す以上、私達は敵同士ですものね」
[920]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:31:45 ID:??? 若林の心を読み、それをさらりと喋るさとりに……。 当の若林は顔を真っ赤にしながら怒りを露にし。 自身が持ってきていたスポーツバッグを引っつかみ、帰路につこうとする。 そんな若林の様子を見ていたさとりは……しかし、やはり微笑を湛えつつ、小さく、呟く。 さとり「……私はD組、幻想郷を筆頭に多数の強豪国に囲まれたグループ。 はっきり言って、決勝に上がるのは至難の業でしょう」 若林「……ふん、今更、弱気にかられているのか?」 さとり「いえ、まさか。 むしろ、逆ですよ」 言いながら、さとりはキーパーグローブを外し……そっとゴールへと視線を向ける。 横は7.32メートル。縦は2.44メートル。 このゴールの大きさに比較をすれば、ほんの小さなボールを。 この大きくぽっかり口を空けたゴールへ入れるのが、サッカーの基本ルール。 さとりや若林の役割は、その小さな小さなボールをゴールに入れないよう……体を張って阻む事。 文字にしてみれば、なんとも途方に暮れるかのような話に思える。 さとり「何点も決められればザルと呼ばれ、疎まれ、蔑まれる。 一度の失敗が取り返しのつかない事になり、どれだけ成功しても試合終了の笛が鳴るまでは安堵をする事はできない。 ……一度は、心が読めるというだけでこのポジションを選んだ事を悔やみました。 もっと華やかなFWやMFが良かったとも、思いました」 若林「………………」 さとり「でも……今は、逆に楽しみなんです。 大会に出てくるあらゆるストライカーのシュートを止めて、驚く顔を見るのが」 若林「……それがGKの楽しみ、愉悦感というものだ」 さとり「ふふ……ただ、やはり少し怖くもあります。 また蔑まれる事になるのではないかと、不安にもなります……」
[921]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:32:54 ID:??? かつて反町の驚異的なシュート力の前に何も出来ず、ザルキーパーの烙印を押されたさとり。 そんな彼女は、やがてこのGKというサッカーをやる上で或いは一番損なのかもしれないポジションに嫌気がさしていたが……。 しかし、その思いも……若林とともに練習を繰り返し。 また、フランスJrユースのヘタながら努力を繰り返す面々を見る事で、前向きになっていった。 だが、染み付いたトラウマというものは、そう簡単に拭えるものではない。 眼前に迫る強烈なドライブ回転のかかったシュートに、それに為すすべなく吹き飛ばされる自分。 そして、スコアボード上に増えてゆく敵チームの点数に、観客達から聞こえる陰鬱なため息。 それらはさとりの心の奥深くにしっかりと根強くこびりつき、今尚、さとりを苦しめる。 自身の肩を抱き、小さく震えながらさとりは再び黙し……。 若林はさとりの気持ちがわかるのか、ただ無言でスポーツバッグを肩に下げながらさとりを見つめていたのだが……。 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★誰も得しないフラグ→!card★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→さとり「源三君……私に勇気を下さい……」 言いながらさとりは衣服を脱ぎ……若林の浮き球がアップ!! ハート10以上→さとり「源三君……私に勇気を下さい……」 なんとさとりは目を瞑った! ハート9以下→若林「大丈夫だ……今のお前なら、もう二度とザルとは呼ばれん」 若林がそっとさとりの手に自らの手を重ねたぞ! クラブA→ハート10以上+松山「若林、今日は練習禁止だぞ! 何やってるんだ!」 真面目な松山君が連れ戻しに来ました。 それ以外→さとり「……ふふ、ごめんなさい。 やっぱり私は弱いですね……」 しばらくしたら落ち着いた!
[922]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:33:24 ID:??? ★誰も得しないフラグ→ ダイヤ10 ★
[923]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:35:23 ID:??? フラグバキバキ
[924]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:35:49 ID:??? マーク違いでござる
[925]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:58:27 ID:??? 勇気を下さいぜひとも見たかった
[926]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 01:00:16 ID:??? そしてKY松山も見たかったw
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0ch BBS 2007-01-24