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11人の戦士たち
[528]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:03:40 ID:??? 佐野「むがぁぁぁぁあっ!?」 ゴカァンッ!! 急に止まったが為に佐野はダッシュボードに顔を打ち付け、キスをしてしまい……。 そのまま座席に重力と共に戻り、ゲホゲホと咳をしながら再び視線を横のクーガーに向けた。 クーガーは先ほどまでつけていたサングラスをチャキリと額まで上げつつ、 ハンドルに両腕と顎を乗せてフロントガラスから上空を見上げており……その頬には相変わらず、汗が滲み出ている。 クーガー「……この俺が、見失うとはなァ」 佐野「だ、第一声がそれかよ……うぷっ……。 お、おげぇぇぇ〜……」 クーガー「どうしたァ、佐野? 体調でも悪くしたかァ?」 佐野「だ、誰のせいだと……。 っていうか、クーガーさんこそ大丈夫かよ? 顔色悪いぞ?」 脳味噌シェイクが終わり、ようやく平穏を取り戻した佐野であったが……。 そうなればそうなったで、今まで耐えてきた嘔吐感が一気に押し寄せ、 思わず車の窓を開け放ち身を乗り出してマーライオンの如くそこからリバース。 それを見ながらクーガーは呆れたような声を出すのだが……一通り出して落ち着いた佐野はクーガーに突っ込みを入れつつ。 そんなクーガーこそ体調は大丈夫なのか、と問いかける。 が、これにはクーガーも笑みを浮かべてふざけたように返すのだった。 クーガー「俺の顔色が悪いぃ? 冗談だろ佐野ォ。 この早寝早起きを信条とする俺が体調不良なんてもんになるか」 佐野「……あれ? さっきまで脂汗とかめちゃめちゃかいてなかったっけ?」 しかし、確かによくよく見てみれば……先ほどは顔色が悪く、脂汗をかいていたように見えたというのに。 今のクーガーの顔色はすこぶる良く、額にも頬にも汗など一滴も流れていない。
[529]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:04:51 ID:??? クーガー「見間違いだろ〜? ちっ、しかしあの妖怪め……次こそは必ず追いついてみせる!」 佐野「空飛んでるし無理なんじゃね?」 クーガー「どんな世界の誰だろうと! この俺よりも速い存在などいる筈が無い!!」 佐野「(無茶言ってる……)」 心底悔しそうにそう呟きながらクーガー、これに佐野は思わず呆れ、肩を竦めるしかなかった。 そして、佐野は尚もまだ体調がすぐれない為にクーガーに少しだけ休ませてくれと告げてから吐瀉物を踏まないよう車外へと出。 そこで新鮮な空気を肺一杯に吸い込んで、気持ちも体もリフレッシュさせる。 この佐野を運転席から見ていたクーガーは……こちらも車内で座席に体を預けながらリラックスし……。 ふと、手を持ち上げて軽く握り、開きを繰り返してみる。 クーガー「(……思うように突っ走れないってのが、これだけ辛い事とはなぁ)」 それはクーガーにとっては認めない事実で……しかし、現実だった。 そのまましばらくクーガーは手の感覚を確かめるように、その単純な作業を繰り返し……。 数分後、ようやく手の握力が"戻って"きた事を確認した後、外に出ていた佐野を呼び返し、帰路につくのだった。 車で。 佐野「……え、これで帰るの?」 クーガー「徒歩で帰るなら好きにしろ、ただ、霊夢の話だと人食い妖怪とかもいるんだったか?」 佐野「……何その究極の二択」 数十分後、博麗神社に帰り着いた佐野は本日二度目のリバースをした。 ※クーガーと仲良くなりました。 ※クーガーの新聞屋さんに対する感情が クーガー→(俺より速い筈が無い!)→新聞屋さん になりました。
[530]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:05:57 ID:??? ☆誰とのイベントを発生させますか? A.アイビス B.カイン C.クーガー D.剣崎 E.水銀燈 F.ダークドリーム G.ブースター H.ユーノ I.律子 J.レイ 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。 ☆残り回数2/3
[531]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:06:11 ID:F87F/mCA J
[532]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:09:10 ID:vhF20DtY J
[533]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:11:02 ID:??? クーガーの問題はやっぱスタミナかぁ
[534]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:11:21 ID:??? クーガーさんの体はボロボロ
[535]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:12:51 ID:??? クーガーさんと並ぶ即戦力級のお方が選択された所でひとまずここまで。 続きは明日以降書かせていただきます。 それでは、お疲れ様でしたー。
[536]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 01:14:46 ID:??? 乙でしたー それにしても懐かしいキャラばっかりだなぁ
[537]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/22(木) 23:43:15 ID:??? 昨日に続いて今日も更新はお休みさせてもらいます。 明日は何とか時間取れると思うので。 それであ。
[538]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/24(土) 00:18:46 ID:??? >J.レイ ============================================================= 佐野「うぅ……午前中は酷い目にあった……。 あの車はもはや別の意味で走る凶器だ……」 まだ頭がぐわんぐわんと揺れる感覚があり、心底気持ち悪そうにうめき声を上げる佐野。 当然そんな状態では昼食を取る事も、再びどこかに出かけるという事も出来ず。 彼は博麗神社の縁側でぐでぇ、と横になりながら体力の回復に努めていたのだが……。 レイ「ハッ! ハッ! ハァッ!!」 ビュンッ! バッ! バッ!! 佐野「んぃ……?」 不意に聞こえてきたのは、気合の籠った女性の声と何かを高速で振るう時に鳴る風切音。 一体何事かと、佐野はごろりと寝返りをし、音が聞こえてきた方を見やる。 するとそこにいたのは、流れるような動きで次々と体を動かし、汗を流しているレイ=クウゴ。 見るからに中国系ですと言わんばかりのチャイナ服を着込んでいた彼女は――。 やはりその期待を裏切らず、中国武術の達人であると以前佐野は自己紹介の折に聞いた。 ならばあれはその武術の訓練――いわゆる演武をやっているのだろうと納得をしつつ。 佐野はしばらくその光景を見守っていた。 佐野「(それにしても……)」 流れる汗に、揺れる三つ編み、きびきびとした動きは素人の佐野から見ても美しく。 佐野は思わず感嘆の息を吐くのだが……。 佐野「(……………………)」
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0ch BBS 2007-01-24