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11人の戦士たち
[723]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/22(水) 00:58:01 ID:??? ラストスパートに入った直後、文はクーガーをも上回る凄まじい加速力を見せ一歩先に出た。 これにはクーガーも思わず驚き目を見開くが、文は更に突き離すべくぐんぐんと突き進む。 クーガーとしても己のプライドを賭けた上で負けられない戦い。 尚も食い下がり追い抜こうとするが……文はそんなクーガーを一歩も寄せ付けない。 クーガー「ぐっ……くそったれぇぇぇぇぇええええええええ!!」 文「(……人間の割には本当に足が速い。 伊達や酔狂で私に喧嘩を売ってきた訳でもないようね。 だけれど、やはり私の方が速く――"巧い"!!)」 キュッ! ダンッ!! 文「ゴール!」 クーガー「くっ……! 俺が遅い……俺がスローリィ……?」 そして、その差は縮まる事なく、2人は人里の出口へと到達をした。 結果は文が、クーガーに1メートル近くの差をつけての勝利。 もしも常人がこの結果を聞いたならば、あの射命丸文に人間がそこまでの勝負をしたなんて――と、驚く事は間違いないだろう。 だが、そんなものはクーガーにとってなんら関係が無い。 クーガーにとって重要なのは、自分がスピードを競う勝負に負けたという事実のみである。 この結果は速さを何よりもの信条とするクーガーにとって受け入れがたいものであったが……。 しかし、それを跳ね除けいちゃもんをつける程クーガーは子供でもなく。 また、事実を事実として受け入れる切り替えの速さも彼はずば抜けて速かった。 クーガー「…………確か、幻想郷で最速と言っていたな」 文「あややや。 ええ、そうですとも。 一部、自分こそが最速だと言って聞かない人間も貴方以外にいますが……。 自他ともに認めているのは私くらいなものです」 クーガー「ふん……射命丸文か、確かに刻んだぞ、お前の名前」 ニヒルな笑みを浮かべながらそう呟くクーガーの目は、鋭く文を見つめている。 その瞳は必ずお前を超えてみせると言っているように見え……。 それを見た文はこれまた愉快そうに笑みながら、クーガーに返答をする。
[724]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/22(水) 00:59:08 ID:??? 文「ええ、ええ、刻んで下さい。 ジャーナリストは名前を憶えてもらってナンボですから」 クーガー「次に会う時には……俺の名を刻ませてやる」 文「それは結構。 この射命丸文、いつでもどこでもなんでもウェルカム。 駆けっこ、弾幕ごっこ、サッカーまで……どんな挑戦でもお受けしますよ」 クーガー「? お前もサッカーをやっているのか……?」 文「おや、その口ぶりだとあなたもですか。 ……ふふ、では試合でお会いできる日を楽しみにしていますよ。 準備が出来たら我ら4ボス劇団と是非とも試合を申し込んでくださいね。 ではでは!」 己のプライドとプライドを賭けて戦った後の勝負に、余計な言葉は不要である。 敗者は負け惜しみを言わずに、しかし再戦の時を誓い。 勝者は勝ち誇る事もなく、相手が再び挑んでくる時を待つ。 また、思わぬ所で速さに対するこだわり以外の共通点――サッカーというものを見つけた両者。 そちらでの戦いでも負ける訳にはいかない、と……2人は笑みを交わし合い。 文は取材はまた今度に……と呟いてから、その場を颯爽と去って行ったのだった。 佐野「はぁっ、はぁっ、やっと追いついた……って、あれ? 文さんは?」 クーガー「帰った」 佐野「えぇぇぇ!? もう!? 俺、色々取材に答える為の台詞とか考えてたのに!」 そしてその後、しばらくしてからようやく佐野は追いついた。 彼は彼なりに全力疾走をしていたのだが、それでも文とクーガーには追いつけず。 更には文とクーガーの方にはほんの二言三言会話を交わすだけの余裕があったというのだから、 それだけ両者の足の速さが常人離れしているのはわかるだろう。 佐野は文が帰ったという話を聞くとぜぇぜぇと息切れをする中で一層落胆をするのだが……。 クーガーはそんな佐野に振り向くと、追い討ちをかけるように言葉を吐いた。
[725]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/22(水) 01:00:44 ID:??? クーガー「佐野……どうにもこの幻想郷のサッカーって奴は……」 佐野「ん?」 クーガー「どうにも一筋縄じゃいきそうにないぞ……」 佐野「へ?」 クーガー「(霊夢の話じゃ6、7回は戦うって話だが……あれで"4ボス"。 ……あれだけの速さの持ち主がそんなレベルの扱いを受けている。 おまけにそいつに俺は速さで勝てなかった。 前者もこれから先を考えれば問題だが、それよりなにより後者の方がより気に食わん。 ええい……この俺に速さが足りないとでもいうのか!? あのラストスパートで俺と奴に一体何の違いがあった!)」 幻想郷最速の称号を持つ鴉天狗――射命丸文。 その文と駆け足で争い、敗れた最速に拘る男――ストレイト=クーガー。 クールな表情を見せる彼の胸中には、サッカーにおける先行きの不安。 そして、それを超える熱く大きく燃える強烈なリベンジの炎が沸き上がるのだった。 ※クーガーと仲良くなりました。 ※幻想郷の新聞屋さん・射命丸 文に出会いました。 ※クーガーの文に対する感情が クーガー→(お前も刻め!)→文 になりました。
[726]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/22(水) 01:02:22 ID:??? その後、佐野はクーガーと共に神社に帰り(車で。やはり佐野は神社につくなりゲロった)クーガーから文がサッカーをやっている事。 そして、文は4ボス劇団と呼ばれるチームに所属している事を知る。 佐野「グムー、そうか、文さんもサッカーやってるのか……あの速さはどう考えても驚異だなぁ。 っていうかなんか会う奴会う奴全員サッカーやってんな、サッカー流行りすぎだろ幻想郷。 まぁいい、それはひとまず置いておこう。 それはそれとして、問題はこれからどうするかだが……」 ☆誰とのイベントを発生させますか? A.アイビス B.カイン C.クーガー D.剣崎 E.水銀燈 F.ダークドリーム G.ブースター H.ユーノ I.律子 J.レイ 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。 ☆残り回数1/3
[727]森崎名無しさん:2012/02/22(水) 01:13:40 ID:Rn+IBGhk A 時間かかりそうだし
[728]森崎名無しさん:2012/02/22(水) 01:23:19 ID:NJGGmsvo A
[729]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/22(水) 01:31:34 ID:??? ド貧乳さんが選ばれた所で短いですが本日はひとまずここまで。 別にイベント発生は全員まんべんなく1周せずお気に入りのキャラ倍プッシュ選択したりしてもええんやで?(チラッチラッ それではお疲れ様でしたー。
[730]森崎名無しさん:2012/02/22(水) 01:34:11 ID:??? ちっぱい乙でした
[731]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/23(木) 00:19:44 ID:??? >A.アイビス ============================================================ 佐野「ん?」 アイビス「………………」 夕暮れ時、今から外に出るのも億劫であるこの時間帯。 なんとかして家で暇つぶしをしたかった佐野は、不意に縁側で1人でいるアイビスを発見した。 太陽が沈みかけ、少しずつ月と星が顔を見始めている空をぼんやりと眺めるアイビス。 その表情はどこか物憂げで、佐野はアイビスの性格などを考えると声をかけるかどうか一瞬迷ったのだが……。 なんとなく気になり、近づいていくと声をかける。 佐野「ようアイビスさん、何してんの?」 アイビス「……別に、なんでもないよ」 佐野「……あ、そう」 アイビス「………………」 しかし、佐野が近づいていくとアイビスはすっと視線を地面に戻し。 別に何でもないと呟いてから、盛大にため息を吐いた。 苛立ちを隠そうともしないそのため息は、露骨に佐野が邪魔だと言っているように聞こえる。 佐野「なぁ、そんなつんけんしなくてもいいんじゃねーの? ……これから最低でも2ヶ月は暮らす仲なんだぜ?」 アイビス「別にどうしようが私の勝手でしょ……いいからどっか行ってよ!」 佐野「(取りつく島もねぇな……別に仲良しこよしがしたい訳じゃないんだけど……。 だからってやる事なす事全部反抗期のガキみてぇに噛み付かれたらたまったもんじゃねぇ……。 何とかしたい所だが……)」
[732]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/23(木) 00:20:53 ID:??? 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★殺伐とした空気を変える救世主が!?→!card=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→ブースター「まぁまぁ、アイビスもそう言いなさんなって……」 殺伐とした空気を和ませようとブースターが……シャベッタァァァァ!! ダイヤ・ハート→白黒少女「霊夢、遊びに来たぜ!」 ゲェー、箒に乗った魔女っ子がやってきた! スペード・クラブ→現れる筈もない。 佐野は適当に雑談でもする事に。 >>730 どうも乙感謝なのです。
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0ch BBS 2007-01-24