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11人の戦士たち
[796]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 03:00:49 ID:??? 人形サイズの小さなユニフォームを片手で持ちながら、苦々しげに呟いたのは――水銀燈。 いつも嫌味で高慢な彼女にしては、珍しい眉を顰めた表情。 何故か腹部のあたりをしきりに摩っており……。 これを見て一同は首を傾げ、一体どうしたのだろうかと考える。 佐野「なんだ? なんか問題でもあるのか、水銀燈?」 水銀燈「…………別にぃ? ねぇ、着替えるって言っても、流石にこんな寒空の下で着替えさせる訳ないわよねぇ?」 霊夢「あ、何、その心配してたの? 人形の癖に。 そりゃ当然、近くに更衣室があるからそこで着替えさせるわよ」 佐野「えっ。 ここで着替えないの?」 カイン「お前は本当にぶれんな、佐野」 しかし、この疑問はすぐに解決をされた。 水銀燈の言葉を聞いてみれば、何のことはない……ただ彼女は衆人環視の中で着替える、というのが嫌だったのだろう。 そう思った一同は笑みを浮かべ、霊夢は近くにある更衣室で着替える事が出来ると説明。 これを受けて水銀燈もようやくいつもの嫌らしい笑みを浮かべる。 水銀燈「ふぅん。 ま、それじゃ着てあげるわぁ。 センスの欠片も無いダッサい服だけど仕方ないわねぇ」 霖之助「言ってくれるね……。 ……因みにどういうのがお好みなんだい?」 水銀燈「色は黒、背中に銀の十字の刺繍が入っていて血を思わせるような赤い斑がついているような……正に闇を象徴するが如き……」 ダークドリーム「水銀燈が何を言ってるかわからない」 レイ「わかったら負けだと思うぞ、ダークドリーム」 とにもかくにも、こうして問題は解決され……一同は1ボスチームが来る前に早速更衣室を使い着替える事にした。 霊夢「……って、あれ? 水銀燈、あんたは行かないの?」 水銀燈「……あいつらが出てきてから行くわ」 霊夢「はァ? あんた、人形の癖に女に見られるのも恥ずかしいとか言う訳?」 水銀燈「……うるさいわねぇ、私の自由でしょぉ?(一緒に着替えられる訳が無いじゃない……)」 だが、何故か水銀燈は他の者達と一緒に女子更衣室へと向かう事は無く。彼女たちが戻ってきてから着替えに行く、と言い張り残っていた。
[797]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 03:02:05 ID:??? クーガー「しかしヤケに本格的だな。 てっきり私服のままやらされるもんだと思っていたが」 剣崎「俺達はともかく、水銀燈はスカートだし……それに霊夢の話だと女の人も幻想郷じゃ沢山サッカーしてるらしいからな。 ユニフォームくらい着用してないとサッカーも出来ないだろ」 そして、男子更衣室ではイレギュラーズ男性陣が他愛もない話をしながら各々着替えを行っていた。 クーガーは着替えるのも速いのか、誰よりもいち早くユニフォームを身に着け動きやすさをチェックしており。 カインは慣れぬ洋服にてこずっている様子。 ユーノはといえば、ブースターにユニフォームを優しく着替えさせている最中である。 ユーノ「はい、ブースター。 前足上げてね」 ブースター「キュ〜」 カイン「フッ……中々着心地はよいな」 剣崎「……っていうかカイン、お前、どうやって兜つけたまんま服に頭通したんだよ」 カイン「フッ……」 クーガー「ん? 佐野、何やってんだ?」 佐野「いや、着替えたはいいけど、俺の背番号何番なのかチェックするの忘れちまって……」 クーガー、カインに続いて着替え終わった佐野は、取り付けられた鏡の前で己の背中を見ようとしていた。 幻想郷にいる時限定の、2か月後には解散する予定のチームとはいえ、 そのチームに在籍する間の背番号はどうしてもサッカー人として気になる所。 懸命に鏡を駆使し、背中の書かれた数字を読もうとした佐野の目に飛び込んできたのは……。 ☆1〜11までの好きな数字を投票してください。その数字が佐野の背番号になります。 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[798]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 03:03:37 ID:??? りっちゃんのユニフォームはJrユース時代のバヤシさんのものと同じものだと思ってくだちゃい。 という事で遅くなりましたが本日はここまでです。 それでは、お疲れ様でしたー。
[799]森崎名無しさん:2012/02/26(日) 08:13:24 ID:OP8+uUsQ 10 ローゼンメイデン全部読んできたぜ・・・
[800]森崎名無しさん:2012/02/26(日) 08:22:13 ID:4Rz1WeuY 10
[801]森崎名無しさん:2012/02/26(日) 14:24:05 ID:vxUhFxrI 7
[802]森崎名無しさん:2012/02/26(日) 18:55:16 ID:??? カインって兜脱ぐと凄い美形なんだっけ?
[803]森崎名無しさん:2012/02/26(日) 19:00:50 ID:??? 無駄にイケメン
[804]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 01:17:12 ID:??? >>799 布教の為に始めた外伝なのでこの外伝を通して少しでも出典作品を知ってもらえれば幸いなのです。 >>802-803 FF4ではEDで後ろ姿が見えるだけですが、イケメンっぽいですね。 因みにこのスレでは現在までカインさんは素顔を晒してません。ずっと兜つけてます。 >10 ==================================================================== 佐野「おおっ、10番だ!」 鏡を使って自らの背にかかれた番号を読み取り、満面の笑みを浮かべる佐野。 そんな佐野の姿を見ながら、ユーノとカインは首を傾げて一体何がそんなに嬉しいのか……と疑問に持つ。 カイン「なんだ? この背に書かれた番号がそんなに重要なのか?」 剣崎「サッカーの背番号ってのはある種の称号みたいなものなんだよ。 その番号をつけてた名選手がいたりとか、この番号にはこんな意味がある……とか。 そういうのがあるから、番号に拘る人がいてもおかしくはないさ」 ユーノ「なるほど……それじゃあ、佐野君の10番っていうのはいい番号なのかな?」 クーガー「まあ、チームの柱……俗に言うエースナンバーが10番っていうのはよく聞くな」 サッカーの事について詳しくは知らないユーノとカインに、剣崎とクーガーは説明。 剣崎たちもそこまでサッカーに精通をしているという訳ではなかったのだが……。 それでも背番号に込められた意味などはある程度把握していたらしく。 彼らの説明を受けてユーノ達も納得をするが……。 佐野「ヒャッホウ! 10番だ10番だ〜!」 ユーノ「……でもあれは少し喜び過ぎじゃないかな?」 カイン「……単純な奴だ」 それにしたって佐野の喜びようは異常だ、と少し呆れ……。 こうして男性陣の着替えは終わり、揃って更衣室から出てゆくのだった。
[805]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 01:18:17 ID:??? 元いたベンチに帰り着いた佐野達は、まだ着替えに向かっていない水銀燈に少し驚きつつ……。 しかし、女性陣が帰ってきてから着替えに向かうと説明した水銀燈に、とりあえずは納得。 気位の高い水銀燈は、単に他のメンバーと共に着替えるのを嫌がったのだろうと解釈をしたのである。 その後、女性陣が戻ってきてから水銀燈は着替えに行き……。 その水銀燈が戻ってきた所で、ようやくイレギュラーズメンバーは全員ユニフォームへと着替え終わったのであった。 霖之助「うん、どうやらサイズが大きすぎたり小さすぎたりはしないようだね」 レイ「こういうピチッとした恰好ってのはどうも苦手なんだけどねぇ……」 水銀燈「なぁんで私の番号が5番なのよぉ? 律子、そっちと変えなさぁい」 律子「いやいや、これキーパー用のユニフォームだから。 というより、何が気に入らないのよ?」 水銀燈「5番は私がこの世で1番嫌いな数字なのよ。 下品で低俗で美しさの欠片もない数字だわぁ」 佐野「数字の5に謝れお前」 1:秋月律子 2:レイ=クウゴ 3:ユーノ=スクライア 4:カイン=ハイウインド 5:水銀燈 6:剣崎 一真 7:ストレイト=クーガー 8:ダークドリーム 9:ブースター 10:佐野 満 11:アイビス=ダグラス ※イレギュラーズメンバーの背番号が決定しました。
[806]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 01:19:22 ID:??? (BGM:レティさんのテーマ http://www.nicovideo.jp/watch/sm15568133) レティ「あら……早かったのね、霊夢達」 佐野「むむむ……!?」 賑やかにユニフォームについてああでもないこうでもないと言っていた佐野達の耳に届いたのは。 凛とした、まるで冬の冷たさを思わせるような女性の声。 思わずそちらに振り向けば、そこにいるのは長身な、奇妙な帽子を被った女性。 その後ろにも10人程の人影を見つけた佐野は、これが今日の対戦相手――1ボスチームの面々なのだと気づき。 リーダー……キャプテンであるだろういち早く声を放った女性をもう一度見る。 佐野「(……これが、1ボスチームのキャプテン。 守備の要っていうレティさんか……)」 レティ=ホワイトロック。 霊夢の話によれば冬にのみ活動が出来るという制限があるものの、その実力は幻想郷では中堅並。 純粋な能力だけで言えば1ボスチームにいるような人材ではない、優秀なCB。 その女性としては大柄な体格を見れば……なるほど、パワーディフェンスが得意だと言われるのもうなずける話である。 霊夢「ええ、ちょっと早くつきすぎたみたいね。 まあ、ユニフォームを渡したりする時間が取れたからそれで正解だったと言えるけれど……」 レティ「そちらは準備が既にできているようね……なら、試合時間ももうすぐだし、私たちも用意をさせてもらうわ」 少しだけレティの威圧感に萎縮する佐野の横では、霊夢とレティが軽く世間話をしており……。 しかし、それもすぐに終わるとレティは身を翻して自分たちに割り当てられたベンチへと向かった。 そして、その後ろをチームメイトと思しき少女たちがつらつらとついてゆく。 佐野「うぅん……なんという威圧感。 身長以上の圧迫感を感じたぜ……」 ユーノ「確かに……迫力というものを感じたね。 かなり気合が入ってるみたいだ」 霊夢「1ボスチームとしたって、つい1週間前に出来た新造チームに負ける気は無いんでしょうよ。 それより皆、レティの後ろを歩く選手達をよく見ておきなさい。 今から選手の特徴を説明するわ」
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0ch BBS 2007-01-24