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11人の戦士たち
[807]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 01:20:26 ID:??? 霊夢の言葉を聞いて、一同は一斉に視線をレティの後ろの選手達へと移す。 ルーミア「わはー」 リグル「ほらルーミア、ちゃんと歩いてよ〜」 ダークドリーム「あっ、ルーミアだ。 隣にいるのは……誰? 頭になんかついてる」 霊夢「あのわはわは言ってる馬鹿っぽいのが宵闇妖怪のルーミアで、その隣でルーミアの手を取ってあげてるのが蛍の妖怪のリグル。 両方とも、1ボスチームのストライカーで、ルーミアはミドルシュートも持ってるけど……。 どっちも共通してるのはダイレクトシュートの方が得意、という事。 そして、それ以外の能力はお粗末って事くらいかしらね。 因みにリグルは女の子だから、間違っても男って言わないように。 蹴り殺されるわよ」 佐野「(事前に知れてよかった……男っぽく見えるけど……うん、確かによく見てみりゃ女の子だなありゃ)」 レティの真後ろをついて歩いていたのは、佐野も会った事のある宵闇妖怪ルーミア。 そして、マントを羽織り頭から触覚を生やしているのは――蛍妖怪と呼ばれるリグル=ナイトバグ。 彼女たちは揃って1ボスチームのFWを務めているのだが……その実力は幻想郷でも下位。 両者ともに決定力はいまひとつであり、それもまた1ボスチームの弱さに拍車をかけているのだという。 ヤマメ「はー、相手のチームには男の人が多いねぇ。 こりゃまた珍しいもんだ」 キスメ「………………」←隠れてる 佐野「ん? なんだあの子、桶なんか持って……」 キスメ「………………」←顔を出した 佐野「うおっ、なんか出た!」 キスメ「!!」←目があったので隠れた
[808]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 01:21:31 ID:??? 霊夢「あれはヤマメとキスメね。 ヤマメはあの桶を持ってる方。 地底の入り口近くに住んでる、土蜘蛛って妖怪よ。 1ボスチームではキーパーをやってるけど……まぁ、実力は1ボス相応って所ね。とりたてていい武器もない凡庸なキーパーよ。 キスメは釣瓶落としっていう妖怪で、あの桶からは一歩も出ない。 だから足を使ったプレイはまったくもって問題外ね。 桶の強度を使ったブロックとパスカットしか出来ないわ。 どちらもレティと一緒にゴールを守る、1ボスチームの守備陣よ」 アイビス「桶から出ないって……どうやって動くの……?」 霊夢「ガッポガッポ飛び跳ねる」 カイン「跳ねる……飛ぶ……。 ……フッ、空中戦はあいつだけのものじゃない!!」 律子「変な所に対抗意識を燃やさないでくださいよカインさん……」 その更に後ろを歩くのは、金髪を括った黒いリボンがチャームポイントの黒谷ヤマメと。 そんなヤマメに抱えられた桶――釣瓶落としの妖怪、キスメの2人。 彼女らにレティを加えた守備陣こそが1ボスチームの自慢であり……新設チームのイレギュラーズが彼女たちを攻略できるかどうか。 それはキャプテンの佐野の奮闘と、指示次第である。 穣子「姉よ、民衆も少なからずみている。 無様な戦いはやはり出来ぬ。 ここは力を解放するよりほかに……!」 静葉「よさぬか妹よ」 穣子「すまない、少々自分を見失いかけた」 静葉「力を解放しては幻想郷全土を揺るがしかねない大惨事に発展する恐れがある。 そうそう容易く己の力を誇示しようとするな」 レイ「……ありゃなんだい」 霊夢「……秋静葉、穣子の姉妹よ。 あれでも一応は神様……なんだけどねぇ。 実力は……悪くは無いけどよくもないわね。 静葉はパスが上手くて穣子はドリブルが上手い、両方とも攻撃型のMFよ」
[809]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 01:22:42 ID:??? ヤマメらに続くのは、秋静葉・秋穣子の神の姉妹。 言っている言葉の意味はよくわからず、思わず佐野達は眉に皺を寄せるのだが……。 それでも警戒は怠れない筈だ、と佐野は胡散臭げな目で姉妹を見ながら強引に思い込む。 そして、そんな姉妹の後に続いてベンチに向かったのは……。 ナズーリン「我が命蓮寺では勝利を何より尊ぶ。 何としてでもこの試合、勝利で飾ろう同士タキーリンよ」 やけに小柄で秋姉妹同様、奇妙な口調で喋るネズミ耳をした少女。そして……。 滝「おう!」 佐野が見た事のある、特徴的な出っ歯を生やした青年である。 その姿を見た瞬間、思わず佐野は……。 A.「滝さん! 滝さんじゃないか!」 思わず名前を呼んじゃう B.「なーんだ、滝さんか」 思わずなーんだと言っちゃう C.「いや、ちょっと待て。 アレは本当に滝さんなのだろうか?」 少し注意深く様子を伺ってみる D.「いや、タキーリンってそれは言いにくいだろ」 思わずナズーリンに突っ込んでみる E.「あのネズミ耳の女の子可愛い!」 そんな事よりナズーリンちゅっちゅだ!! F.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[810]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 01:25:31 ID:ca7Ce3SE D
[811]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 01:32:02 ID:1aljynQg C
[812]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 01:34:01 ID:??? F 「アメリカでは、あなたがパーティーを見つけ出す! ソビエトロシアでは、党(party)があなたを見つけ出すのソビエトロシアじゃないか!」
[813]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 01:40:23 ID:XUUh4dVk A
[814]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 01:44:53 ID:IzlLpZSg A
[815]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:43:56 ID:??? >A.「滝さん! 滝さんじゃないか!」 思わず名前を呼んじゃう ================================================================= 滝の姿を見た瞬間、佐野は思わず叫んでいた。 この幻想郷に連れてこられて以来、周囲は全員知らない人間(一部人間でないもの含む)だった佐野。 そんな状況の最中で、然程仲が良かった訳ではないものの知人の姿を発見してしまったのだ。 その反応は当然と言え、いきなり叫んだ佐野にチームメイトが驚く中。 名を呼ばれた滝はくるりと振り向くと佐野の姿を見た瞬間、こちらもまた目を丸くし叫ぶ。 滝「おっ、お前佐野か!?」 佐野「やっぱり滝さんだ……。 え? なんで滝さんが幻想郷にいるんだ!? もしかして滝さんが、霊夢ちゃんの言ってた1ボスチームに入ったっていう外来人なのか!?」 滝「それはこっちの台詞だよ! ……お前、なんだって新設チームなんかにいるんだ?」 レイ「なんだい、知り合いかい佐野?」 ナズーリン「同士タキーリン、知人か?」 思わず駆け寄った両者はどうしてここにいるのか、と互いに問いかけあい……。 この姿を見て両チームの者達も、佐野と滝が知人なのだと把握をする。 佐野「お、俺もどうして幻想郷にいるのかは知らないんですよ……。 滝さんは……」 滝「俺も同じだ。 気づいたら幻想郷にいた。 ……そうか、お前もだったのか」 佐野「……あの、元の世界への帰り方とかって……」 滝「八雲紫っていう妖怪に返してもらう、しか俺は知らないな。 見た所、お前もそうだろ?」 佐野「はい……そっか、滝さんも知らないのか……」 そして、両者は簡単にではあるが互いの近況を話し合った。 どうしてこの幻想郷にやってきたのか、幻想郷から元の世界に戻る方法を知らないかどうか。 ……どうしてお互い、この幻想郷のサッカーチームに加入をしたり、またはチームを新設したのかについても。
[816]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:45:09 ID:??? 佐野「そうか、滝さんはうまいこと1ボスチームに入れたって事か」 滝「ああ、立場が違えば俺もお前みたいにチームを新設してたかもな。 つっても、こっちは帰るのが目的じゃなくて技術を磨くのが今の所の目的だけど」 ナズーリン「タキーリン、積もる話はあるだろうがそろそろ……」 滝「あ、ああ、そうか、悪いナズーリン。 じゃな、佐野。 話はあとだ。 まずは試合をしようぜ」 佐野「あ……そうですね!」 Jrユース時代はロクに話をした事も無いが、こういった極限状態ではたった数分の会話では物足りない。 まだまだ話足りないくらいであったが……。 試合時間は迫っており、ユニフォームに未だ着替えていない1ボスチームとしては、 ミーティングの時間を考えればそろそろ着替えに向かわなければいけない時間。 話をするのは試合後に、と滝は佐野に告げるとこれに佐野も同意し……そして、去り際に一言つぶやくのだった。 滝「それにしても、俺やあいつら以外にまだ日本代表の奴が幻想郷にいたなんてなぁ……」 佐野「え? へっ、ど、どういう事だ!? ちょっ、滝さん!?」 霊夢「佐野、こっちもミーティング始めるわよ!」 「俺や"あいつら"以外」……佐野と滝以外にもまだ、幻想郷には日本代表に選ばれた選手がいる事を匂わせる発言。 これには佐野も再び狼狽し、滝に言葉の真意を問いただそうとするのだが……。 霊夢に呼び止められた佐野は素直にそれに従い、自らのベンチへと戻った。 佐野「(俺や滝さん以外にまだ幻想入りした奴がいる……? ……おいおい、まさかこれから戦っていくチーム全部にいたりしねぇだろうな? いや、まさかな……)」 思わず浮かんだ悪い予感を、鼻で笑いながらミーティングの輪の中に入ってゆく佐野。 ……俗に言うフラグ建設をしたとは露知らず、佐野は監督的立場に立つ霊夢の話に耳を傾け始めるのだった。
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0ch BBS 2007-01-24