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11人の戦士たち
[814]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 01:44:53 ID:IzlLpZSg A
[815]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:43:56 ID:??? >A.「滝さん! 滝さんじゃないか!」 思わず名前を呼んじゃう ================================================================= 滝の姿を見た瞬間、佐野は思わず叫んでいた。 この幻想郷に連れてこられて以来、周囲は全員知らない人間(一部人間でないもの含む)だった佐野。 そんな状況の最中で、然程仲が良かった訳ではないものの知人の姿を発見してしまったのだ。 その反応は当然と言え、いきなり叫んだ佐野にチームメイトが驚く中。 名を呼ばれた滝はくるりと振り向くと佐野の姿を見た瞬間、こちらもまた目を丸くし叫ぶ。 滝「おっ、お前佐野か!?」 佐野「やっぱり滝さんだ……。 え? なんで滝さんが幻想郷にいるんだ!? もしかして滝さんが、霊夢ちゃんの言ってた1ボスチームに入ったっていう外来人なのか!?」 滝「それはこっちの台詞だよ! ……お前、なんだって新設チームなんかにいるんだ?」 レイ「なんだい、知り合いかい佐野?」 ナズーリン「同士タキーリン、知人か?」 思わず駆け寄った両者はどうしてここにいるのか、と互いに問いかけあい……。 この姿を見て両チームの者達も、佐野と滝が知人なのだと把握をする。 佐野「お、俺もどうして幻想郷にいるのかは知らないんですよ……。 滝さんは……」 滝「俺も同じだ。 気づいたら幻想郷にいた。 ……そうか、お前もだったのか」 佐野「……あの、元の世界への帰り方とかって……」 滝「八雲紫っていう妖怪に返してもらう、しか俺は知らないな。 見た所、お前もそうだろ?」 佐野「はい……そっか、滝さんも知らないのか……」 そして、両者は簡単にではあるが互いの近況を話し合った。 どうしてこの幻想郷にやってきたのか、幻想郷から元の世界に戻る方法を知らないかどうか。 ……どうしてお互い、この幻想郷のサッカーチームに加入をしたり、またはチームを新設したのかについても。
[816]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:45:09 ID:??? 佐野「そうか、滝さんはうまいこと1ボスチームに入れたって事か」 滝「ああ、立場が違えば俺もお前みたいにチームを新設してたかもな。 つっても、こっちは帰るのが目的じゃなくて技術を磨くのが今の所の目的だけど」 ナズーリン「タキーリン、積もる話はあるだろうがそろそろ……」 滝「あ、ああ、そうか、悪いナズーリン。 じゃな、佐野。 話はあとだ。 まずは試合をしようぜ」 佐野「あ……そうですね!」 Jrユース時代はロクに話をした事も無いが、こういった極限状態ではたった数分の会話では物足りない。 まだまだ話足りないくらいであったが……。 試合時間は迫っており、ユニフォームに未だ着替えていない1ボスチームとしては、 ミーティングの時間を考えればそろそろ着替えに向かわなければいけない時間。 話をするのは試合後に、と滝は佐野に告げるとこれに佐野も同意し……そして、去り際に一言つぶやくのだった。 滝「それにしても、俺やあいつら以外にまだ日本代表の奴が幻想郷にいたなんてなぁ……」 佐野「え? へっ、ど、どういう事だ!? ちょっ、滝さん!?」 霊夢「佐野、こっちもミーティング始めるわよ!」 「俺や"あいつら"以外」……佐野と滝以外にもまだ、幻想郷には日本代表に選ばれた選手がいる事を匂わせる発言。 これには佐野も再び狼狽し、滝に言葉の真意を問いただそうとするのだが……。 霊夢に呼び止められた佐野は素直にそれに従い、自らのベンチへと戻った。 佐野「(俺や滝さん以外にまだ幻想入りした奴がいる……? ……おいおい、まさかこれから戦っていくチーム全部にいたりしねぇだろうな? いや、まさかな……)」 思わず浮かんだ悪い予感を、鼻で笑いながらミーティングの輪の中に入ってゆく佐野。 ……俗に言うフラグ建設をしたとは露知らず、佐野は監督的立場に立つ霊夢の話に耳を傾け始めるのだった。
[817]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:46:09 ID:??? 霊夢「よし、みんなきけ。 ……まず、最後のメンバー確認をしておくわ。 さっきのネズミ耳は、命蓮寺ってトコにいるナズーリン。 サイドを駆け上がってからのセンタリングを得意とする、ウイングハーフね。 守備力もそこそこあるわ。 それで佐野、あの滝って奴の選手としての特徴は?」 佐野「そのナズーリンって奴と似たような感じだ……滝さんはサイド際の動きがピカイチでな。 ドリブル突破からセンタリングをして、アシストをする典型的なウイングだよ。 ただ、守備は苦手だったと思うぞ?」 霊夢「ふむ……となると、相手の特徴を表すとこうなるわね」 ○FW ルーミア・リグル(共にダイレクトシューター) ○ウイング ナズーリン・滝(共にサイドアタックからのセンタリングが得意) ○MF 静葉・穣子(静葉はパスが得意。 穣子はドリブルが得意) ○DF レティ・キスメ(キスメはブロック・パスカットのみ。 レティはパスカット以外はそつなくこなす) ○GK ヤマメ(特に特徴は無い) 霊夢は手に持てるサイズのホワイトボードにさらさらとマジックで1ボスチームの選手達の特徴を書き。 これを全体に見えるようにする。 敵に勝つには、まず敵をよく知る事から……イレギュラーズメンバーはもう一度情報をインプットしつつ。 さて、これに対抗をするにはどうすればいいのか……この情報から何が見えてくるのかを話し合い始める。 律子「こうしてみると、1ボスチームは役割がかぶる人が多いわね……。 FW2人・ウイング2人の攻撃陣は殆どやる事が同じじゃない?」 霊夢「そうね。 ただ、CFW2人にWG2人……FWが4人なんて編成になるとは思えない。 恐らく1ボスチームはナズーリンと滝って奴を下げて4−4−2のフォーメーションで来るでしょうね」 佐野「そうすっと……大体こんな感じか?」
[818]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:47:15 ID:??? 【1ボスチーム 予想フォーメーション】 −J−H− Jルーミア Hリグル −−−−− −−−−− GI−EF Gナズーリン I静葉 E穣子 F滝 −−−−− −−D−− Dレティ −CAB− C Aキスメ B −−@−− @ヤマメ 佐野「……あれ? そういや、ここまで出てきた選手って9人しかいねーじゃん。 残りは?」 霊夢「ああ、あれよあれ」 佐野「……あれ?」 フォーメーションを予想した所で、佐野はこれまで話してきた選手達は9人しかいない事に気づいた。 これではサッカーが出来ないではないか、と疑問に持ったのだが……。 霊夢はその疑問を端的に解決すべく、1ボスチームのベンチへと目を向けさせた。 するとそこにいたのは……。 羽目玉「ウゴウゴ……」 羽目玉「モッチャモッチャ……」 佐野「え なにあれ こわい」 緑色の球体に巨大な目玉がつき、それに蝙蝠のような羽の生えた物体がいた。 そのグロテスクさに思わず佐野はたじろぎ、他のメンバーも不快そうな表情を浮かべるが……。 霊夢の話によればあれが1ボスチーム最後のメンバーらしく、今日はあれと一緒にサッカーをしなければならないのだという。 ダークドリーム「でも大丈夫なの? 目にボール当たったら痛そうだよ?」 律子「そういう問題でもないような……」 佐野「なんか幻想郷来て初めて妖怪らしい妖怪見た気がするわ、うん。 ……ところであいつらの実力は?」 霊夢「殆どザコよ、ただの数合わせ同然ね。 ……で、話を戻すわよ」
[819]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:48:23 ID:??? 試合前に思わぬ所でテンションを下げられた一同であるが……。 霊夢の言葉を受けて気を取り直すと、改めて1ボスチームとの試合での対策を練り始める。 霊夢「このフォーメーションを見る限りだと……1ボスチームは両サイドから攻める事が出来るようになってるわね……。 左からはナズーリン、右からは滝……中央から秋姉妹がゲームを組み立ててもいい」 佐野「なるほどな(滝さんかナズーリンっての、どっちか1人ならレイさんをそっちに配置すりゃ良かったんだろうが……。 両サイドから攻められちまうんじゃ殆ど意味がねぇな。 こりゃ割と厄介だぞ)」 ユーノ「ところで、ナズーリンと滝君には得点力はあるの?」 佐野「滝さんには無かった筈だぜ。 必殺シュートも無ければキック力も殆ど無い筈だ」 霊夢「ナズーリンもよ。 だからサイドアタックをかけられて突破を許しても、中央のルーミア達を防げばいいだけとも言えるわね」 佐野「なるほど……(しかし中央を固めた所でサイドから一対一狙ってこられるかもしれないなぁ……。 サイドアタックが無くても滝さんドリブル上手いし、りっちゃんじゃ止められない可能性もある)」 やはりこの試合、キーマンとなりそうなのは1ボスチーム新人の滝一。 得点力はほぼ皆無であるものの、彼が加入をした事で1ボスチームの攻撃の選択肢は増えたと言える。
[820]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:49:38 ID:??? 霊夢「かといって守備にばかり人数をかけるのも問題ね……レティの牙城はそう簡単に崩せない以上、攻撃にも数をかけたい」 カイン「守備と攻撃、どちらに比重も置かず均等に割り振るか?」 律子「……点が取れないからこそ、逆にこちらも点を取られる訳にはいかないという考え方もあります。 守備に重きを置いてロースコアゲームを目指すのも一つの手かと」 レイ「いやぁ、やっぱ攻めなきゃ面白くないだろう。 守備を疎かに出来ないってのはわかるけどさ」 そして、レティ=ホワイトロック――1ボスチームのキャプテンであり、守備の要の彼女を抜くには攻撃も緩める訳にはいかない。 だが、守備に比重を置けば攻撃が疎かとなり、攻撃に比重を置けば守備が疎かになるのは自明の理である。 果たしてここはどうすべきか、佐野もまた頭をかきながら懸命に思案をする。 佐野「うーん」 霊夢「佐野、何か意見ある?」 佐野「そうだな……(まずはフォーメーションを提案した方がいいかな……? ここは……)」 A.「4−4−2でスタンダードに行こうぜ」 4−4−2を提案する B.「5−4−1でガッチリ守ろうぜ」 5−4−1を提案する C.「5−3−2だ。 中盤は薄くても問題ないだろ」 5−3−2を提案する D.「4−3−3でガンガンいこうぜ!」 4−3−3を提案する E.「3−4−3でもっとガンガンいこうぜ!」 3−4−3を提案する F.「3−5−2で中盤を支配しようぜ!」 3−5−2を提案する G.「いや、特に意見は無いな」 霊夢にオマカセ! H.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[821]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 02:52:00 ID:55cVvcEY A
[822]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/27(月) 02:52:44 ID:??? 毎日更新が遅くなってすみません、本日はひとまずここまでです。 続きは明日以降書かせていただきます。 それではお疲れ様でした。
[823]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 05:00:02 ID:26GlZZSA A
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0ch BBS 2007-01-24