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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
[231]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/13(月) 20:03:02 ID:??? 解決への道は単純なのだ。 ストラットが心からの謝罪をし、過去の責任を再び背負う覚悟を持つこと・・・且つ、それを自分が許せるかどうか。 シンプルにそれだけなのである。 しかしそんな単純な道でさえも、言葉という物は素直に辿ってはくれない。 バンビーノ(何も考えずにプレーの中で語る・・・100の言葉よりも、オレ達にはそっちの方が解り合える筈だ。) バンビーノ達にとって、三杉のアドバイスは最も適った唯一つのやり方なのである。 ・・・しかし、どうやらそれが簡単にいかない流れになってしまっていた。 翼が今回の件をトラブル前提で考えており、監視者と自ら銘打っているからである。 いきなりストラットとの1対1を申し込んでも、それを許可する筈がないだろう。 冷静な第三者が居るのは良い。 しかし彼は恐らく(少なくとも今の状態では)ストラットとの1対1など認めてはくれまい。 結局バンビーノは、ストラットへの怨恨が(少なくとも怪我を負わせ返す事が)ない事を示さねばならなくなった。 バンビーノ(さて、どう話せば良いのだろう・・・) 少しの間に色々と言葉を選んでは修正するバンビーノ・・・。 ストラット「バンビーノ、足の怪我は大丈夫なのか・・・?」 バンビーノ「・・・・・・!」 無闇に考えるうち、思考が負の方向へと飛びかねない状況で、先に口を開いたのはストラットの方であった。 これは運命としてバンビーノにとっては僥倖だった。 ここはストラットが先に口を開かなければならない場面だったのだ。
[232]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/13(月) 20:04:50 ID:??? バンビーノ「怪我はもう完治した。 実力も以前と遜色ない・・・いや、腕を上げたつもりだ。」 ストラット「ほ、本当か!?」 バンビーノ「ああ、趣味の悪い冗談を言いに来た訳じゃないぞ。 ついでに言えば、ミランに返り咲く事もできた・・・プリマヴェーラだがな。」 ストラット「そっ・・・か。 良かった、本当に良かった・・・・・・・・・」 ギュッ ストラットはバンビーノの手を掴むと、そのまま両手で握り締めてきた。 ヒンヤリした感触が右手に伝わる・・・体温が低いのは昔と変わらないようだ。 第一声が謝罪の言葉でなかったのは残念だが、それでもストラットの態度はバンビーノの感情を軟化させるに十分だった。 バンビーノ「ストラット・・・オレも過去の事を言いたくはない。 それは不毛だと理解しているつもりだ。 しかしあの日・・・全ての責任を投げ捨てて姿を消した事は、理屈だけでは処理出来ない。」 ストラット「うっ・・・・・・」 バンビーノ「・・・言葉の謝罪はいいんだ。 それよりも・・・言葉よりも、オレはお前と確認し合いたい事がある。」 ストラット「そ、それは何だ!?」 バンビーノ「カルチョだよ。」 ストラット「えっ・・・?」 バンビーノ「お前と1対1の勝負がしたい・・・オレの怪我が完治している事を、お前に見せる為にも。」 翼「・・・・・・・・・」
[233]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/13(月) 20:06:12 ID:??? バンビーノは自分の意思を素直に告げる事が出来た。 唐突ではない自然な会話の流れで・・・しかも怨恨や憎悪を今や色濃く残しては居ないと示しながら。 その結果・・・ 先着で ★翼せんぱーーーい!→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ〜クラブ絵柄》 翼「・・・・・・・・・」 サイレンスな翼先輩、マジいけてるっす! 《クラブ数字》 翼「ちょっと待って欲しい。」 そりゃあーそっすよね! トラブルマジ勘弁っす! 《JOKER》 クラブの結果・・・しかし? |┃ |┃三 ,ィ, (fー--─‐- 、、 |┃. ,イ/〃 ヾ= 、 |┃ N { \ |┃ ト.l ヽ l ガラッ.|┃ 、ゝ丶 ,..ィ从 | |┃ \`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ < 話は聞かせてもらったぞ! |┃. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ | 翼を解雇する! |┃三 ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン \____________ |┃ l r─‐-、 /:| |┃三 ト、 `二¨´ ,.イ | |┃ _亅::ヽ、 ./ i :ト、 |┃ -‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、 |┃ ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l 翼「ろ、ロベルトおおぉぉぉぉ!?」
[234]森崎名無しさん:2012/02/13(月) 20:06:41 ID:QWTtr60Y ★翼せんぱーーーい!→ ダイヤ7
[235]森崎名無しさん:2012/02/13(月) 20:06:53 ID:??? ★翼せんぱーーーい!→ クラブ6
[236]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/13(月) 20:09:10 ID:??? 無事に関門を突破したところで本日の更新は終了です。 次回は簡易ながらバンビーノvsストラットが繰り広げられます。 それではまた宜しくお願い致します。
[237]森崎名無しさん:2012/02/13(月) 21:28:36 ID:??? 乙でしたー バンビーノは上手くいってるな。話が出来て好かった好かった しかしバビ様は本当に良い男だ……!
[238]森崎名無しさん:2012/02/13(月) 21:29:40 ID:??? しかしここでクラブ同士で怪我でもしようものなら…
[239]森崎名無しさん:2012/02/13(月) 23:04:19 ID:??? 宣言通りショットガンで吹っ飛ばしたら、バンビーノにボーナスあったりするかな?
[240]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/14(火) 15:55:30 ID:??? >>237 乙感謝です。 バンビはここまでは≠、まいこと話が進んでますよね。 でも被ファウル率、被負傷率が天文学的確率で高いバンビーノなのでまだ安心出来ませんw バビ様は天然でモテるタイプですよね! >>238 容赦なくガメオベラです。 >>239 いえ、バンビーノは勝手に強くなっていくタイプです。 ここで何かあるとしたらストラットなのです。 ============================================= > 《ダイヤ》 翼「・・・・・・・・・」 サイレンスな翼先輩、マジいけてるっす! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ストラット「バンビーノ…! ああ、オレもお前と勝負をしたい… いや、お前と共にフィールドに立ちたい…ボールを蹴りたいんだ!」 ストラットに依存は全く無いようで、身を乗り出してまで賛意を示してきた。 どうやら彼には『前へ進む為に過去を振り払いたい』という意図と熱意が伝わったらしい。 バンビーノ(だが、問題は…) 翼「………」 バンビーノは翼の方を視た。 彼はやや俯き気味に腕を組んだ姿勢を崩していなかった。 正味な所、今の会話の流れがあった所で通常許される行動ではないだろう。 トラブルの種と判断し、キャプテンとして制止をすると言うならば、今がその場面の筈である。 しかし翼には何の口も挟んでくる気配がなかった。
[241]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/14(火) 15:56:31 ID:??? バンビーノ(ストラットを信頼していて、オレの事をも信じてくれるという事なのか…) キャプテンとして同席している以上、その中の事は彼が責任を持つという事に等しい。 内心で感謝の言葉を呟きながら、バンビーノは大空翼の度量の深さを心に刻みつける事となった。 30分後、バンビーノはサンパウロの練習用グラウンドにてストラットと相対していた。 持参のトレーニングウェアに身を包み、アップも十ニ分に済ませている。 後は互いに心の準備を終えるだけだ。 ピッチの外ではサンパウロ・ジュニオールのメンバーが揃って見物に押し掛けていた。 その中には当然、大空翼の姿もある。 この騒動を見逃してくれた彼に、当然ながら恩を感じるところ。 ファウルや、ましてや怪我など決して起こしてはならないと、バンビーノは自分に言い聞かせる。 ストラット「バンビーノ、準備は?」 バンビーノ「ああ、十分だ。」 ストラット「勝負方法は…1対1か?」 バンビーノ「そうだな。 …オレの得意分野で悪いが、それくらいは三年分の貸しと思ってくれよ。」 ストラット「ああ、勿論だとも。」 バンビーノは自分の心に高揚が在る事に気が付いていた。 恐らく自分はこの日が来るのを待ち望んでいたのである。 そしてそれはストラットにとっても同様であるのだろう。 彼の表情には晴れ間が射している…恐らく何年振りかと言いたくなる程の明るさで。
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0ch BBS 2007-01-24