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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
[365]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/20(月) 13:36:54 ID:??? それから数日間で幾つか判った事があったが・・・ 重要な例としては、トレイゼが話していたWトーナメント出場への道筋が挙げられる。 ・・・通常、プロ4部のチームはFIFA主催の世界大会に出場する資格が与えられない。 だがトレイゼはFIFA会長に嘆願し、条件付で特例措置を受ける約束まで取り付けていた。 その条件とは『フロレンティア・ヴィオラがプロ1部(U−20)で最上級の実力を持つ事の証明』である。 チームが激変し監督・コーチ・選手の変動があった事で、先日のプリマヴェーラ大会の結果は参考とされず… 三杉達は新たな実績を打ち立てる事を求められていた。 三杉(そんな中でのJカップ・オファー取り消しか・・・) ブンデスリーガのユースクラスで1位を独走しているハンブルガーや、森崎率いるパルメイラス、 或いは翼率いるサンパウロなどと闘える可能性のあるJカップ・・・・・・三杉は正直に期待していた。 トレイゼがFIFAの条件をクリアする為に用意していた計画・・・ ラ・リーガのバルセロナ、FBリーグのマンチェスター、ブンデスのハンブルガーらとのテストマッチが、 企画・交渉を行っていた彼の失踪により、事実上の白紙(バルサらの黙殺)となってしまった今、 三杉が残された唯一の機会と考えていたのがJカップであった。 その最後の希望が今、片桐の口から白煙となって霧散したのを見せ付けられた所である。
[366]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/20(月) 13:38:10 ID:??? 片桐は紙煙草を半分程消費したところで、それを灰皿に押し付けて潰した。 片桐「日本サッカーのプロリーグ化が手に届く所に来て、協会は殊更にイメージを気にしている… 三杉淳が率いるセリエAの強豪は実に大きなネームバリューがあったのは事実だ。」 三杉「・・・・・・・・・。」 片桐「だが破産、消滅、セリエC2落ち……負のネームバリューの方が過負荷過ぎる。 これだけスキャンダルに晒されたチームを呼べる勇気は協会にはない。 そして私個人もこれに限っては同意見だ・・・日本のプロリーグを人々の心に定着させるのに、 サッカーは過剰な程に真っ白なイメージでなくてはならない。 日本人の性を考えればな。」 三杉「それも判っています…」 片桐の言は三杉としても納得出来るところだったし、予想もしていたのは前言の通りだ。 もしも三杉が彼の立場であったら、同様の姿勢を取っていたと認められるだろう。 しかし現実問題として、三杉とフロレンティア・ヴィオラは進退に窮しているのだ。 今更ながら、三杉は今更ながら片桐を味方につけられなかった事を悔やむ思いであった。 …尤も、彼一人の後押しがどれほど状況を変えられるか、という話ではあるが。
[367]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/20(月) 13:39:33 ID:??? 三杉淳の心は今再び疲れ果てていた。 手も足も出ない、自分の力でどうにも打破出来ないストレスに晒され… しかし、この道を選んだからにはどうにかして見せなければならないというプレッシャーを抱え… 彼の心は今、まるでゆっくりと死んでいくような感覚の中に在るのである。 そんな三杉の心を知ってか知らずか、片桐は席を立つ前にもう一言かけてきた。 片桐「私が連絡する事は以上だが…お前の方は何かあるか?」 三杉(何か…………) A Jカップに出場予定のチームを聞いてみる B 翼の状況を聞いてみる C 森崎の状況を聞いてみる D 若林の状況を聞いてみる E どうしたらJカップに出場できるかを聞いてみる F 日本高校サッカー(夏の総体)の事を聞いてみる G その他(聞きたい事があれば) 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[368]森崎名無しさん:2012/02/20(月) 13:41:03 ID:LNK6kIVg E
[369]森崎名無しさん:2012/02/20(月) 13:44:59 ID:QjC0H7Bs E 少しでも道があるなら・・・
[370]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/20(月) 14:33:52 ID:??? > E どうしたらJカップに出場できるかを聞いてみる ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「Jカップに出場する方法は無いのでしょうか? どうにか…」 片桐「………」 縋るような思い、縋るような口調で片桐に問う三杉。 無理だという事は自身でも解かっているが、それでも諦めがつかない。 そんな三杉に対して片桐はノータイムで答えた。 片桐「あるぞ、出場する方法なら。」 三杉「えっ…… そ、それは一体っ?」 予想外の回答に、三杉は上擦るような声で今一度問い質す。 まだ機会の全てが失われていないなら、どんな困難でも挑む価値がある。 そんな希望を抱いての問いだった。 しかし…
[371]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/20(月) 14:34:57 ID:??? 片桐「簡単な話だ、全日本ユースの招集に応じれば良いだけなのだからな。」 三杉「えっ、あっ………」 片桐「無論、新田も同様だぞ。 俺もまだ諦めたつもりはない。」 三杉「そう…いう事ですか。」 この返しは予想外であり、三杉はここでは大きく落胆した。 やはり希望は容易く目に届くような所には落ちてないという事か。 片桐「フィオレンティーナのサッカーは興味深かった、そしてお前のプレイも素晴らしかった…。 だがフィオレンティーナは消滅してしまったんだ…それが世界中のサッカーファンの認識だよ。 三杉、まだ時間はある…召集の件はゆっくりと考えて欲しい。」 三杉(フィオレンティーナは消滅した…それが世界中のサッカーファンの認識………) 皮肉にも片桐の言葉は三杉にとってトドメを刺すような一撃となってしまった。 現実的にはアマチュア・6部リーグで再スタートを切らねばならない筈の新規チーム… FIFAの恩情でプロチームという形だけは保たれた、それがフロレンティア・ヴィオラだと… フィオレンティーナは既に存在しない過去の物だと言われたのだ。
[372]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/20(月) 14:35:58 ID:??? 三杉は五体満足の身体でサッカーをプレイし、世界トップクラスの選手… シュナイダー、ピエール、ディアス、翼、そして森崎などと真剣勝負する為にイタリアへとやってきた。 フィオレンティーナというのは、その目的の過程として腰かける事になったチームに過ぎない筈だった。 しかし今の彼は『フィオレンティーナは死んだ』という意の言葉に激しいショックを受けていた。 片桐「それでは失礼する、気が変わったらいつでもここに連絡してくれ。」 そう言って名刺を差し出すと、片桐はようやく席を立った。 現状でこれ以上に話す事、もしくは聞かれる事はどうやら無いと判断したのだろう。 三杉も無言で立ち上がり、片桐をクラブオフィスの入口まで見送る。 チラリと時計を見ると、間もなく13時半になろうという所だった。 三杉(…もうすぐ午後の練習か……。) 心が半分抜けたような状態で、それでも切り替える事を求められている。 それがキャプテンとしての務めであるゆえに。
[373]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/20(月) 14:37:43 ID:??? 先着で ★グラウンドに行かなくちゃ…→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ、ハート》 ???「ハッハッハ、何処へ行こうというのかね!?」 《スペード、クラブ》 何事もなくグラウンドへ 《JOKER》 ???
[374]森崎名無しさん:2012/02/20(月) 14:42:36 ID:??? ★グラウンドに行かなくちゃ…→ ダイヤ6
[375]森崎名無しさん:2012/02/20(月) 16:43:28 ID:??? ほぼ無職の選手を召集して、飯も食えなくなる可能性を この男は考慮してないんですかね……?(疑問)
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0ch BBS 2007-01-24