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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
[456]森崎名無しさん:2012/02/22(水) 21:23:32 ID:??? やっぱり向上心が一番高いのは新田なのかー
[457]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/22(水) 21:53:55 ID:??? すみません、急に外食する事になったと思ったら今の時間です。 遅くなりましたが今日の更新はここまでです。 さーて、来週のミスギさんは… 皆さんは歩く事を教わった事がありますか? 人間が歩く時に使う部位を知っていますか? 脚とは爪先からどの部位までを言いますか? …の三本です。 たぶん ジャン・ケン・ポン、うふふふふ。
[458]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:01:13 ID:??? >>456 新田の理想像はシュート魔王ですからね。 届かない理想だけに追い求めてやまぬのです。 ============================================= > シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→ ハート10 > 《ハート》 シーザー「まず歩け…そして走れ。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― シーザー「マンマミア………そんじゃ、先ず歩け、そして走れ。」 ざわ… 『はぁっ?』と眉をしかめる声がいよいよ上がった。 何を説明するかと思えば『歩け』である…落胆を遥か後方に置き去りにし、呆れの全力疾走と言える。 しかしその反応を前にしてもシーザーには動じる様子がない…。 シーザー「説明してやると言っているんだ。 その為には先ず歩いてみせろ。 普段と同じように&烽「てみせろ。 そこに全ての間違いの発端がある。」 三杉「!………」 シーザーは語気を僅かに強め、先程の指示を反復した。 どうやら冗談のつもりでない事が選手達にも伝わる。 三杉「…皆、歩こう。」 そう呼びかけ、フィールドの周囲を歩き始める三杉。 疑いや反発は肥大化するばかりだが、他の選手達もその姿に倣うしかなかった。
[459]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:03:29 ID:??? ブンナーク「……………」 新田「………………」 ミハエル「………」 ミュラー「……………………」 シーザー「世界、自然、動物、そして自らの肉体………お前達はそれらに対して何ら敬意を払っていない。」 言葉もなく、ただ黙々と歩き続ける面々…彼等にとっては何ら目的の無い行為としか思えていなかった。 だがここで、横を歩くシーザーによる語りが聞こえてきた。 シーザー「…故に見えないでいる。 自分達がどれほど動物として不自然な歩き方をしているのか。 どれほど非効率的な歩行をしてしまっているのかを。」 オジオ「……それってどういう事ですか?」 シーザー「…いいから歩け。 そして自分の脚の、どの部分が疲れるかを気にしてみろ。」 質問には答えず、シーザーはヒントのように指示を追加する。
[460]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:05:24 ID:??? オワイラン「疲れる部分…?」 ブンナーク「はぁっ…? 脚は脚じゃねえかっつーの…」 ダラピッコラ(やってらんねーな…どーにも。) 三杉(いや…そうじゃないか? 脚の中でも、歩行によって主に使われる筋肉は限られる…) オジオ(この人が言いたいのはそういう事の何かなのか…?) 苛々の募る多くの者は考え方を狭めて放棄するが、一部の者はそこから意図の裏を探した。 シーザーの言葉を借りれば、何か重大な無知が自分達にはあるらしい。 三杉にも『敬意を払っていない』という言葉の意味はサッパリだが、無知の正体には興味があった。 歩きながらシーザーは選手達の何人かに声をかけていた。 大抵は一言二言のみであったが、例外もあった。 その例外とはスペルマンとミハエルであった。
[461]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:06:43 ID:??? シーザー「…ところでお前。」 スペルマン「えっ…?」 シーザー「お前は妙だな…。 カルチョをやる前に何か他のスポーツしてたか?」 スペルマン「…………。」 シーザー「話したくないってかぁ? まあいいさ、名前は?」 スペルマン「……イヴァン・スペルマンです。」 シーザー「OKスペルマン、ちょっと期待してるぜ………ほんのちょっとな。」 スペルマン「はぁ……。(バカなの? デンパなの?)」
[462]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:08:21 ID:??? シーザー「お前…右膝に結構デカイ怪我したか?」 ミハエル「え…? ……ええ、けれど完治しましたし筋力も戻ってきてマス…」 シーザー「庇う動きはクセになる…いずれ左を壊す事になるぜ。」 ミハエル「………!」 シーザー「名前は? 言わなきゃオカマって呼ぶぜ。」 ミハエル「オカ…! きっ、ふざk…! ミハエル・ドノヴァンです! 次にその言葉を言ったら殺します!!」 シーザー「あーそー悪いねー。 …でミハエル、お前他のヤツとは別メニューな。」 スタタ ミハエル「えっ!? ちょっ…! お待ちなさい!!」
[463]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:09:39 ID:??? グラウンドを一周したところでシーザーは選手達に止まるよう促した。 シーザー「それじゃあ次は走れ…大体何となく20mくらい…そうだなあ、ここからあのラインまででイイ。」 オジオ「…タイムは測るんですか?」 シーザー「必要無い。 ただしカルチョの試合だと思って走れよ。 …ほらっ、誰からでもいいからサッサと走れ。」 新田「…………」 有無を言わせないトップダウンの指示に、そろそろウンザリした表情も隠せなくなってきた。 茶番だろうがそうで無かろうが、もうそろそろ付き合うのも限界… だが最初の言葉が嘘でなければ、これを走れば終わりの筈である。 ダッ…! シーザー「ほうほう、へーえ…」 無駄な時間はもう御免とばかりに、新田が口火をダッシュを切ると… その後は他の選手も順番にスタートして全力の20mダッシュを見せる。 シーザーが反応を見せたのは一番手の新田に対したっキリで、以降は無言を貫いたのであった。
[464]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:12:09 ID:??? 出された指示(…と言っても歩く≠ニ走る≠セけだったが)を全て終えると、三杉達はシーザーの前へ集まった。 これから目の前の老人がどんな説明を聞かせてくれるというのか…もうフザケタ話を聞きたくはなかった。 シーザー「まっ、9割が見た通りだったぜ。 お前ら…スペルマン以外≠フヤツな。 今ので疲労が溜まったのは脚のどの部分だ?」 ブンナーク「はっ…? 脚は脚だろう!」 シーザー「スカタンは置いといて…ほら自分の脚の事だぜ、判らねー筈がねーだろ。」 ブンナーク「グッ…! いい加減に」 軽く受け流しつつ悪口をまき散らされ、憤慨したブンナークがいよいよ飛び掛かりそうに前傾しかけるが… 三杉「腿(もも)の前側…そうだろ、ブンナーク?」 ブンナーク「あぁんっ!? …………あ、ホントだ。」 直後に三杉が答え、再びブンナークへと振った。 するとブンナークは『言われてみれば』と単純な頭で納得…怒りを萎ませる。 そしてシーザーは全く興味無さそうに続く言葉を紡ぎ出すのだった。
[465]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:13:22 ID:??? シーザー「腿前な…はい正解。 それが大腿四頭筋…つまりはブレーキ筋≠セ。」 新田「ブレーキ!?」 ざわざわ… 筋肉の名称についてはフーンといった感じで聞き流して選手達だが… ブレーキ筋、特にブレーキという単語に対して大きな反応を見せ、空気をざわつかせる。 そしてそれは三杉も同じだった。 歩いて走った事で、三杉は確かに腿の前側に疲労を(些細であるが)感じている。 …実際、歩いているさなかにおいて、使っている実感があったのも腿の前側である。 三杉(歩く≠フと走る≠フは進む行為…なのにシーザーは腿の前側をブレーキ筋≠ニ言った…?) A なるほど、そういう事か…理解したぞ。 特に何も言う必要はない。 B いや…言われても実感が湧かない。 指摘してみよう。 C ブレーキ筋…? いやいや、そんな訳がないじゃないか。 嘘つきって言ってやる。 D いや…まあ、そういう単語なだけだろう。 聞き流しとこうね。 D 詐欺師め・・・こりゃあもうブンナークに突撃させるしかないな。 E いやいや、むしろ僕のショルダータックルで吹き飛ばしてやる。 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
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0ch BBS 2007-01-24