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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[491]◆W1prVEUMOs :2012/09/13(木) 20:12:08 ID:??? B 「確かに裏切りだ、でもこれで合点がいった お前がいい女なのはその理想像を壊さないように努力してきたからなんだな」 否定して開放させてあげたいけどロリィとの仲が壊れるかもしれないので、よいしょもしつつ肯定を… Bが地雷でこのまま決まってしまうのが怖いのでA案もどなたか
[492]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/09/13(木) 20:35:52 ID:??? A 寄ってくる女の子達の理想を壊してしまう事に対して自分を悪人と思うって事自体悪人じゃないな。 本当の悪人はそんな事を気付きもしないし、気にもしないからな。 この商売の経験上から来るもんだがねと軽く言っといてあげたいと思います。
[493]見てる人 ◆S/MUyCtQBg :2012/09/13(木) 22:15:54 ID:??? A 裏切りだけど、同時に裏切られてもある。その点ではイーブンだね。 でもレズリーは努力して、相手の期待に応えようともしてる。優しい人だ。凄いよ。 ただ、たまには素直になることも大事。じゃないと疲れちゃうからね。 そーだ、たまには思いっきり悪人っぽいこともしちゃおうぜ。夜遊びとかさ。
[494]◆9OlIjdgJmY :2012/09/13(木) 22:18:57 ID:??? A 「そりゃあ勘違いする方が100%悪い。傭兵なら真っ先に死ぬタイプだな。」 まだ話の途中なので、軽い相槌程度に「お前は悪くない」と言いたいので。
[495]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:06:08 ID:??? 皆様、ご回答ありがとうございます。 それでは早速、>>490の選択については…… >>492 さら ◆KYCgbi9lqI様の回答を採用させていただきます! 王道の返しながら、三行目、あえて印象を軽くするフォローが心憎いですね。 年上の機微、といった感じで今の森崎というキャラにぴったりハマります。 CP3を進呈いたします。 また今回は手段付記型選択肢、初の本格稼働ということで難しい部分もあったかと思いますが、 皆様しっかりと回答をご用意いただきましてありがとうございます。 それぞれCP1を進呈いたします。
[496]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:07:27 ID:??? >>491 今のレズリーは慣れない場の雰囲気に酔っているところがありますので、 関係が一気に進展してすぐにロリィとの仲が壊れるようなことは、まだないでしょう。 もし森崎が人物称号的にワル〜い男だったら、その限りではなかったでしょうが……。 こういった人間関係についての手段付記型選択肢では、選択自体にはあまり成功/失敗を 設定しないようにするつもりです(あからさまに見えている地雷を除いて、ですがw)。 それよりはやはり、内容が決め手になりますね。 相手が言われたがっていることを言ってあげるのもよし、あえて反対側から揺さぶって リアクションを引き出すもよし、いずれにせよ重要なのは説得力になってきます。 >>493 さ、最後の一行に悪いオトナがいる……!w 現在の森崎はモラル値が高いのでちょっとそこまで踏み込めない部分はありますが、 「>努力して、相手の期待に応えようともしてる」は大変鋭いですね。 レズリーにとって重要なポイントで、この先の展開へちょっと先回りされた感すらあります。 >>494 はい、話の途中というのはその通りで、方向性としてはばっちりなのですが、 混ぜっ返しと取られてしまうとレズリーはまた機嫌を損ねてしまうかもしれません。 話を引き出すことに目標を絞るなら、沈黙するのも悪い手ではありませんでしたね。
[497]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:08:28 ID:??? *** A 否定する。(>>492) 「悪人……ねえ」 「何だよ、その言い方」 カウンターの向こう、店主の手元で磨かれるグラスをぼんやりと見ながら言う森崎に、 レズリーが目を細める。気にした風もなく、森崎が続けた。 「俺からすりゃ、そうは思えない、って話さ」 「……!」 「理想を壊して、裏切って……だから悪人、ってか」 気色ばむレズリーを宥めるように、殊更ゆっくりと森崎が言う。 「……そういう風に見られるのは、仕方ないだろ」 呟いたレズリーが、森崎から視線を外してカウンターに目を落とした。 「それだよ」 「……それ?」 「仕方ない、ってのさ」 「……」 顔が映るほどに磨き込まれたカウンターばかりを見つめて俯く少女に、ため息を一つ。 森崎が手振りだけで店主に麦酒の追加をオーダーしてから、口を開く。
[498]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:09:30 ID:??? 「自分が悪いと言われて、仕方ないと思う。それはお前、悪人の考え方じゃねえよ」 「……」 レズリーは、顔を上げない。 ほとんど空になったグラスの縁を指で何度もなぞりながら、黙っている。 「どうしようもねえクズ、救いようのねえ悪党……その手の連中は、そんな風には考えねえ。 手前ぇのやりたいようにやることが当たり前、やらねえヤツが馬鹿なんだと、こうだ」 「……」 「連中はな、だから自分が悪いなんてこれっぽっちも思ってねえ。気付きすら、しねえんだよ。 悪いと言われりゃ怒るか嗤うか、だ。仕方ない、なんて思えるのは―――」 思わせぶりに切った森崎の言葉を、 「……悪人なんかじゃない、って言いたいのかい」 僅かな沈黙を挟んで、レズリーが引き取った。 顔を、上げる。 「モリサキ」 背筋を伸ばして森崎の横顔を見据えるレズリーの目には、怒りに近い炎の色と 消沈と諦念を湛えた泉の色と、幾つもの感情がぐるぐると渦を巻いている。 「アタシを……慰めてる、つもりかい」 「いンや」 切り込むような声音に、森崎の即答は短く、軽い。 顔を向けぬまま小さく口角を上げたその表情は、少女の感情を容易くいなす。
[499]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:10:31 ID:??? 「商売上の経験、ってやつさ。そうご大層なもんじゃねえよ」 「……」 いなされた感情の渦が、潮が引くように少女の瞳から消えていく。 それでも、視線だけは森崎の横顔から離れない。 じっと、見つめる。 森崎は、見返さない。 「……」 「……」 先に口を開いたのは、レズリーだった。 「―――ロリィの話だったね」 何かを振りきるように、視線を切って言う。 「あの子にはさ……ないんだ。そういう、アタシを通して、アタシじゃない誰かを見てるって感じが。 だから、アタシにまとわりついて、アタシのことをよく知ったって、裏切られたとは思わないでくれる。 今ここにいるアタシ自身を見て、だけどそれでも、懐いてくれてる。 そういう子だから、一緒にいられる……のかな」 そこまでを言って、レズリーがふと息をつく。 僅かに空いた間に、店主が麦酒を満たしたグラスを、無言で森崎の方へ寄越した。 受け取ったその手でくい、と酒を流し込む森崎。
[500]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/14(金) 19:11:32 ID:??? 「だから……」 と、そんな森崎に何を言うでもなく続けたレズリーの声音が、ふと変わる。 低く篭った、しかしどこか熱に浮かされたような、独白じみた声。 「だからこそアタシは、あの子を裏切っちゃいけない。期待に応えなくちゃいけない。 あの子が本当のアタシを見てるなら、アタシは、もっと、もっと―――」 そこまでを呟いたレズリーが、はっとしたように顔を上げた。 目線だけで回りを見回すと、森崎と視線が絡まる。 「と、とにかく」 「……?」 どこかバツが悪そうに顔を背けながら、レズリーがグラスを手に取った。 「あの子と一緒にいるのが、今のアタシたちには当たり前の形だってだけ。 アンタにどう見えてるかは知らないけどね」 一方的に話を打ち切ると、僅かに残ったグラスの中身を飲み干した。 口の端から紫色の滴がつう、と垂れたのには、気づいていないようだった。 ***
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0ch BBS 2007-01-24