※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[822]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/13(土) 13:36:29 ID:??? *選択 A 「もし事故ってたらどう責任を取るつもりだ」 攻撃するぞ。 B 「あんなとこから飛び降りて、怪我でもしたらどうするんだ」 むしろ相手の身を案じるぞ。 C 「クッ……今頃になって痛みが……! こりゃ、骨が折れてるかもしれねえ」 当たり屋だぞ。 (必要CP:10) 森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。 期限は『10/13 23:00』です。 ****** ちなみにショースカヤとならないのは移民三世で呼称慣習が形骸化しているからです、 といったところで、本日の更新は一旦これまでとさせていただきます。 お付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
[823]◆W1prVEUMOs :2012/10/13(土) 17:19:06 ID:??? b 流行のツンデレとかではなくボーイッシュな同性感覚で付き合えるヒロインだと思いました そんな娘の好感度を上げればツンのない純粋なデレが見れそうなので
[824]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/10/13(土) 18:59:33 ID:??? B怪我してからでは遅いので年上の人間として注意を促すのが良いと思います。
[825]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/17(水) 18:35:22 ID:??? 皆様、ご回答ありがとうございます。 それでは早速、>>822の選択については…… >>823 ◆W1prVEUMOs様の案を採用させていただきます! おめでとうございます、そしてありがとうございます。 そのレスで、数ヶ月後のハンナの運命が大きく変わりました。 GMの蒙きを啓いていただいたことに敬意を表し、通常のCP3に加えて更に3点を進呈いたします。 >>824 はい、大きな怪我というのは健康な人間が考えているよりずっと深刻な影響を 心身に与えるものですから、きちんと言っておきたいところですね。
[826]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/17(水) 18:36:22 ID:??? *** B 「あんなとこから飛び降りて、怪我でもしたらどうするんだ」 反撃に移ろうとした森崎の口をついて出たのは、しかし意外な言葉である。 『うわ、お人好しがいる!』 「……」 言って即座に手の届かない高さまで逃げる相方をじろりとひと睨み、目線を戻した森崎を こわごわと見返して、少女が口を開く。 「で、でもほら、幸い無事みたいだし……あの、痛いところとかないよね」 「違う」 ぺたぺたと森崎の肘あたりを触りながら言うハンナの取り違えを、森崎が即座に正す。 「……え?」 「俺じゃない、お前のことだ。女の子が危ないことするんじゃない」 「……?」 きょとんとしたハンナが、 「え、あ……!」 「……」 しばらく考えた後、ようやく何を言われているか気づいた様子で目を見開く。 同時、火箸にでも触ったように、森崎から手を離した。
[827]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/17(水) 18:37:49 ID:??? 「あの、あの、でもさ!」 「でも、なんだ」 「ぼ、ボクいつもああやって抜けだしてるし、ほら、あのくらいへっちゃらなんだから!」 「……」 「え、えへへ……」 戸惑ったように目を左右に泳がせたハンナの口から飛び出すのは、弁明ともつかぬものである。 誤魔化そうとした笑いがひきつるのを真っ直ぐに見ながら森崎が、すう、と息を吸った。 「―――へっちゃらなんだから、じゃない!」 「わあっ!」 怒鳴り声に、ハンナが反射的に首をすくめる。 「昨日はいい、今日も大丈夫、だがもし明日、塀の上でバランスでも崩したらどうする!」 「ぅ……」 「飛び降りる先だって石畳だ! 柔らかくもなけりゃ平らでもない! 転んで膝っ小僧すりむく程度じゃ済まないんだぞ!」 「……」 猛烈な勢いで叱られるハンナは、既に俯いて顔も上げない。 「洟垂れの子供じゃないんだ。足をやっちまった奴がどういう風に扱われるのか、 わからないわけじゃないだろ!?」 「……う、うん……」
[828]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/17(水) 18:38:50 ID:??? 森崎の言葉は実感を伴ったものである。 いくさを生業とする者は、当然ながら生死の境を彷徨うような怪我を負うものも多い。 一命を取り留めたとしても酷い後遺症が残るようであれば仕事を続けることはできなかった。 中でも悲惨なのは四肢、とりわけ足に重篤な障害を負った者たちである。 酷い出血や開放骨折で切断するしかなかったもの、誤って馬や車輪に踏み潰されたもの、 あるいは何らかの衝撃で関節部の骨を複雑に折ったもの、要因は様々であるが、 もはやまともに歩けぬという一点で、彼らは共通している。 歩けぬ者に務まる仕事は、ない。 運良く支えてくれる親族がいれば生きてはいけようが、それらの一生の重荷となる。 そうしてそれもなければ天から金やパンの降るわけもなく、ただひとり野垂れ死ぬのみであった。 彼らを抱える受け皿は、この世に存在しなかった。 「……ごめん、なさい」 「俺に謝っても仕方ねえだろ。つまんねえことで何もかんも台無しにしねえように気をつけろって話だ」 「……はい」 『お、素直でよろしい』 肩を落としたハンナに、ふるりと舞い降りたピコが頷いたのも束の間。 「……で、でも!」 『あら、あんまり素直じゃないかも』 ハンナが、決然と顔を上げて言う。 僅かに潤んだ瞳は、叱られたことにか、それとも怒鳴られたことにか。 否。 「つまんない理由で抜け出してたわけじゃ、ないから。……それだけは、違うから」 その目に宿るのは、もっと強く美しい、何かだ。 たとえば明日や、たとえば希望や、そういうものを真っ直ぐに見るときにも、涙は滲む。
[829]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/17(水) 18:39:53 ID:??? 「速くなりたい」 その言葉は、だから結晶だ。 混じりけのない思いの、形になって透き通った音を立てる、そういうものだ。 「もっと、もっと。速く走りたいんだ。誰よりも」 「……」 走る、と。 そのことを告げるとき、ハンナの瞳はより一層の輝きを帯びる。 何を指して言うのか、詳しいことは森崎にはわからない。 わからないが、ハンナにとってそれがこの世で最も尊ぶべきものであるとは、理解できた。 「学校で机に向かってると、わーって。胸のところ、ぐしゃぐしゃにしたくなって。 こんなことしてるときじゃないって。走らなきゃって思えて、走らなきゃ置いてかれるから」 ハンナの手が、握り締めた制服に皺を作る。 たん、たん、と。感触を確かめるような足踏みが、平らに均された芝生を叩く。 「負けたくない。追いつきたい。勝ちたい。だけど」 「……」 「何していいのかわかんなくって、ただがむしゃらに走るしかできなくって。 だったら、ボクの時間ぜんぶ、それに使わなきゃって思ったら、もう我慢できなくて」 「……それで学校、抜けだしたか」 森崎の問いかけに、こくりと頷くハンナ。 ため息をついた森崎が、その潤んだ瞳を見返して、言った。 「あのな、ハンナ―――」
[830]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/17(水) 18:41:53 ID:XxV5YV8+ *選択 A「学生の本分は勉強だ。それさえできない奴に他のことができるか」 B「鍛錬はやり過ぎりゃいいってもんじゃないんだ」 C「だったら尚更、怪我なんてしてる場合じゃないだろ」 森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。 期限は『10/17 24:00』です。 ****** セーフティネットって素敵ですよね…といったところで 本日の更新はこれまでとさせていただきます。 お付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
[831]◆W1prVEUMOs :2012/10/17(水) 20:21:05 ID:??? B 今の行動に成果が無いことを示して無茶をやめさせる 上から押さえつける選択ではなくやめる理由(逃げ道)を作ってあげたい 実際、置いていかれる不安からただただ走っているだけでは技術も身に付かないでしょうし
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24