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【鈴仙のいいところ】鈴仙奮闘記12【見てみたい】
[41]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/21(木) 23:33:53 ID:??? ダイヤ→ハート+パチュリー「(ここは手っとり早く1点が理想かしら)」フランへパス! そして…! パチュリー「(――幸いに、点差にも余裕があるし。 前半とは違うってとこ、見せてみようかしら。 1点は確定としても……運が良ければ、それ以上の効果がある)――フラン! 一旦預けるわ!」 バシュウウウッ! 椛「ふ、ふえ〜…(相変わらず取れる気しませんよ、あのパス……)」 はたて「…へ?(こ、コースがあまりに絶妙すぎて反応すら出来なかったわ……!)」 射命丸「(あーあ。 だから言ったのに)」 実況「パチュリー選手! ここで大きく左サイドのフラン選手へとロングパス! まるで精密機械のように鋭く的確なパスは、カットに向かう椛選手とはたて選手の 丁度ど真ん中をすり抜けて、フラン選手の元へと向かいます!」 フラン「やったぁ〜! ボールが来た〜! パチェ、だーい好き♪」 パチュリー「フフ……。 そのまま上がりなさいな、フラン」 フラン「は〜い♪」 ダッ! ドドドドドドドッ! 実況「そしてフラン選手! そのまま左サイド際をドリブルで駆け抜ける〜! 可愛らしい仕草とは裏腹に、すさまじい轟音ですが…それでも中々豪快で取り辛いドリブルです!」 後半になってCFの位置から左サイドへと配置されたフラン。 パスやカットはその概念すら理解しているかも怪しいというレベルの彼女だが… それでも、持ち前の身体能力を活かしたドリブルやタックルにはそこそこ優れている。
[42]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/21(木) 23:35:16 ID:??? 射命丸「うぐぅっ…! で、ですが――フランさんにボールを集めて頂くのは却って好都合! 行きますよ―――穣子さん!」 しかし……レミリアやパチュリーと比べると組みしやすいフランにボールが渡ったのは、 妖怪の山FCにとって絶好のチャンスに映っていた。 アハハハハ、とやや狂ったような笑い声を上げながら突き進むフランの前方には射命丸と―― 中盤までやや大きくオーバーラップしていた秋姉妹の二人が構える。 穣子「うん、任せて頂戴! …お姉ちゃん!」タタタタッ! 静葉「了解よ、穣子!」タタタタッ! ガシッ! バアアアアアアアアアアアン!! 穣子「いもいもいも〜〜〜っ!!」 実況「おお〜〜〜! ここで穣子選手がオータムスカイラブでタックルに向かう〜! 妖怪の山FC、撃たせる前に止めるとラインを大胆に前に上げて来ました!! そして射命丸選手も穣子選手のサポートに回っており、フラン選手が抜き切るのは流石に厳しい! パチュリー選手、ここは得点を焦るあまりに判断を間違えたか〜!?」 フラン「むー……邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ……」 気持ちよくドリブルしていた自分の眼前を防ぐ邪魔なオブジェクトを、 フランは不機嫌そうにジロリと見つめている。 フラン「――まぁ、いっか。 こいつら皆ぎゅっとして、ドカーンすれば……!」 ダッ! 実況「―――しかしフラン選手! バックパスなど当然せず、敢然と射命丸選手と穣子選手へと ぶつかって行きます! だがしかし、これはちょっと危ないか〜!?」
[43]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/21(木) 23:36:16 ID:??? ――実況の言う通り、この局面においてフランはかなり不利な勝負を強いられていた。 オータムスカイラブを放った状態の穣子のタックルの威力は、瞬間的ではあるが一流クラス。 その上に、俊足の射命丸がドリブルコースを制限している状態で、フランの勝ち目は薄い。 しかし、結論を言うとそれでもフランは二人を突破してしまう。 フラン「――でも、いいや。 だってここには……」 ポーン。 スッ……ブウウン! 射命丸「(こ――これは消えるフェイント!? いえ、あの妹の事ですから名付けるなら……そう。 『そして誰もいなくなるか?』でしょうか)」 その理由は、ここでフランが『相手を吹き飛ばす事』よりも『相手を突破する事』を念頭に置いたドリブルを (気紛れではあるが)選択したという事。そして、もう一点は―――。 パチュリー「(―――今ね)……みんな上がりなさい! ファストブレイクよ!」 スカーレットムーンズフィールダー「「「「「 ええ!! 」」」」」 バッ! タッ! タタタタタタッ……!!
[44]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/21(木) 23:40:27 ID:??? 実況「お、おおっ、おおおお〜〜〜〜っと!! 何とパチュリー選手! ここで得意の戦術・ファストブレイクを発動させた〜〜〜!! 彼女の一声で、 スカーレットムーンズの前線から中盤までのフィールダー達が前がかりに急発進して、 妖怪の山FCのメンバーに圧力をかけて行きます!!」 穣子「(ふぁ、ふぁすとぶれーく? それって朝食の事かなぁ……?)」 パチュリーを軸としての『ファストブレイク』戦法。 前線の選手が積極的に攻め上がり、なるべく高いラインでボールを確保し、 なるべく前へ前へとボールを運ぶ事を意識する、効果的な攻撃手法が功を奏したのだ。 穣子「(……って、違う違う! ここは……全力タックルよ〜〜!!)」 ズッ…ザアアアアアアアアアアアア!! ―――バッチイイイインッ!! フラン「ウフフ…ここには誰も―――って、ちょっと! 何ボールを奪ってるの〜!?」 ――面喰らいつつも放った、穣子の渾身のタックルはフランからボールを零す事に成功したのだが… メイドG「フラン様! ドンマイです!」ポムッ……バシッ! 通常の布陣よりも積極的に上がっていたメイドGが、射命丸やはたてに先立ってボールを確保し、 そのまま前方の開けた状態のフランにリターンする。 天狗E「そ、そんなパスくらい……って、お、追いつけないよ〜!?」 そしてそのパスには、静葉に代わり中央へと寄っていた天狗Eが飛び付くも… 通常よりかなり素早いパス回しに追いつけず、フランへのリターンを易々と許してしまう。 本来ならば優位に戦える筈の相手に、油断も乗じてではあるが…天狗Eは、全く対抗出来なかった。 パチュリーの戦術は、フランのドリブル。そしてメイドGのパスが相手に与えるプレッシャーを、確かに増幅させていた。
[45]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/21(木) 23:41:29 ID:??? 実況「あ…ああ〜〜〜!! フラン選手、あの質的・量的不利の状態から尚も、 結果的にボールをキープする事に成功…いえ、成功してしまいました〜! こうなると、穣子選手と静葉選手を失った中盤・最終ラインはカラッポ!」 フラン「良しよし♪ やっぱサッカーはこうでなくっちゃね♪」 雛「シュ、シュートだけは…させないッ!? 創布・ペイン――」 フラン「邪魔」 グウン…… 雛「キャアッ!?」 ドゴオオオオオッ! バキベキッ! 実況「そして雛選手が反則覚悟のタックルに向かいましたが……! フラン選手は敵に反則を犯す事すら許しません! 雛選手を反時計回りの回し蹴りで、遥か右サイドライン際まで吹き飛ばします! しかしこれはボール越しの為反則ではありません!」 反町「(理不尽だ…! 回し蹴りってどう考えてもサッカーの単語じゃないのに……!)」 フラン「――ったく。 折角こっちはサッカーしようとしてたのに、邪魔しないで欲しいわ。 まっ、良いか♪ よーし……これでハットトリックだもんね!」 グワアアアアアアアアッ! フラン「スターボウ…ブレーイクッ!」 バッ……ゴオオオオオオオオオン! ズガシャアアアアアアアアッ!!
[46]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/21(木) 23:44:06 ID:??? 実況「ああ! 雛選手を吹き飛ばしたフラン選手……ゴールまで約30メートルの距離からロングシュートだ! シュートは再び轟音を立ててGKのにとり選手を吹き飛ばそうとうねりを上げる!」 にとり「な……何で私限定なんだよ〜ぅ!?」 河童A「よし、河童C! 私達もブロックよ!(私達も大概だけど、にとり程悲惨じゃないしねぇ)」 河童C「あいさー!(あれを見ると、私達は頑張ってあげようってなるよね)」 フランの放ったシュートは、相変わらずも幻想郷でもハイレベルの威力を秘めており。 そのままのびーるアームを装着したにとりごとネットを突き破るのではないかと思われていたが……。 にとり「し……死にたくない。 ―――死にたくなーーーいっ!」 ウィィイイイイイ………ビィイイイイイイイイン!! にとり「うぉおおおおおおお〜っ!!」 バッ! ギュウウン! ガッ……シィイイイイイイイイイン!!! ―――にとりの生への執着、そして彼女なりの反骨精神が…ここに来てようやく身を結ぶ。 フランの放ったシュートは全開出力ののびーるアームの中心に突き刺さり…… おぞましい音を長時間響かせながらも―――そのアームの手の中に、収まったのだ。 フラン「えっ…? 何で私がシュート撃ったのにゴールじゃないの? 河童は吹き飛んでないの?」 それは、世間知らずなフランにとっては有り得ない事態。 珍しく怯えた調子の声色のフランに、にとりはボロボロの身体に鞭打ちながら…出来る限り尊大に、こう答えた。 にとり「…フ……フフ。 知ってた……かい? 河童の、科学力は……世界一、だって」
[47]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/21(木) 23:45:18 ID:??? ――と、言った所で今日の更新はここまでにします。 皆さま、本日もお疲れさまでした。
[48]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/21(木) 23:47:55 ID:1/ELSCxk 失礼します。判定は無いですが、文章を書いたという事で一旦あげさせて頂きます。 (昨日は判定があるにも関わらずあげ忘れてましたし)
[49]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/22(金) 22:43:57 ID:iRej/y9k こんばんは。更新を再開します! ――――――――――――――― 実況「す……すすす、すっばらし〜〜〜〜い!! にとり選手! ここで河童の意地を魅せた〜〜〜!! フラン選手の殺人弾丸シュートを、 まさかの超ファインセーブ!! 後半8分! これが妖怪の山FCの奇跡となるのか〜!?」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「にーとーりっ! にーとーりっ!」 「ヒューガー騒ぎの時はごめんなー!」「これは逆転あるんじゃないか!?」 にとり「へ…へへ。 今さら掌返しでほめちゃって。遅いんだよ! (う、ぐっ……。 やっぱし、のびーるアーム・改は体力の消耗が激しいよ…。 後半であともう一遍、出来ればもうさらに一遍ってトコだね……)」 にとりは如何にも調子に乗っているといった素振りで、観客席に向かってドヤ顔ダブルピース。 しかし……その足元は産まれたての仔鹿のようにぷるぷると震えている。 度重なる吹っ飛びと負傷、そして全力のセービングが原因で、彼女の体力は既に限界に達しようとしていたのだ。 パチュリー「あら…決まると思ったのだけれど」 レミリア「さっきのフランのシュートは厄神に邪魔されて不機嫌だったからか、 力み過ぎになっていたし、何より距離も少し遠かった。 となれば、相手の奇跡とやらが働けばひっくり返るのも道理よ、パチェ」 フラン「ちぇっ。 じゃあ次はもっと強く蹴ってみよーっと」 その反面で、奇跡を起こされたスカーレットムーンズの中枢は冷静さを貫き通す。 彼女達にとってすれば、この試合何本とでも撃てるであろう 平凡な一シュートがたまたま防がれただけであるため、ごく当然の反応だった。
[50]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/22(金) 22:48:16 ID:iRej/y9k しかし、妖怪の山FCのメンバーはそのたまたまを奇跡と称して奮い立つ。 にとり「――さあ行くよ皆! ここが反撃だ!」 バッ……コオオオオオオオン!! 実況「さあそしてにとり選手! 大きく前線へロングフィードだ〜! そのボールを捕まえるのは…!?」 先着1名様で、 ★妖怪の山FCの反撃→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→バシュウウウウウ!! にとり「くらえスカーレットムーンズ! これが私のスーパースコープ3Dだ!」 ダイヤ・ハート→椛と反町が咲夜と競り勝ち、そのまま得点チャンスが生まれる! スペード・クラブ→射命丸がフォロー! そのまま高速ドリブルで敵陣を突っ走る! クラブA→JOKER+美鈴「反動蹴……速迅砲!」 おっと! ここで美鈴が必殺のカウンターシュートだ!?
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0ch BBS 2007-01-24