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【伝説の】Another-CU_9【継承者】
[578]3バックの復権ですねアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/02(水) 19:05:04 ID:??? ナムリス「お……?」 蓮子「サッカーでは確かにアルシオンは他の皆よりもずば抜けてるかも知れないけど、 それ以外の場でサッカーの実力を持ち出すのは間違ってると思う。」 ナムリス「ふむ、どうやらここについては見解の相違があるみたいですね。」 蓮子「そう、確かに見解の相違かも知れない。 でもサッカーだけがアルシオンの人生じゃないでしょ?」 ナムリス「それは違う。」 蓮子「何が違うの!?」 ナムリス「アルシオンにとって、サッカーは彼の人生の全てです。 その為に生きてきた、これからもその為に生きていく。 蓮子先輩は彼の事を何も知らないから言えるのです。」 蓮子「そうだよ! 知らないよ! だから言うんだよ! その為に生きてきたからって、これからもそうしなければいけない理由はないから!」 ナムリス「………」 蓮子は驚いていた。 自分でもこんな感情的に話す事があるのかと… 今日は一つ大発見をした。 これだけ大声を出して、彼女は急激に冷静になった。
[579]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/02(水) 19:06:04 ID:??? 蓮子「ごめん、なんか今すごい感情的になった。」 ナムリス「ええ、驚きました。 先輩がそういうタイプだとは思っていなかったので。」 蓮子「うん、私も。」 ナムリス「アルシオンの事を好きになったのですか?」 蓮子「え?」 問われて蓮子は呆けた。 アルシオン… ピクシーの事を好きなのか? とても直線的な感情の話である。 自分の気持ちに問いかけてみると、その答えはすぐに出た。 蓮子「いや全然。」 ナムリス「え? いや、そうは思えませんが…」 蓮子「ん〜… なんか弟みたいな感じ? そう、放っておけない弟。 危なっかしいの。」 ナムリス「ふむ… まあ追及するつもりもないので、そういう事にしておきましょう。 しかし蓮子先輩、アルシオンに近づくのはもうよして下さい。」 蓮子「え? 何で?」
[580]森崎名無しさん:2014/07/02(水) 19:07:02 ID:??? あのフォーメーションってオランダはずっと続けるんでしょうか?
[581]アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/02(水) 19:07:38 ID:??? ナムリス「彼には常人には量れない身体能力があります。 もし暴走するような事があれば、傍にいる人間に危険が及ぶほどに。」 蓮子「あ………」 知っていた。 彼の身体能力が高い事は周知の事実だが、それ以上に現実味のない… ファンタジーのような 所がある事を蓮子はよく分かっていた。 伊達に映像から解析を実施してはいない。 ナムリス「先輩とアルシオンの交流は認知していましたが、これまで見て見ぬフリをしてきました。 それがアルシオンの為になる可能性をボクとしても考えていましたから。 しかし現在そうなっていない以上、彼との交流は先輩にとってリスクでしかない。」 蓮子「………」 ナムリス「彼はサッカーに打ち込み、溜め込んでいる物をグラウンドで吐き出しているようです。 ボクもそれが彼にとって最良なんだと考えるようになりました。」 蓮子「…………」 ナムリス「自分にとって計り知れない天才の事は、その有りのままに任せるべきなんです。 その為にチームとしても、彼の邪魔をしない、彼の意思を全てに優先させたいと 思っています。 それがボクと彼のwin-winですからね。」
[582]どうでしょう?強者のカウンターと言いますか… ◆lphnIgLpHU :2014/07/02(水) 19:11:25 ID:??? 蓮子「アンタさ… それ本心?」 ナムリス「え?」 違和感があった。 何処に違和感を感じたかは判らない。 そもそも本当にこれが違和感なのかも分からない。 しかし何かを感じ、蓮子は思わず口に出した。 そして『しまった』と思った。 蓮子「いや… いいわ。 分かった、ナムの言いたい事は理解した。」 ナムリス「そう… ですか。」 蓮子「ナムがアルシオンの事をちゃんと考えてるのは分かったよ。 もうアルシオンと特別交流する事はしない… まあ今だと普通に無視されそうだしね。」 ナムリス「良かった… とは言い辛いですね、それを聞くと。」 蓮子「はは、別にいいよ。 一方的に心配してただけだし。 話はそれだけよ、それじゃ仕事の邪魔してごめんね。」 蓮子はナムリスの返事を待たずに身をひるがえした。 少し白々しすぎだろうか。
[583]スペクタクルでない守備サッカーは識者に嫌われますからねアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/02(水) 19:13:21 ID:??? バタン ナウリス「ふう…」 蓮子が執務室の扉を締めたのを確認し、ナムリスは溜め息をついた。 ナムリス「おっと、ファーバーカステルが。」 手の中で粉々になった、愛用の万年筆の残骸に気が付いた。 飛び散ったインクで絨毯も汚れている。 ナムリス「いい加減… 疎ましくなってくるな。 使い道を持て余した道具というのは。」 独り言を言い終えて、ナムリスは受話器を取った。 絨毯と万年筆の新調を秘書官にさせる為であった。 万年筆のブランドはペリカンかパイロットに変えてみようと考えていた。
[584]でもとことん勝つ事だけを求めればああなるんでしょうかね?アナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/02(水) 19:14:56 ID:??? バタン 扉を閉めて、蓮子は今一度『マズった』と顔をしかめた。 全く無意味な、不信感だけを呼び起こす問いかけをしてしまった。 しかし一方で確信に近い感覚が得られた。 ナムリスの言葉が彼の本心ではないという確信だ。 蓮子に対してかアルシオンに対してかは分からないが、彼には何か後ろ暗い事がある。 しかし本人はそれを後ろ暗いとは考えていない。 それだけ分かった。 蓮子「………参ったな。」 状況に任せてそう口にしてみたが、意外に参ってはいない事に気がつく。 まずは先ほどの違和感の正体を見つけてみる事だ。 そして彼の後ろ暗い事とは何かを推測… 順々に理論を埋めていけば良い。 そうすれば行動すべき事は必ず見えてくる筈だ。 蓮子(ナムにとって私とピクシーの接触は好ましくない…? 少なくとも今後は?) やる事さえ定まれば理系女子は右往左往しない、してたまるものか。 ひも理論をなめるなよと言ってやりたい気持ちだった。 蓮子がジョアンに辿り着くのはもう少し先となる。
[585]こうなるとブラジルが圧倒的に復権しそうに思えますアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/02(水) 19:16:38 ID:??? 某年12月 月が替わり、ついに激動の年を締めくくる12月が訪れた。 12月と言えば、一般には師匠の僧がお経をあげるために東西を馳せる…『師馳す』が語源とされている。 しかしそれは誤りだ。 十二月(シハス)には 沫雪降ると 知らねかも 梅の花咲く含めらずして 万葉・記紀時代には十有二月を『しはす』と読んでいた。 つまり『しはす』は只の数字を示す言葉だった。 後世になって誰かが当て字として『師走』を付けたのである。 ならば12月を他人事のような『師走』という言葉で扱いたくはない。 『一年の最後になし終える』という意味で『為果つ(しはつ)』という意味で受け取りたい。 そう、フロレンティア・ヴィオラには12月においても為し遂げるべき事があった。
[586]本日はここまでになりますアナカン ◆lphnIgLpHU :2014/07/02(水) 19:18:16 ID:??? <フィレンツェ/フロレンティア・ヴィオラ クラブハウス> 三杉はまたもオーナーに呼ばれてクラブハウスを訪れた。 何の用事あるか聞いてはいないが、次のテストマッチの話ではないかと推測している。 どうであれ、キャプテンとしての業務は三杉の足取りを軽くさせていた。 正直、先月の下旬からの十数日はキャプテンとしての役割を疎かにしている。 自分を除く選手たちの事もほとんど把握していない。 正直に事情を話しているので理解は得られているだろうが、昔からのキャプテン気質がある。 自分の都合だけで毎日動いているのは得も知れず居心地が悪かった。 先着で ★ここで唐突に今日までに起こっていた事→!card★ と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《Joker》 ??? 《K》 スペルマンとオジオが話しているのをよく見かけた 《9〜Q》 新田がシーザーと特訓しているのを見かけた 《4〜8》 ミハエルとモニカが食事しているのを見かけた 《A〜3》 ブンナークが女性に声をかけられたそうだ
[587]森崎名無しさん:2014/07/02(水) 19:19:07 ID:??? ★ここで唐突に今日までに起こっていた事→ クラブ2 ★
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0ch BBS 2007-01-24