※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【新章】きれぼしサッカー3【突入!?】
[218]森崎名無しさん:2015/11/01(日) 19:34:36 ID:0N4TyGnw E
[219]森崎名無しさん:2015/11/01(日) 20:35:25 ID:m05glS42 E
[220]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/01(日) 21:38:31 ID:G5RCPhNc 申し訳ありませんが、文章がなかなか浮かばないため、 以下の分岐を記して終わりにいたします。 こちらはほとんど余談・付け足しのようなものですので、 話の展開にはほとんど関わりません。少々うふふを楽しむと 思って、気軽に投票してもらえれば幸いです。 森崎「(キスはどの程度にしようかな?)」 A 触れるか触れないか程度、陽子の緊張を解くのが主目的 B 数秒ほど触れたのち離れる。表情の変化を楽しみたい C 息の続く限りする、絶対に離したくはない! D 唇だけでなく、顔のありとあらゆる場所にキスしたい! E もうここまでくれば押し倒してもいいんじゃね?(要3票) F その他、自由回答(要3票) 2票選ばれた選択肢で続行します。
[221]森崎名無しさん:2015/11/02(月) 08:44:29 ID:Oib77BTg B
[222]森崎名無しさん:2015/11/02(月) 13:32:32 ID:ByE8WZRQ B
[223]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:10:15 ID:KIadJXgo こんばんは、本来ならここで完結させたかったのですが、 文章の遂行に時間がかかりまして、途中までですが投稿させていただきます。
[224]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:12:24 ID:KIadJXgo E 「……(良く言った。俺の返事はキスで返す)」 B 数秒ほど触れたのち離れる。表情の変化を楽しみたい -------------------------------------------------------------------------------------------------------- 森崎「(……そうだ)」 陽子の告白に言葉を失っていたが、やはりそこは森崎である。事前に予想がついていた 事もあって、すぐに平静を取り戻す。それと同時に、キリリとした陽子の顔を見て、 ふっとイタズラ心が湧いてきた。 森崎「(こんな時にこんなことしたら、どんな顔するかな?)」 スッ…… 陽子「(来る……!)」 告白を聞いた時のままの硬い表情のまま相手が向かってくる。 その瞬間の陽子の感情には、絶望一歩手前の黒いものが上がっていた。 陽子「(ダメ、なのかな。家のトラブルで巻き込ませた私はやっぱり邪魔も……)んっ!?」 チュッ。 森崎が陽子の唇に口を合わせる。予想もしなかった行動に、陽子の頭は真っ白になってしまった。
[225]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:14:46 ID:KIadJXgo 森崎「(やわらかいなあ、あんな堅い事言ってたとは思えねえな。おっ、キョトンとしてるぞ)」 陽子「(えっ、キス!?森崎くんが、私に……)」 ブラジルで交わしたファーストキスと比べ、唇全体に触れ圧力をはっきり感じる森崎のキス。 陽子の体に衝撃が走る。だがその衝撃が何かと理解する前に、森崎は唇を離してしまった。 何もわからぬままに離れた森崎に向け、陽子はポカリとするばかりだった。 森崎「ピシッとした顔も良かったけど、やっぱりこっちの顔がいいな」 陽子「顔って……あっ」 森崎の言葉を受けてようやく、陽子は自分の表情と感情に意識が向く。 それと同時に、告白とはいえあれ程の事を想い人につげてしまった気恥ずかしさ、 その相手からのキスによるときめきが鮮烈に心へ働きはじめ、たちまちにして 陽子の顔を上気させてしまった。 陽子「何よ、いきなり人前でこんな事してくるせいじゃない」 それでも何とか声が上ずらず、変に甘えの色も見せずに言い返す陽子に 森崎は内心感心しながら、自らの言葉をこう締めた。
[226]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:17:18 ID:KIadJXgo 森崎「これから一日百戦、さすがの俺もくたばりはしないが、クタクタになる事はあるだろうな そんな時にそばにいて、たまにはそんな顔をしてくれると、ピンチも面白くなりそうだ」 陽子「えっ!?」 ドキン!心臓が金槌で叩かれたように強く打ち鳴らされる。 陽子「そ、それって……」 森崎「ああ、そうだ、陽子。はっきり言う。俺と結婚してくれ。俺はお前が大好きだ」 陽子「だ、だいす……」 陽子の目頭が熱くなる。まぶたがゆるみそうになったが、ピッと目に力を入れて 引き締めた後、ニコリと悪戯っ子のような笑みを浮かべた。 陽子「不束者ですが、よろしくお願いしますね、旦那様」 ニヤニヤと小馬鹿にしているようにも見える顔を作る。その顔が段々震えはじめ、 目元が崩れはじめそうになっていくのを見た森崎は、何も言わず陽子を抱き締める。 陽子もまた、ほとんど同時に森崎を力の限り抱き締め、体を森崎に託していった。
[227]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:20:36 ID:KIadJXgo 数週間後、東京都内のとある病院にて。 岬「……見事なまでに書かれていないな」 病室内個室ベッド右脇の机には何十部ものスポーツ紙や雑誌、書籍がこぼれ落ちんばかりに満載している。 そのどれもが、先の全日本VSきれぼしJAPAN戦を扱ったものであり、ようやくにして容体が 安定した岬は、どのように自身の将来が破綻した試合についての記事を読み続けている。 あずみ「片桐グループって、凄いのねえ」 岬の左脇ではあずみがまるで他人事のようにつぶやく。 岬「そうだな。どの記事も極力、普通の親善試合の様に扱おうとしている。 試合結果だけ簡潔に触れたり、大勝やきれぼしメンバーの奇抜さを大きく紹介して誤魔化そうとしたり、 ひどいのになると僕が裏切った事、途中で退場した事さえ書いてないものさえある。 そう言えばあの試合はTV局からの中継も無かった。 映像を無くしメディアを嘘で埋め尽くせば、見てない人間や後世の人達を騙せると思ったんだろうな」 あずみ「騙せるって、あんなに多くの人が見ていたのに?」 岬「そうさ、観客だって、メディアの講評に何十度何百度も浴びせられ、 無関心な人間の無責任な印象論を受け続ければ、 自分の記憶も知らず知らずのうちに彼らよりになっていくさ。森崎だって」 岬は手に取っていた雑誌や新聞の束をあずみに見せる。 岬「これからの集中砲火で外野の敵が増えていくだろうな。大変だ」
[228]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:24:17 ID:KIadJXgo あずみ「なになに、『前半交代のキーパーに守護神の資格はあるか』 『敵攻撃陣に対し有効な防止法を見いだせず、無策でシュートを受け続けた』 『対して森崎指揮中の攻撃はほとんど振るわず、いたずらに体力を浪費するのみで終わった』 『DFの消耗を著しく早めた失策は、後半までの全日本不利につながった』 ……言ってくれるじゃない、あいつらを止め続けるのがどれ程難しいと思ってるのよ」 岬「テレビのコメンテーターもそんな調子だったね。全く、あいつらは嘘つきだ。 翼くんや三杉くん、あずみちゃんが賞賛されていたのも、森崎の功績隠しの面があるかもね。 そういえば、こんなのもあったな」 山積みにされた雑誌類の中から一部を取り出し、再びあずみに渡す。 あずみ「これは……えっ、『森崎有三、試合直後に白昼の密会』!?あたし位の女の人と抱き合ってる!」 岬「その人は陽子さんだよ。あの片桐さんの妹さん。そして片桐総合グループの御令嬢さ」 あずみ「れ、令嬢!?令嬢って、お嬢様の事だよね?」 岬「そう。間違いなくお嬢様、それも片桐さんについで、後継者候補に入って居るほどの人さ。 アジア予選で一度顔を合わせた事があるけど、 利発そうでしっかりとした、それでいて茶目っ気たっぷりの人だった」 素っ頓狂に驚くあずみをたしなめるかのように、穏やかに説明をする。 説明を聞いて落ち着きを取り戻したあずみは、手にする雑誌の気になる箇所に指を当てながら、岬に向けた。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24