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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
[75]森崎名無しさん:2018/01/13(土) 23:21:46 ID:??? ★ナズーリンのドリブル特訓→ 3 + 6 =★
[76]森崎名無しさん:2018/01/13(土) 23:22:35 ID:??? ★ナズーリンのタックル特訓→ 2 + 4 =★
[77]森崎名無しさん:2018/01/13(土) 23:22:55 ID:??? ★ナズーリンの最大ガッツ特訓→ 4 + 4 =★
[78]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 23:47:57 ID:??? ★ナズーリンのドリブル特訓→ 3 + 6 =9★ 5以上でドリブル+5、フラグ習得 ★ナズーリンのタックル特訓→ 2 + 4 =6★ 5以上でタックル+8、フラグ習得 ★ナズーリンの最大ガッツ特訓→ 4 + 4 =8★ 5以上で最大ガッツ+100 *ナズーリンの全能力が+1され、更に最大ガッツが+50されました。 加えて、必殺ドリブル「小賢しいドリブル(1/2でドリブル+3)」と、 必殺タックル「レアメタルディテクター(1/2でタックル+2)」を習得しました。 *更に、ナズーリンのドリブルが+5され、ドリブルフラグを習得しました。 *更に、ナズーリンのタックルが+8され、タックルフラグを習得しました。 *更に、ナズーリンの最大ガッツが+100されました。
[79]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 23:58:51 ID:??? …と、言ったところで今日はここまでにします。続き(文章パート)は、書きあがったら随時投下します。 長い文章パートが終わって第四章に入ったら、紅白戦などにより、 仲間達の能力や使い勝手の確認や、フラグ回収を出来る機会を設けたいと考えています。 なお、ナズーリンの現在の能力値はこうなってます。 (選手としてのタイプ含め大きく変わったので、再表記します) 選手名 ド パ シ タ カ ブ せ 総 高/低 ガッツ ナズーリン .55 .52 45 55 53 53 47 360 2 / 2 850 小賢しいドリブル(1/2でドリブル+3) ナズーリンロッド(パス+2)60消費 レアメタルディテクター(1/2でタックル+2) ゴールドラッシュ(1/4でパスカット+2) ナズーリンペンデュラム(1/2でパスカット+3) 超強力ペンデュラムガード(1/4でブロック+8)250消費 ペンデュラムガード(1/4でブロック+6)150消費 ダイビングブロック(1/4でブロック+4)100消費 スキル・フェアプレイ精神(ナズーリンは反則を犯さず、代わりにナズーリンが反則の条件を満たした場合−3のペナ) 特化と言う割には穏やか目な能力値ですが、ナズーリンの場合は元々パスカットやブロックの技が豊富のため、 DFとして、タックル(と競り合い)以外の仕事も最低限にはこなせるようになっています。 完全にブロックに特化しているつかさと比べたら、広く浅く使えるタイプと言えます。 こうした脇を固める選手についても、ケースバイケースで起用に悩むようになったら良いな、と思っています。
[80]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:48:23 ID:??? そんなある日。スラム街のアウトローとして、時には悪い事もして食いつないで来たにとりと友人達だったが、 上層都市の住民からの偏見、締め付けに耐え兼ねてた彼らはついに、テロ行為を決意する。 良心の呵責よりも、失敗した場合の処罰を恐れて反対するにとりだったが、 これまで色々と生活を世話してくれた恩義もあるため、断り切れずに加担する事を約束してしまった。 エスパダス「良いかニトリ。作戦はこうだ。俺達はまず、クソ憎らしいヒューガーの社長がお成りになる、 社長杯の決勝戦を狙って爆弾を仕掛け、周囲を荒らしまわる。 その隙に、光学迷彩スーツを着込んだお前が、コッソリ社長を暗殺するんだ」 にとり「ひゅ、ひゅぃぃ!? む、無理無理! 暗殺とか普通に殺人罪で逮捕じゃん!? せめて尻子玉を引っこ抜くとか、そんくらいならやるけどさぁ……」 エスパダス「抜かれたら、気力をすとんと失ってしまうとか言うアレか。……まあ、それでも良いが」 妖怪の癖にビビリ屋で、ある程度は常識人な彼女は正直抜けたかったし、 実際の所約束を反故にする事は幾らでも出来るのだが、妙に律儀な所がある故か、そんな発想は無かった。 ――何はともあれ、かくして冒頭に星が経験した通り、華々しいヒューガー社長杯の最中、テロ行為及び、 それに乗じた社長・日向小次郎の尻子玉抜き計画が動き出した、のだが……。 ***** 〜ネオアステカスタジアム・通路〜 星「に、にとりさん……一体何を……?」 にとり「ぅ……こ、ここは見逃してくれよう」
[81]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:50:14 ID:??? 彼女の尻子玉抜き計画は早くも頓挫しつつあった。にとりは社長がどこに居るのか知らなかった。 「昔配下だったんなら、場所くらい分かるだろ」というエスパダス達の雑な意見を碌に反芻せず、 にとりは土壇場になって困っており――そんな時、星と再会してしまったのである。 星「ダメですよ! それより、会えてよかった。私と一緒に避難しましょう!」 にとり「あ、いや。そのだね。そーいう事じゃあ無くってだな……」 生真面目な星は、宝塔を探しに来たという主目的すら忘れてにとりを連れ出そうとするが、 実行犯側の彼女は当然、ここで逃げ帰る訳にはいかない。 どうしたもんかと色々と言い訳を考えていたところ――。 エスパダス「金持ちの残党が居やがったな! 殺せー!」 アステカ戦士達「「「「「おうっ!!」」」」」 ダダダダッ……! にとり「(うわーっ。面倒な事になりそうだ)」 更に間の悪い事に、残党狩りに出たにとりの仲間達も星の下へ駆け寄ってくる。 仲裁する程の甲斐性も無いにとりは、再度光学迷彩を張り直して状況を伺う事を決め込んだ。
[82]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:51:38 ID:??? 星「……あ、貴方達は。一体何故、こうした行為に出るのですか! 貴方達の主張は聞こえてきました。確かに、貴方達のおっしゃる事は分かる。 ですが……こんな暴力や恐怖では何も解決しない。穏便に話し合いをすべきです……!!」 にとりの判断は正解である。星も星で意固地な部分があるため、テロリスト達が武器を手に襲い掛かっても、 命乞いをする事も、逃げる事もなく、こうして食ってかかってしまうのだから。 そして当然、温和な彼女の意見は彼らの心に響かない。 エスパダス「ハン! 何が話し合いだ、何が穏便にだ! そんなモンは所詮、 金を背景にテメエらが自分の都合を押し付けてるだけじゃねえか! 俺達から搾取した金でやるサッカーは楽しいか? アーン?」 星「……ッ!」 そして彼らは逆に、星が内心で負い目に感じつつ、しかし何も出来ていない部分を攻めてくる。 星は言い淀み……。しかし、諦めずに対話を続けようとする。 星「私だって、現状を良しとは思っていません。ですが人間は――いえ、人間でなかろうと ――互いに互いを分かり合える生物であると、私は信じています。私達は、必ず友になれると」 エスパダス「友だと? 金づるって意味ならトモダチになってやっても良いがな。脳味噌お花畑のお嬢様よ!」 星「……でしたら」
[83]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:52:58 ID:??? 彼らの挑発に惑わされず、星はおもむろに鞄を開いた。そこには、新品同然のサッカーボールがあった。 星はこれを彼らに差し出して。 星「――このサッカーボールは使い古しですが。これが、私と貴方達との友情の証になればと思います。 貧困に負けず、サッカーという素晴らしいスポーツを通じて、互いに分かり合える事が――」 エスパダス「……………ッ!」 にとり「(は、はあ??? こいつ、バカじゃないの……!?)」 ……彼女は、彼らに対する最も最悪な対応を、完全なる善意で行った。 エスパダスは怒る事すら忘れて顔面を真っ赤にしており、 傍観しているにとりは、そんな彼の心情を良く理解しており、 その上で彼の逆鱗に触れた星の態度を前に、顔面蒼白になる。 エスパダス「……ああ、思い出した。前にも似たような事があったんでな」 スッ……グシャッ。 ――ペッ! 彼は一瞬だけ冷静にそう呟くと、ポケットから使い古されて空気が抜けたボールを取り出し、それに唾を吐きかける。 そして激昂する。 エスパダス「このボールはてめえの国の金持ちが俺たちに恵んでいった物だ! 盗んででさえ用具が手に入らなかった俺たちに、新品同様だったボールを使い古しだと言って 恵んでいったんだ!ご丁寧に”貧しさに負けずに頑張って下さい”とほざきながらな!」
[84]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:56:17 ID:??? 星「……ッ! ご、ごめん、なさい……!」 星はその瞬間、自らの過ちを悟った。……とどのつまり、これが星の弱点。 彼女は常に財産に、仲間に、環境に恵まれていたが故に。 彼らのような恵まれぬ者達を憐みこそすれ、根本を理解する事が出来なかったのだ。 そして、気付いた頃にはもう遅すぎた。 エスパダス「……テメエは社長よりも先に血祭りに挙げてやる。おい、ガルシア」 ガルシア「さらば金持ち! さよなら現世!!」 ガルシアと呼ばれた、彼の仲間の一人は、その大柄な体躯で飛び出して、 細身で長身な星の身体に覆いかぶろうとする。 エスパダス「殺しはするな。その代わり、暫くサッカーを出来ない身体にしてやれ!」 にとり「(ひゅ、ひゅぃっ!? あいつら、幾らなんでもキレ過ぎだよっ!? どどど、どーしよう!? これって私が止めるべき!? でもでも、あいつ等は一応アレでも私の生活を助けてくれた盟友だし……!?)」 星「……ッ!」 虎の妖怪でもある星は体術に長けており、ルチャの技巧と体躯を活かしたパワーに溢れる ガルシアの攻撃を受けたとしても、致命傷になる事はないだろう。 しかし、エスパダス達に自身の弱さを突かれた星は、立ちすくんで動く事が出来ないでいた。 にとりも、同郷の仲間を助けてやりたい気持ちはあったが、 肝心な所で気弱になる性格も相まって、盟友である彼らの暴走を止められない。
[85]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:58:11 ID:??? エスパーニャ「おいトラマル、あまりに遅いから様子を見に来た……って、ええっ!?」 ドオオオオオオオンッ……! ――そんな折に駆けつけたエスパーニャは、思わず仰天し言葉を失ってしまった。 ただし。それは星がガルシアの攻撃に倒れたからでは無かった。 ブロロロロロ…… 鼠耳の少女「……やれやれ。なんとか間に合ったみたいだね」 スタジアムの通路の壁を破壊し、巨大な怪物バイクが、彼の目の前に立ちふさがったからである。 バイクの乗り手はライダースーツを着込んだ妙齢の女性で、後ろに乗り合わせた鼠耳の少女はほっと溜息をついている。 妙齢の女性「寅丸よ。貴女の理想主義は誠に尊いものです。しかし貴女は、現実に対して臆病すぎる。 故に、貴方は理想と現実との間で揺れ動き――ついには、何も成す事が出来ない。 それは実に空虚であり、風旙之論(ふうはんのろん)であるッ!」 星「ナズーリン!? それに。そんな……!? 貴女は……………!!」 エスパダス「なんだァ……?」 運転手の女性は、エスパダス達すら思わず尻込みするまでの気迫で星を叱責し。しかしその瞬間。表情を和らげて、 妙齢の女性「……これまで一人で、よく頑張ったわね、星。 きっと私がメキシコに派遣されたのも、こうした因果を導く為だったのでしょう」 そう優しく、彼女を慰める。 星「――聖。幻想郷からかくも離れたこの地で、よもや貴女と再開できるとは……!!」 ――聖白蓮は、薄く金色に輝く紫の長髪を掻き分けると。彼女に向かってもう一度微笑みかけた。
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0ch BBS 2007-01-24