※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
[137]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 20:20:13 ID:eMYNqhWQ A 岬「出せなかったんじゃない。出さないように僕が計らったんだ。 勝負事は相手の事を考えないと、サッカーのようにね」 諭すついでに、自分語りも交えてみる ★絵理の緊張緩和具合(現在100) 4 + 0 + 4 ★=8 よって絵理の緊張度は、100∸8=92→緊張に耐えかね、絵理が逃走してしまった! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 真美「うあ→!せっかくラウダ走法とかロイテマン走法とか、かっちょいいキメ技覚えてきたのに、あれさえ決まってれば」 岬「真美ちゃん」 語に力を込めて、目の前の相手の動きを制止する。急に縛られたように真美の動きが止まり、いかにも不満げにつぶやきを吐く。 真美「なにさ、ちょっと1回勝ったからってさ。真美が真の力をだせばきっと」 岬「そう思っている限りは、僕に勝つ事は出来ないよ」 迷いなく言い切る。ここまで言われるとは思わなかったのだろう。うっと言葉がのどに詰まっている。 岬「僕だけじゃない。今のままじゃ互角だった亜美ちゃんにも」 真美「な、なんでさ!なんで今日始めたばかりの岬兄ちゃんがそこまで言えるのさ、真美の何がいけないって言うの!?」 岬「いけない、というよりは勘違いといった方が良いかな。 真美ちゃん、技が出せなかったって言ってたけど、あれは出せなかったんじゃない。 真美ちゃんが技を出さないように、僕が計らったんだ」
[138]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 20:21:47 ID:eMYNqhWQ 真美「ほえっ!?」 素っ頓狂な声を上げる。自由意思で操作していたと思っていたら 実は誘導されていたと言われ、戸惑いを隠せないようだ。 畳みかけるように真美制御論を続ける。 岬「確かに僕は今日初めてポールポジションをプレイした。真美ちゃんは随分前から何回も走っている。 腕前の差は明らかだ。だからその技を発揮されないように、進路をふさいでみたり勢いよく近づいて牽制させ、 動きを止めてみせたんだ(一部はただの操作ミスだけどね)」 真美「ほえーっ……」 毒気が抜けたというか、思いもよらなかった手段を聞かされて、だいぶ勢いが中和されたようだ。 しばらくして、落ち着いた真美が僕に尋ねる。 真美「なかなか思いもよらぬ手を使いましたなー岬兄ちゃん。どうやってそんな事を思いついたの」 岬「サッカーからのちょっとした応用だよ」 真美「サッカー?」 岬「そう。サッカーも1人だけでするものじゃない。それも味方だけじゃなくて敵の思惑も頭に入れないと。 かなわないなら反則も構わずというところもあるし、 僕達をフィールド奥へ攻め込ませ合法的にボールを手に入れる相手もいる。 相手の特徴をとらえてないと、サッカーも勝てないんだ」 真美「サッカーすげえ」 目を丸くして素直に驚いている。うん、説得は成功した。これで大丈夫。 真美「サッカーってただの球蹴りかと思ってたけど、めちゃくちゃ頭使うんだね」 岬「そう。こういう工夫は応用次第で別のところにも使える。 真美ちゃんが今まで手に入れてきたゲームの技術や心得も、きっと他の事でも役に立つよ」
[139]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 20:27:33 ID:eMYNqhWQ 真美「そうかー、ふむふむ……」 考え込むそぶりを見せながら、くるりと回ってしまう。そうだそうだと独り合点した後、 またくるりとこちらを振り向き、今度は右腕を僕との間に斜めへ突き出した。 真美「決めた、兄ちゃんは今日から真美の友達だよ!」 岬「え?」 真美「今まではあずみ姉ちゃんの友達だったから付き合ってたけど、あの、なんていうか、 そんなんなくても兄ちゃんは良い人だとはっきり分かったから、これからは直に真美と友達。いいでしょ」 岬「うん、ありがとう。友達になれて嬉しい」 真美「おっしゃ!それじゃ、友達の証に兄ちゃんも腕を真美のと交差させて!友情の×サインだよ!」 岬「うん」 言われた通り、右腕を真美の腕に重ねる。しっかりくっついたのを確認して、真美が歌いだした。 真美「腕切りげんまんウソついたらアタリパックマン(※)千本の〜ます、腕切った!」 勢いよく腕に力をこめ、腕切りの後にこれまた勢いよく腕を離す。 真美「これで友達になったよ!」 得意げにグッと親指を立てている。その表情は年下との交流窓口を得たという収穫の喜び以外の、 どこかしらホッとする感覚を感じさせてくれた。 *真美の岬に対する感情が以下のようになりました。 真美→(友達)→岬
[140]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 20:30:32 ID:eMYNqhWQ 取りあえず途中までですが投稿しました。筆の乗り具合ではもう少し 書き進められるかもしれませんし、ここで終わりかもしれません。
[141]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 21:10:41 ID:eMYNqhWQ 亜美「ほほー真美とは和解し、しかも麗しき友情まで築かれた、善きかな善きかな。さ、 我ら双海シスターズとの戦いは終わって、いよいよえりちん」 亜美の声が聞こえる。これから真打、水谷絵理との勝負が始まるのだろう。 そう思って振り向いてみようとする途中で、亜美の声が止まった。 亜美「……やべえ」 絵理「……ひぃ……ひっ……ひぅ……」 亜美の顔が固まる。その視線の先には次第に青みを増していく絵理の姿があった、 口から息を出しているらしく、唇が動くたびに体が小刻みに動いている。 絵理「ひぅううううううっ!」 亜美「うわっ!」 悲鳴を上げて立ち上がると、飛ぶような速さで部屋の外へ出て行ってしまった。あまりに急だったため、亜美が椅子から転げ落ちる。 引き留めようと僕も立ち上がると、後ろで真美が裾をつかんで引き留める。 真美「兄ちゃんが行っちゃダメ。今親しい人以外につかまれたら、えりちん気絶しちゃうよ」 岬「でも危ないんじゃあ」 真美「大丈夫。初めての事じゃないから。亜美、えりちんと仲良くなって長い事たつからそろそろって思ったけど、ダメだったね」
[142]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 21:11:55 ID:eMYNqhWQ 亜美「そうだねー、おしゃべりできない事は想像してたけど、まさかゲームする前に逃げ出すなんて。えりちんがだよ? 家でプレイしたいからって、ギャラクシアンのコードを手打ちして作っちゃう、あのえりちんがだよ?」 岬「(うーんどうしよう、彼女について聞いてみようかな?いや、これはデリケートな事だ。 あんまり触れたくない事かもしれないし、下手したらせっかく築いたこの姉妹との仲も悪くなりかねない。どうする)」 A 岬「(今のところはきかないでおこう)」 B 岬「(きいてみよう、今しかきけるチャンスなんてないんじゃないか?)」 C 岬「アタリフォース、やってみようか (話を聞き出すにしても、まずは緊張をほぐした方がより良くはなしてくれるだろう)」 D その他、自由回答(要2票) 先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[143]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/07(日) 21:22:30 ID:eMYNqhWQ と、いうところで今日は終わりにいたします。 139の※=パックマン自体の人気や、ATARI2600との抱き合わせ販売で700万本も売れたが、 2600の普及台数以上に作り過ぎ、また移植の質が悪くて返品も多く、 最後にはたたき売りのような形で投げ売りされていた。
[144]森崎名無しさん:2018/10/07(日) 21:27:43 ID:utm6lLQc A
[145]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:07:01 ID:4wlHTh8w A 岬「(今のところはきかないでおこう)」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岬「(今日のところは2人と友好的な関係を築けたところで止めておこう。 それにここに入ってからもう 94 分も経ってしまっている。あんまりあれこれ手を出すと 学校を回る時間も無くなるから、ここは黙っていよう)」 こうして情報室内は先程までの騒がしさが一変して、マイコンから音が細々と流れるばかりとなった。 こうなってみると沈黙で居たたまれなくなる空気も漂いはじめてくる。 そんな空気を振り払おうとするように、スクッと亜美が立ち上がり、ブンブンと腕を振り回して声を上げた。 亜美「あ→も→やめやめ!こんなインキ臭い感じは亜美のガラじゃないよ!さ、パッパといこ!」 真美「パッパって、どうやって?」 亜美「もう忘れたの?アタリフォースにへんちんして、嫌な空気もろとも兄ちゃん、もとい悪の宇宙人をやっつけるのだ!」 真美「そ、そうだね!兄ちゃん、準備は良い?良くなくても行くけどね!」 ことさらに元気よく、亜美が次の遊びへの移行を宣言する。 沈鬱な空気の脱出口を見つけた真美も、飛びつくように話に乗る。 岬「そうだね。精一杯たたかおうか(ワイワイさわいで動き回って、イヤな空気を発散してもらおう。 あんまり読んではいないけど、そこはそれらしい雰囲気とノリでいけばいいや)」 亜美「よ→し、んじゃ、いくよ→!」 真美「アタリフォース、ゴ→!」
[146]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/10/08(月) 21:09:02 ID:4wlHTh8w 亜美「終わった。ようやくこの愚かで醜く、そして悲しい闘いの日々が」 真美「マテル星人、マグナ星人、フェア星人にエマー・ソン軍団…… 彼らの魂も、この美しい宇宙の魂に化した事だろう。ようやく彼らも救われるのだ」 亜美と真美、いやアタリフォースレッドとブルーは、 前方の黒板に広がる星々が輝く大宇宙を前に、長き戦いを終えて感無量という面持ちをしていた。 彼女達の中では宇宙鷹や巨大戦艦の雨あられと降り注がれる弾丸の雨をかいくぐったり、 殺人ロボ軍団をなぎ倒しながら要塞内を脱出する姿が見えていたりするのだろう。 岬「(おっといけない、そろそろ出ないと)フフフ、それはどうかな」 レッド(亜美)「はっ、貴様は!」 ブルー(真美)「コレコ星人!バカな、テルスタープラネットで倒したはず!」 コレコ(岬)「フッフッフ、甘かったなアタリフォース。死んだと思ったはただの肉体、 貴様らがノコノコ外へ去っていった後、精神はテルスタープラネットの禁断の聖地、 イーストエデンで復活の時を待っていたのだ」 レッド(亜美)「ふ、ふんだ!今更生き返ったところで、亜美、じゃなかったアタリフォースの敵じゃないよ!」 ブルー(真美)「そうだよ、あのころと比べて、フォースは何倍もパワーアップしてるだかんね!」 コレコ(岬)「何倍、か(ここで芝居気たっぷりに笑いこける、と)」 ハッハッハと大きく両腕を左右に広げながら、わざとらしく大きな声で笑ってみせる。 ブルー(真美)「何がおかしいのさ!」 コレコ(岬)「それがお前の遺言か、冴えないセリフだな。 (えーッとこの次は何だっけ、人の名前とかよく覚えていないけど、 そこんところはアドリブだ。ノリが良ければなんとかなる) ただ蘇っただけだと思っていたのか?精神のみとなりながらも、私はイーストエデンの呪術師 ヨコ・イグンペやミヤモー・シゲイルの力を借り、霊獣の神力を我が物とする事に成功したのだ。見よ!」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24