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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】
[320]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 23:16:06 ID:Z5nxzpaQ 優「シャ、シャルポワさ……」 シャルポワ「ユウウウウウウ!!会いたかった!会いたかったよおおおおおっ!」 彼の腕の中に身を任せると(体が小さかったので顔と肩以外の大半が外に出てしまいましたが) 声を上げて泣き出してしまいました。あれほどの人外魔境から完全に抜け出せた。 ユウの腕の中で確信し安心できたのでしょうか。声がおさまった後も たっぷりそのまま体を押し付け、身体を震わせていました。 後で聞いた話ですが、その後 67 分ほどもユウに抱かれていたようで、 姉君によって家に連れてかれた後ようやく平静を取り戻しました。 その後ユウの計らいによってデートに行ける事となり、 着ぐるみ へ着替えなおした後 便所 へ出向き、至福の時を過ごしたのでした。 たまにするなら こんなビデオゲーム 完
[321]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/09(日) 23:25:38 ID:Z5nxzpaQ ……というところで、特別企画はここで終わりになります。 本来は普段ゲームをした事も無いだろうナポレオンにゲームをやらせて その反応を楽しむといった趣旨で書き始めたつもりだったのですが、 カード神の御乱心でトチ狂った展開となってしまいました。 いや、こんな話がかけるのも、任天堂やセガといった方々が ゲーム業界を力一杯盛り上げてくれたおかげですね(責任転嫁)。 それにしても、シャルポワ達は折角のデートで一緒に便所に出向いて 「至福の時を過ごした」なんて、一体何をしていたのでしょうか(無知)。 >>315 ブルガリアヨーグルト「オレにだって……できない事ぐらい、ある……」
[322]森崎名無しさん:2018/12/10(月) 18:26:31 ID:??? 乙でした。どうしてこうなった!
[323]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:42:44 ID:7MzI+t9+ これより投稿を開始いたします。 >>322 まさかとは思いますが、これからの展開をカード神が敏感に感じ取り、先走ってしまったのでしょうか。 邪険にするとろくな事になりませんので、ただ良い場所で御力を発揮してほしいと願うばかりです。 第20話『無間神社建立式』 岬「(皆様こんにちは。岬太郎です。こちらはパリ郊外、 見渡す限り畑が広がり、風景が単調にならない程度に家と木がそこここに見えるのどかな場所。そんな所で僕は)」 紳士「これがジャポネシャーマン、東洋の美か。よろしければ写真を撮らせてもらえませんかな」 婦人「まあかわいい。手にキスをしてもよろしくて?」 青年「俺と一緒に写真を撮ろうぜ!よかったら後で食事でも……」 岬「(巫女をやってます)」
[324]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:44:00 ID:7MzI+t9+ 事のはじまりは神社ができるから来いと、あの沙織さんから動員令が下った事からだった。 断ると何をされるか分からないので、昨日から地下鉄とバスを乗り継いで神社に行き、 神社を立て終わった後に行われる神事、新室祭(にいむろまつり)の準備を手伝う事となった。 手伝い自体はすぐに終わり、簡単な夕食を済ませた後、おもむろに沙織さんが尋ねてきた。 沙織「ねえ太郎くん。明日は私、忙しいの。修祓(しゅばつ)やら、祝詞奏上やら、玉串拝礼やら 諸々の神事を1人でこなさないといけないからね。だからこそ、明日も手伝ってほしいの」 口調こそ柔らかいが、ピシリとした気が僕を襲う。これは命令であるぞ、断れば当然の報いを覚悟せよ。 無言の宣言を受けてなお挑みかかれるほど、僕は豪胆ではない。命は惜しいし勝算も薄い。 ならば参加によってどれだけ利益を引っ張り出せるかに焦点を当てるべきだろう。 そう算段を固めて命令を受託した後の事だった。 沙織「そう言ってもらえて嬉しいわ。明日は太郎くんがどうしても必要なのよ」 そう言うなりおもむろに立ち上がって僕の所へと近づき、 ヒュッ という風切り音が聞こえた。そう感じた時には沙織さんの両手指が僕の腰へと突き刺さっている。 あまりの事に身じろごうとしたが、まるで金縛りにあったかのように指先1つピクリとも動かない。 いや、動く事は動いた。知らぬ間に両腕が真横に伸ばされてしまっていたのだ。 岬父「沙織」 沙織「大丈夫、ちょっと体が動かなくなるツボを押しただけ、同じ所を突けば治るから。 ちょっと取ってくるものがあるから、兄さんはそこで待っていて」
[325]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:45:09 ID:7MzI+t9+ 子供が友達にイタズラを明かしたみたいな気軽さで答えた後、襖を開けていずこかに去ってしまった。 ハアとため息をつく父の姿が見える。何とか身動きしようと体中の神経に何度も命令を下したが、 まるで他人の体になったかのように言う事を聞いてくれない。 空しい努力を続けているうちに元凶が戻って来たらしく、勢いよく襖が開く音が聞こえてきた。 沙織「お待たせ!」 随分上機嫌で僕達に話しかけてくる。襖は僕の背にあって、動けない身では様子を見る事は出来ない。 父はポカンとした表情で沙織さんを見ている。ろくでもない事をされる事だけは確実のようだ。 岬父「おい、まさかそれを」 沙織「これから着替えをさせるから、兄さんは鏡台を持ってきて!速くしないと手が滑って兄さんの背中に刺さっちゃうかも」 岬父「恐ろしい事を言う奴だ。太郎にイタズラをしてくれるなよ」 咎めようとするも可愛らしい脅迫に屈し、観念して父は立ち去ってしまった。 姿が見えなくなったのを見届けてから、ハチマキのようなものをまぶたの上に巻き付けて僕の視界を奪ってしまう。 沙織「ちょーっとだけ待っててね。すぐ終わるから、どうなるかは後のお楽しみに、ね」
[326]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:46:31 ID:7MzI+t9+ のんきな様子で僕に告げた後、手早く僕の衣服を上下ともに脱がせ取り、代わりに別の服を着せていた。 いつも着る服に比べてゆったりとした感じがする。時々腰のあたりから 引っ張られる感覚からして、紐のようなものでズボンか何かを締めているようだ。 その後で両手が僕の頭に乗り、わさわさと髪の毛をかき回したと思うとずしりと重みが加わった。 どうやら何かカツラでもつけられたようだ。結構長いらしく背筋に時折髪の毛がかかってくる。 こうして全ての準備が整ったのであろう。ポンポンと勢いよく沙織さんが僕の肩をたたく。 沙織「うん、これでよし!やっぱり私が見込んだ通り、太郎くんに素質があると思ったわ。これで参拝者にもうけるはずよ」 大変ご満悦といった様子だ。何を着せたのだと不安がますます高まる。 そう思っているうちに父が戻って来たらしく、ドスンと大きな音を出して鏡台を置く。 沙織「ありがと。もう少し右に置いて。そうそこ。うん、それじゃ、目隠し取るわね」 するすると布を取り除き、僕は自分の姿が目に映った。 上半身には白い小袖が身に付けられており、まだ腰に入るか入らないか位の高さから やわらかい色合いの緋袴がスラリと足先にまで伸びている。 短く整えていたはずの髪は肩よりも下へ、一本にまとめられて長く伸びている。 典型的な、巫女装束である。僕は巫女にされてしまった。
[327]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 17:47:47 ID:7MzI+t9+ 沙織「良いわねー、実に良い。この無垢な顔つきに柔らかな肌つき。可愛いわ。 やっぱり私の想った通り、可愛い子は女装をさせてみるものね。兄さんも可愛いと思うでしょ」 岬父「太郎に巫女の真似事をさせる気か。知り合いにバレたら一大事だぞ。 それに太郎は神事の事なぞ全く分からない」 沙織「大丈夫よ。太郎くんには参拝客の案内とか賽銭箱への誘導とか、簡単な事だけだから。 それに知り合いが巫女やってるなんて普通の人は思わないもの。知らぬ顔して振舞えば案外何ともない物よ」 自信満々に父の批判をはねつけた後、僕の方へと向かい先に押した背中のツボを再び突く。 途端に金縛りは嘘のように解け、体勢が崩れる。倒れきってしまう前に沙織さんが抱き止め、僕に向かって告げた。 沙織「太郎くんはどう思う?たまには可愛く着飾ってチヤホヤされるのも悪くないと思うんだけど。 違和感を感じる事があったとしても、ゆっくり自分の姿を眺めてみれば、考えも変わると思うわ」 話の終わり際に指を緩やかに動かす。断ればまたツボを突いて動きを封じる気に違いない。 こうなれば請ける他無い。せめて何か利益を出そう。そう思って僕は沙織さんに提案をしてみた。 A 岬「お守りの値段を下げてもらえませんか」 *価格については後で決定します B 岬「いつか代わりの女の子を連れてきますから、お小遣いをもらえまえんか」 C 岬「お守りを買うクラスメイトを連れてきますから、お小遣いをもらえませんか」 D 岬「サッカーに役立ちそうな修行を、させてもらえませんか」 E 岬「今は大丈夫ですが、将来何か助けてほしい時に力を貸してくれませんか (無茶苦茶する人だけど、約束は破る人じゃない)」 F その他、自由回答(要2票) 先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[328]森崎名無しさん:2018/12/15(土) 18:35:07 ID:h7jDq/y6 D
[329]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 21:03:40 ID:7MzI+t9+ D 岬「サッカーに役立ちそうな修行を、させてもらえませんか」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 沙織「へえ、太郎くんってサッカーやってるんだ」 岬「はい。少しでも上手くなりたくて。沙織お姉さんに教えてもらえればきっと凄く強くなれるんじゃないかと」 沙織「そうねえ、私に目をつけたのは流石と言わざるを得ないけど。スポーツに使えるものねえ。うーん」 しばし目をつぶって考え込み始めた。 さっきのような技は悪用されると危険なため、どこまで教えて良いか迷っているのだろう。 沙織「そうね。ちょっと待ってて。ちょっと教材を持ってくるから。 兄さん、悪いんだけど手伝ってくれる?結構重いし、万一神器を傷つけるとマズいから」 そう言って再び襖を開けて行ってしまう。その後をついて父も部屋を去る。 しばらく待っていると、沙織さんが桐の箱と巻物を抱えて現れ、次いで父が1mはある長い箱を2箱も脇に挟んでやってきた。 沙織さんが手に持つ巻物を壁に掛けて広げる。巻物には人体図と、体のあちこちに点とその名前が記されていた。 沙織「これは経絡図って言って、人体のツボの位置を示す地図みたいなものね。 このツボをただ押すだけじゃなくて色々と工夫を加えて押す事で、 能力を引き出したり発揮させたりできるの。太郎くんが覚えられそうで、この中でサッカーに使えそうなのはこの3つね」 そう言って人差し指を経絡図の鼻の下に当てて話し続ける。
[330]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/12/15(土) 21:05:40 ID:7MzI+t9+ 沙織「これは定神。精神を落ち着かせ、活動の波を穏やかにする効果がある。 具体的には試合時のダイズ値合計が2〜4なら5になるわ。 こめかみにあるのは健明。目がよく見えるようになり、相手の動作が把握しやすくなるの。 より分かりやすく言うと、使用時にパスカット値かタックル値の能力値が+1されるようになるわ。 最後に鎖骨の上のくぼみにあるのが亜血愁。出血や激痛を止めて、怪我を1段階和らげる事が出来るのよ。 具体的には1回の訓練で!numnum経験値がたまり、20溜まれば的確にツボを押せるようになるわ。 ただ定神と健明はそれぞれ1人のみ1回、亜血愁は1試合につき1人のみ1回しか使えないし、 何よりチームメイトにしか使えないのが難点ね。自分の能力を引き上げたいと思った時はこれ」 今度は長箱を開ける。中に入っているのは2振りの刀である。共に反りも鍔もない、 博物館でしか見る事の出来ないであろう昔の刀だ。 うっすらとではあるが1本は青く、もう1本は赤く光っているような気がする。 沙織「この2振りは直刀(ちょくとう)で、青い方が静剣(せいけん)、赤い方が振剣(ふつるぎ)。 飛鳥の昔に作られたと言われるうちの神器のうちの2つよ。 プレーする姿を念じながら一心に素振りを行えば、目指す能力が上がるとされているものよ。 具体的にはこれも1回の練習で!numnum経験値がたまり、20溜まるごとに 静剣はパス値・ドリブル値・パスカット値が+1、 振剣はシュート値・タックル値・ブロック値・せりあい値が+1上がるわ」 岬「え、えっと、!numnumとか、経験値って」 沙織「それ以上いけない。人には知ってはいけない事があるのよ」 岬「は、はあ……」 沙織「それはともかく、これから神社へ来たら神器を借りて練習するか、私と一緒にツボ押しの特訓をする事ね。 普通に練習するよりはずっと早く上達できるはずよ。さて、と」
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0ch BBS 2007-01-24