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【三スレぶりの】森崎が幻想入り 9話目【サッカー】


[906]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/12/30(水) 23:48:08 ID:???
今日はここまで。
明日の更新はどうなるかな……。
元旦の分がまだ半分しか書きあがってないからまったく予想がつきません。



それではまた明日お会いしましょう。次回「決着の時・パチュリーvs森崎」をお楽しみに!

[907]森崎名無しさん:2009/12/30(水) 23:57:22 ID:???
賢者の石来るか?乙でした。

[908]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:10:06 ID:Eq9M9kec
一年の終わり、大晦日の紅魔館の朝。

レミリア「新年パーティーには、オセチリョウリを作って頂戴」

七花「……へ?」

七花の……いや、メイドたちの災難は、レミリアの唐突な一言から始まった。



〜紅魔館・メイド部屋〜

六花「……何でございますか、そのオセチリョウリというのは」

10分後。紅魔館のメイド部屋で、臨時メイド長である朔夜を囲んでの緊急会議が開かれていた。
省28

[909]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:11:15 ID:Eq9M9kec
七花「お嬢様はパチュリー様に聞いたそうです。『日本人は、お正月にはオセチリョウリという特別な料理を食べるらしい』って」

朔夜「和食ね。知っていそうなのは霊夢様か……あるいは、メイド長も」

六花「しかし、もう伺いに行っている時間は……。パーティーの時間まで、もう半日も無いでございますよ」

六花が時計を見ながらそう言った。

現在の時刻が午後一時、パーティーが始まるのは今日の深夜。今から神社へと向かっていたのでは、とてもではないが間に合わない。
省27

[910]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:12:31 ID:Eq9M9kec
朔夜「なるほど、確かに美鈴ならこういう事には詳しそうね。それじゃあ悪いけれど、二人で美鈴の所まで行ってきてくれないかしら?
   私はその間に、他のメイド達を集めて台所の準備をしておくから」

七花「二人でですか?」

朔夜「そうよ。貴方、一人だとよくサボって漫画読んでたりするじゃないの」

朔夜の言葉に、何も言い返せない七花であった。



〜紅魔館・正門前〜

美鈴「オセチリョウリ……御節料理?」
省37

[911]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:14:04 ID:Eq9M9kec
六花「具体的な内容は判らないのでございますか?」

美鈴「流石にそこまではね。私も和食は滅多に作らないし……」

そう言って、何かを考えこむように美鈴が顎に手を当てる。

確かに美鈴は料理も嗜むが、作るものは主に中華料理。後は主が好む洋食と菓子作りを少々といった所だ。

故に、和食は本来なら完全に専門外であるのだが……

美鈴「(春節料理じゃ駄目よね、流石に。とはいえ、私も日本の御節料理は本で読んだ程度の知識しか……本?)
   ……そうよ、本よ!」
省25

[912]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:15:05 ID:Eq9M9kec
六花「文句を言っても仕方無いでございますよ。
   ……さて、それでは私たちはパチュリー様の所へ行ってくるでございます」

そう言って、七花の襟首の後ろをぐいっと掴む六花。

美鈴「頑張ってね。料理、楽しみにしてるわ」

七花「そっちこそ、森崎様達の出迎えを……ぐえっ?! ちょっと六花ちゃん、お願いだからそこ引っ張らないでー?!」

美鈴「(……そうか、森崎さん達が来るんだっけ。何だか、森崎さんをこの門の前で迎えるのも随分久しぶりな気がするなぁ)」
省31

[913]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:16:07 ID:Eq9M9kec
六花「……七花の嘘でございますよ。少々調べ物に来たのでございます」

小悪魔「嘘かよ……。全く、ビビらせやがって」

ほっ、と無い胸を撫で下ろす小悪魔。

この小悪魔、名前こそ悪魔だが非常に人が良く騙されやすいため、一部のいたずら好きの妖精メイドからは格好の標的にされている。

本人もそれについてはコンプレックスを感じており、
とりあえず口調と外見(シガレットチョコ)から悪人っぽくなろうとしているらしいのだが……今のところ、特に成果はないようだ。
省24

[914]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:17:22 ID:Eq9M9kec
六花「けほっ……こ、これは一体……」

埃がまるで煙幕のように舞い上がり、三人の視界が遮られる。

しばらくして視界がだんだん晴れてくると、そこにはなんと……

パチュリー「むきゅー……」

おそらくは埃と一緒に吹き飛ばされてきたであろう、図書館の主であるパチュリー・ノーレッジが目を回して気絶していた。




〜紅魔館・大図書館内〜

六花「何故に、こんな事になったのでございましょう……」

紅魔館の大図書館内部。 省20

[915]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:18:25 ID:Eq9M9kec
六花「……余興とは?」

小悪魔「ほら、人形遣いがクリスマスん時に人形使って芸やってだろ?
     アレ見てから何か知らんが妙に張り切っちまってな。
     アイツにだけは負けられないとか言って、今日は朝からずっと、こそこそと何かの準備をしてたみたいなんだが……」

七花「……それで爆発?」

六花「花火でも上げようとしていたのでございましょうか?」

何が何だか判らん、といった顔の二人。
省32

[916]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/01/03(日) 23:20:09 ID:Eq9M9kec
七花「……げ、そうだった。それじゃあ行こっか、六花ちゃん」

六花「そうでございますね。……それでは、また」

六花達が小悪魔に別れを告げ、乱雑に並んでいる本棚の方へと駆けてゆく。

紅魔館の大図書館はその名に恥じず、普通の人間が迷い込もうものなら遭難しかねない程の蔵書量を誇るのだが、
普段から図書館の整理の手伝い等をしている二人は、案内無しにさくさくと目的の本を探してゆく。

七花「料理の本って言ったら……だいたいこの辺りだよね」
省42


0ch BBS 2007-01-24