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1- レス

【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[725]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:21:27 ID:???
ガーネフ「バ、バカな…」

その状況を驚愕の表情をもって見つめるガーネフ。超モリサキが決死の覚悟でボールを止めた見せた事、
無論それにも驚いた事には驚いていたが、そんな事は目の前で起こった不可解な現象に比べれば些細な事であった。
自身の渾身のマフーによって生み出された悪霊達がゴールを覆いつくさんと襲い掛かったその瞬間…
突如全てが碧の光によって雲散霧消した。そしてその発生源らしきモノがガーネフの目にはどうみても 省60

[726]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:22:47 ID:???
ガーネフ「…ふ…ふふふ…ふぉふぉふぉ…!そうじゃ…そうじゃろう…どうやったかは知らんがわしのマフーを
防いだところでもはや貴様達に勝ち目は無い!…なにせ誰も満足に動けんのじゃからのぉ…ふぉふぉふぉ!」

ゾーマ(……所詮は奴も人の性を捨てられぬ矮小な存在であったか……)

その森崎の様子を見てガーネフの勝利を確信した嘲笑がグラウンドに木霊する。その嘲笑はゾーマから見ても醜く見えた。 省31

[727]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:24:16 ID:???
シュナイダー「…声…だと?」

森崎の言葉に困惑を見せるシュナイダーの周りを碧の光が取り巻く。その光はどこか優しく、懐かしいものを
シュナイダーに感じさせた。そして…

カルツ『よぉ…シュナイダーちゃん。うわ…こりゃまた随分と立派な右足になったもんだなァ…』

シュナイダー「カルツ!?何故お前が?」

信じられないと目を大きく見開いたシュナイダーの目の前に突然現れた人物は西ドイツJrユースのチームメイトでもあり、 省31

[728]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:25:43 ID:???
マリー『お兄ちゃん…』

シュナイダー「マ、マリー…」

夢を見ているのだろうか。己の目の前には最愛の妹マリーが居る。本来ならば状況も鑑みず、人目もはばからず
抱擁を交わしていた事だろう。しかし今のシュナイダーにはそうする事が出来ない。それどころかマリーとは視線を
合わせようとせずに頭を垂れ俯いている。その視線の先にはもう使い物にならなくなった右足がある。無論こうなってしまった事に 省49

[729]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:26:44 ID:???
シュナイダー「マリー…俺は…」

ミューラー『分かったらさっさと試合を決めて来い!まさか右足一本駄目になった位でどうにかなる貴様でもあるまい?』

シュナイダー「…随分と簡単に言ってくれるな…」

カルツ『いつもスパルタでやられてるからなぁ…ここぞとばかりににお返しってわけさ。まぁ言わばこれが俺達の
皇帝カール・ハインツ・シュナイダーに対しての信頼の証って所かな?』

シェスター『そういう事さ…それにお前の右足には色々助けられたからな…』
省35

[730]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:27:52 ID:???
グラウンドを覆いつくす光は更に拡がりを見せている。その光は様々な形で人の心の中に具現化されていく。
ピエールの元には…

ナポレオン『オイオイ…なんだァ?そのザマは?それでも仮にもフランスのキャプテンかよ?』

ピエール「ナ、ナポレオン!?何故お前が…」

フランスJrユースでの相棒の姿に驚きを見せるピエールだったが、彼を驚かす存在はそれだけでは無く…

ボッシ『ピエール…お前は俺達フランスJrユースの希望なんだぜ?』
省35

[731]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:28:55 ID:???
ナポレオン『全くどいつもこいつもピエール…ピエールと…とんだ甘チャンどもだが今回ばかりは同意せざる得ないな。
というかお前までヘタレちまったら誰がこの甘チャンどもを率いて行くって言うんだよ?…悪いけど俺は真っ平ゴメンだね』

そして更に両手を大げさに広げナポレオンがいつもの憎まれ口を叩きながらもその言葉の裏に隠されている真意は
ボッシやアモロと同種のものだと言う事が分かると、ピエールは笑顔を湛え…
省22

[732]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:29:57 ID:???
???『リンダ…リンダ…』

聞き覚えのある声。最初は幻聴かと思っていた。その声はもはや聞く事が叶わぬはずの声だったからだ。しかし幻聴ではなく
はっきりとその声はリンダに優しく呼びかけ続けている。そしてその声に誘われるようにゆっくりと目を開いた。

リンダ「お父様…」

その人物を見て両手を口元に信じられないとばかりに呟く。リンダの目の前に立つ人物はかつてガーネフに殺されたはずの
リンダの父親であるミロアであった。

リンダ「………」
省24

[733]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:30:59 ID:???
リンダ「そんな…お父様が謝る事なんて何もない……確かお父様が言うように辛い事もあったし…苦しい事もあったし…
寂しくて泣いた事もあったわ……でも…」

一旦言葉を切った後ミロアに見せた表情は感謝の笑顔。

リンダ「私はお父様の娘で本当に良かったと思ってます…」

ミロア『…そうか…(全く…励ましに来たつもりが逆に励まされるとは…いつまでも子供だと思っていたが…)』
省32

[734]キャプ森ロワ:2010/05/28(金) 13:32:01 ID:???
???『ドーガッ!いつまで寝ておるのだ!』

ドーガ「…!?あッ!うぇ!!……へッ?……嘘……だろ?」

元の世界ではいつも聞いていた自分を怒鳴る声に思わず条件反射的に飛び起きる。そして目覚めた視線の先には…

ジェイガン『全く…そのザマは何だ?それでも栄えあるアリティアテンプルナイツの一員か?』

カイン『そうだぞ。一応お前は俺達の代表なんだ。そんな事では困るぞ!』
省39


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