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1- レス

【HPより】ファイアーモリブレム13【容量が危ない】


[385]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:05:20 ID:???
アベル「よぉ、ビクトリーノ。お前と直接対決するのはこれで2度目になるな」

ビクトリーノ「あァ。明日は俺の相棒を連れてくる予定だ。お前と試したあの連携技を
       繰り出すことができるほど、二人の息はピッタリさ」

アベル「そうかい。あいにく俺にはそんな待遇の良い相棒がいなくてね…」

ビクトリーノ「……まァ、なにがあったかは聞かねぇよ。俺のいた世界も紛争やなにやら物騒なことが多いし」
省25

[386]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:06:50 ID:???
山「ふー。すごいな、ここの国の人たちは…スポンジのように俺達の技術を吸収していくぞ」

早田「これだけ覚えが良いと、教えがいがあるってもんだぜ」

カルツ「フッ…しかし、おぬしたちも物好きじゃのう。この企画を考えたのはおぬしたちなんじゃろう?」

ビクトリーノ「明日の試合に森崎が負けたら、俺達のいる世界に連れて帰る…そうなんだろう?」

その言葉に松山と早田は一瞬顔を曇らせる。
省20

[387]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:07:52 ID:???
凛とした表情で鉢巻を見つめつづける松山を見て、カルツは首をかしげながら口を開く。

カルツ「……その鉢巻がお前さんにとってどれほどの価値があるかは分からんが、
    そのこととモリサキを『助ける』ことにどんなつながりがあるんだ?」

早田「詳しいことは明日話すさ。俺たちはもう戻れないところまで来ちまったんだ」

松山「ああ。『あの二人』が強攻策に出る前に、俺たちが森崎を連れ戻す。
   だから明日の試合は絶対に俺たちは森崎に勝たなくちゃいけないんだ。 省17

[388]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:09:02 ID:???
その夜。心中穏やかではない森崎はボールを抱えて夜の平原へと足を運んでいた。
本来ならば明日の試合に備えて睡眠をとらなければならないのだろう。
だが、今の森崎にはそんな冷静な判断を導き出す余裕すらなかったのだ。

森崎「ハァ…ハァ…くそっ!駄目だ!こんなんじゃ…とてもじゃないが明日の試合は途中で力尽きる!」

全力のセービングを2回も発動させれば、後は自分はゴール前にたつ置物と化すだろう。 省40

[389]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:10:37 ID:???
ズシャッ!バシィッ!ダダダダッ!バゴォッ!

森崎「へへ…なんだか不思議な感覚だぜ。時間が遅く感じる。本来ならもう朝日が出てもおかしくない時間のはずなのにな」

マルス「気のせいだよ。まだまだ時間はたっぷりある。落ち着いて練習を重ねていこう」

森崎「あ、ああ……」

森崎とマルスの静かな特訓は続く。森崎は無限に続くかのような長い時間の中で
キーパーとしての練習だけでなく、フィールダーとしての練習も行った。

マルス「そこだっ!」
省27

[390]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:12:06 ID:???
ネットを突き破り、ようやく大人しくなったボールに二人は駆けより、仰向けになって天を仰いだ。

森崎「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

マルス「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

森崎「……まさか、王子とコンビ技を開発できるとは思ってなかったぜ」

マルス「どうしてだい?森崎」

森崎「……俺さ、実は初対面の頃、王子のこと気に入らない生意気な奴だなって思ってた。
   俺がこの世で一番大嫌いな奴に雰囲気が似てるんだよ。鼻についてしょうがなかったぜ」
省58

[391]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:13:44 ID:???
マルス「…………」

マルスは何も言わずに森崎の次の言葉を静かに待つ。

森崎「この戦争を勝利に導く主役は王子、間違いなくアンタだ。
   俺はアンタが勝利を掴むために、命を賭けて全力でサポートしてやる。だけど…な。
   明日の試合、サッカーに関してだけは…俺は誰にも主役を譲るつもりは無い。
   俺の夢であるサッカー…その事に関してだけは…俺は主役でありつづけたい」

マルス「うん……」
省41

[392]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:14:58 ID:???
マルス「試合のときだけでも良いから、『マルス』って呼んでくれないかな。
    君、いっつもぶっきらぼうな口調だけど一応『王子』ってつけてるから」

森崎「だって、そりゃあ…一応身分が違うんだし……」

マルス「サッカーに身分も国境も関係ないといったのは君だよ?」

森崎「……くっくっく……はっはっは……まいった!まいった!」

森崎の豪快な笑い声はノルダの夜空に輝く満月まで届きそうなほど響いていった。

森崎「……マルス。明日の試合、勝つぞ」
省25

[393]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:16:42 ID:???
モロドフ「よし、みんなきけ。これよりアカネイアカップの作戦会議を始める」

ノルダの街の宿屋の大広間に、アカネイア同盟軍が勢ぞろいする。誰もが気力体力共に充実しているようだ。

マルス「メンバー選出に関しては森崎に一任している。まずはベンチ入りメンバーの16人を選出する」

ごくっ……

いくらお遊びの親善試合だろうと能力が高いものが選ばれることだけは皆分かっている。
おそらくここで選ばれたメンバーが今後の戦いの中でも中心人物となっていくのだろう。 省32

[394]森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:19:09 ID:+0LtrHO+
ジェイク ミディア マジ ミシェラン トーマス ボア

[395]森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:20:47 ID:pvuMtcec
森崎 レナ カシム リンダ ジュリアン アベル


0ch BBS 2007-01-24