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【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】
[542]森崎名無しさん:2010/03/17(水) 11:50:17 ID:???
うーむ、菱野さんとのイベントは怖いほどうまく行っているが・・・
あまりにうまく行き過ぎている
信頼関係が高ければ高いほど壊れた時が怖いと言うシステムだし、
落とし穴の予感を感じるぞ
[543]森崎名無しさん:2010/03/17(水) 19:04:28 ID:???
確かに感情面の選択は慎重に行った方がいいかもな
もうすでに大前舞い上がっちゃってちょっと別の人になってるし
でもなそれが青春だと思うんだ
[544]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:23:43 ID:HdLKyJYM
>>539-541
サッカーのスレです。スポ根物のスレです。ラブコメスレじゃないです。信じて下さいw
>>542-543
壊れた時が怖いですが、同時に壊れにくくもあるので、安心してください。4票選択肢で地雷を踏まない限り問題ないと思います
関係がブレイク寸前になったらアナウンスも出ますので、リカバリーの機会もありますし
★無人島物探し→ ハート5 =★
ハート→瓶に詰められたラブレターを発見! こ、こっ恥ずかしいっ!
省60
[545]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:24:48 ID:HdLKyJYM
大前「ありゃ、遅れちゃったかな」
菱野「いえいえ、私も今来たところですわ」
大前「(なんだか、漫画みたいなやり取りだな。俺が読んだヤツとは、男女が逆な気がするけど)そうか、じゃあ菱野さんの方にも、
成果はあったんだ」
菱野「はいっ! とても珍しそうなものを見つけましたの。無人島にこんなものがあるなんて、きっと大前さんも驚きますわよ」
よくよく見ると、菱野は収穫らしき物を、後ろ手に庇って隠している。
省38
[546]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:26:49 ID:HdLKyJYM
そして、同時に探し当てた品物を頭上に掲げ……二人して目を瞠る羽目になった。
大前「これは……」
菱野「同じ、ものですの?」
折り畳んだ便箋を詰め、コルクで蓋をしたガラス瓶。
二人の手には、そっくり同じものがあった。
大前「……こんなことって、あるのかな」
菱野「不思議なこともあるのですのね……」
瓶の中身を検めた二人は、再び仰天することになる。
中の便箋は、ともに地元の漁村の若者同士のラブレターだった。
省30
[547]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:28:22 ID:HdLKyJYM
大前「……」
菱野「……」
二人とも、何とはなしに押し黙ってしまう。
思いがけず、見知らぬ誰かの秘密を暴いてしまった後ろめたさ。
それが二つともこの島に流れ着き、自分たちに拾われるという、ありえない偶然に対する驚き。
手紙の内容から受けた幾ばくかの切なさ。
そんなものが、ないまぜになった沈黙だった。
……たっぷり五分ほどそのままでいただろうか。
やがて菱野が口を開いた。
菱野「あの、この手紙なんですが」
大前「え?」
省13
[548]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:29:24 ID:HdLKyJYM
菱野「ええ。きっと、この二通の手紙は、書いた人たちにとっては、自分の気持ちにケジメをつけるために書いたものなんですわ。
諦めきれない想いを、諦めるための儀式。その名残なんです」
大前「それを俺たちが暴き立てても……無粋なだけか」
菱野「はい」
菱野は肯くと、自分の拾った手紙を手に取り、丁寧に折り畳んでいく。
そうして出来あがったのは、瓶に詰められていた元の形ではなかった。
白い両翼を備えた、小さな紙飛行機。
菱野「――えいっ」
省16
[549]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:30:29 ID:HdLKyJYM
〜夕方〜
貸しボート屋にボートを返却して浜辺に戻ると――そこには混沌とした情景が広がっていた。
やす子「にゃはははははははっ♪ そ〜れっ、いっき! いっき!」
比良山「ング……ング……美味い……」
瀬川「ふっ、俺は酒の女神にも愛されている男だ! ゴキュ……ゴキュ……」
長池「世界が揺れている……足元の感覚が無い……俺は地獄へ落ちるのか……どぉせ俺なんか……」
篠田「ちくしょう〜! 誰だよ、俺のことを落ち目って言ってるヤツは〜!?」
省34
[550]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:31:32 ID:HdLKyJYM
大前「なんなんだこれ……」
菱野「一体、どうなっていますの……」
たった今戻ったばかりの大前と菱野には、なにがなにやら分からなかった。
ふと、大前たちが帰りついたのに気付いた早瀬が、力無く顔を上げた。
早瀬「お前ら……戻ったのか……」
大前「早瀬さん、どうなってるんですこれは?」
早瀬「見ての通りだ……あのバカントクが、やりやがったんだ」
そう言って目尻を擦る早瀬。
省31
[551]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:32:35 ID:HdLKyJYM
大前「ひいっ!?」
菱野「か、監督!?」
やす子「うふふふふ……誰かと思ったら、大前くんと菱野ちゃんじゃないのぉ〜。
さっきまでいなかったけど、二人してどっかにしけこんでたのぉ〜? もうパツイチかましたかぁ〜?」
ん? と握りこぶしの人差し指と中指の間に親指を挟んで、下品なジェスチャーを示す飯地。
大前「何言ってるんですかアンタは!? 酔っぱらうのも大概にしてくださいよ!」
省13
[552]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/18(木) 00:33:49 ID:HdLKyJYM
菱野「お、大前さんは逃げて下さい! 足の遅い私では、足手まといになりますわ!」
大前「駄目だ駄目だ! 菱野さんがここに残ったら、絶対になにか取り返しのつかないものを失くしてしまう!
逃げるなら、二人一緒だ!」
菱野「は、はいっ!」
やす子「最初っからどっちも逃がす気は無いわよぉ〜? うひゃひゃひゃひゃあっ!!」
手を取り合って逃げ出す二人。女として大切な何かを捨てながら追いかける飯地。
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0ch BBS 2007-01-24