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【全国が】キャプテンEDIT・10【待っている】
[455]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/06/29(火) 01:01:24 ID:???
――首都・東京
実況「都大会決勝戦・東邦学園VS武蔵中。現在スコアは1−0で東邦リードです。
ビハインドを負った武蔵、ボールをキープしつつも攻めきれません。早い段階で同点に追い付きたいところですが――
おおっと!? ここで高いクロスが上がった! これに合わせるのは長身FW・真田くん! 得意のヘッドで得点できるかーっ!?」
真田「くっ! ここで、ここで決めなくては――」
「 キ ィ エ エ エ ―――― ッ ! ! 」
バキィ!!
省39
[456]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/06/29(火) 01:02:56 ID:???
先程に人一人を空中に吹き飛ばした脚力でのゴールキック。
蹴り出されたボールは、グングンと伸び武蔵ゴール前へ。
反町「(ううっ、ピッチの外では日向に、中では片腕の若島津に扱き使われるのか……。
寮でも目が光っているから、プライベートもプライバシーも無いし……もうやだ、こんな生活)……いけェ!!」
言いたいことも言えないこんな世の中を嘆きながら、強烈なシュートをゴールへ向けて放つ。
省77
[457]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/06/29(火) 01:04:07 ID:???
三杉「……元よりチーム力に差はあったが、若島津まで復帰していたのか。これでは、今の武蔵に勝利は覚束ないな」
下界を見下ろす高みで心地よい夢に浸る者がいれば、浮世の塵に塗れて苦い現実を噛みしめる者もいる。
観客席で自軍の苦戦を見据える少年・三杉淳がそうだった。
籍を置く武蔵中サッカー部において、誰よりも才能と実力を兼ね備えながら、生まれ持った病の所為でベンチにすら身を置けない。
省45
[458]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/06/29(火) 01:05:12 ID:???
三杉「手出しを断るついでに言うけれど、周りから誤解を受けかねない呼び方はしないで欲しいな。
今の僕はベンチにも身を置けない、二年生の一部員でしかない。『キャプテン』なんて呼ばれる筋合いは無いんだよ」
弥生「ご、ごめんなさい……つい昔からの癖で――」
三杉「それともう一つ。君に気遣われるほどではないが、今の僕は、気分が優れないのは確かだ。
……あまり不愉快な昔のことを思い出させないでくれないかな?」
弥生「あ、う……」
省31
[459]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/06/29(火) 01:06:12 ID:???
――北海道
各都道府県の猛者たちが代表の座を勝ち取っていく中で、もっとも圧倒的な実力で予選を制した者がいた。
松山「いけェ! 小田! 追加点は何点でも取っておくものだ!」
小田「はいっ! キャプテン!(……もういらないと思うけど、口答えするとみんなから浮きそうだよなぁ)」
実況「またです! ふらの中特有の素早いパス回しから、またもセンターフォワード小田くんにボールが渡りました!
省46
[460]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/06/29(火) 01:07:14 ID:???
松山(決勝でハットトリックか。ふふっ。これで今ひとつ自信の無かった小田も、ストライカーとしての自覚が芽生えただろうな。
これでふらの中の全国挑戦に死角無しだ!)
チームメイトたちとは少しズレた感性で、小田の快挙を喜ぶ松山。
対戦校選手A「くっ! 無駄にバカスカ点を取って……! フィールドはヒーローごっこをする場所じゃないんだ!」
対戦校選手B「こうなったら、意地でも1点返してやる! ふらのの無失点記録は終わらせるんだ!
俺が! 今日ここでぇッ!!」
省35
[461]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/06/29(火) 01:08:22 ID:???
実況「あっと、決死の抵抗も報われず、またも松山くんボールカット! そして、時計の針は間もなく試合終了の時間に――」
観客「や、やっと終わるのか、この虐殺試合が……」「色々と伝説になりそうだな、今日の試合……」
否。まだ終わっていなかった。まだ生み出される伝説は残っていた。
実況「――ああっ!? 松山くん、センターサークル付近で足を振り上げる! シュートか!?
もしかして、そこからロングシュートを打つというのかァ!?」
省48
[462]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/06/29(火) 01:10:05 ID:???
ゴールまでの距離、50メートル弱。得点を目的としたキックが届くには、あまりにも遠い。
だが、荒鷲の執念と信念とが込められたロングシュートは、そんな道理を笑い飛ばすように低空を疾走する。
それが眼前に迫った瞬間、相手のゴールキーパーは呟きを漏らした。
対戦校GK「どうして決勝戦(こんなところ)に来てしまったんだろう……僕たちのチームは……」
誰にも届かない独語は、紛れも無く絶望の吐露であった。
省57
[463]森崎名無しさん:2010/06/29(火) 01:12:17 ID:1RBjITCk
/ │/
./ ./ .|i'
./.! i |! \ | | | | | | | | | /
/ !.l | i⌒ヽ、 .─ ─
i . i l l _ _,. ヽ. !'ヽ.ヽ ─ ここだ… ─
省78
[464]森崎名無しさん:2010/06/29(火) 01:22:11 ID:???
これはまた将来の荒波も自業自得な松山だなぁw
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0ch BBS 2007-01-24