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【さらば】森崎in異世界完結編【遠き日】
[101]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:27:05 ID:???
「何二人してこそこそ話してんだよ?」
「あ…いや何、もしパルメイラスが駄目なら(というかほぼ絶望的だろうが…)どこか他のチームはどうかと思ってな…
お前の実力なら引く手数多だろうし、何なら俺がどこかに口を利いてもいいが…とはいえ立場的にはまだ俺もトップじゃ
駆け出し同然だからな…それほどツテがあるわけじゃないが…」
シュナイダーの提案に森崎は顎に手にやりながらしばし考え…それからシュナイダー達にとっては
思ってもみなかった事を口にした。
省45
[102]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:28:07 ID:???
『躍動していますっ!サンパウロFC!!さぁ…今ボールを持つのは……10番の……』
『大空翼選手ですね。いや〜軽やかですよ彼のドリブルは』
『ブラジルでいい影響を受けたようデスネ。いや〜これは将来が楽しみデスヨ』
実況の解説と共に歓声が巻き起こる。どうやら雑談に夢中になっていた間にすでに試合が始まっていたようである。
グラウンドに視線を落とすと、そこにはボールを持ったサンパウロFCの10番を背負う大空翼が
省51
[103]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:29:10 ID:???
「成る程な…それでお前はあのツバサにリオカップとやらで負けたわけか」
「ッ…!?」
「お、おい…シュナイダー…」
ブラジルで行われたリオカップという大会。リオカップ決勝で森崎のパルメイラスは翼のサンパウロに0対1で敗れ去っていた。
そしてその優勝チームがこのジャパンカップに招聘される事になっており、シュナイダーが言っているのはこの事である。
ほんの少し悪戯心が沸いたシュナイダーが何気なく放った一言に対して森崎は…
省24
[104]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:30:16 ID:???
『●△※□☆×ッ!』
『うわ〜ッ!いや〜スゴイですヨ今の!!もう今日のお客さんもこれを待ってたんデス!!』
『今のプレーッ!!そうですこの人が、グローバルフットボーラーのターク・ハル選手です。ぜひ注目してください!!』
中盤を切り崩した翼から、ペナルティエリアに陣取っていたサンパウロのエースのFWストラットにクロスが入り、
あわや先制点かというところで、それを驚異的な反応でゴールラインの外にヘディングで弾き出したのは…
省52
[105]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:31:18 ID:???
リオカップ決勝にてパルメイラスのグローバルDFとして出場していたターク・ハル。森崎とターク・ハルのコンビは絶妙で
まさに難攻不落としか言いようがなく、二人で終始サンパウロの攻撃を跳ね返し続けたのだが…後半終了間際のターク・ハルからの
強烈なバックパスを森崎が痛恨のファンブル。ボールはそのままパルメイラスゴールへと吸い込まれ、
ターク・ハルのオウンゴールが記録された。そしてそれが決勝点となり直後試合も終了。こうしてパルメイラスは敗北した。
省72
[106]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:32:22 ID:???
「お前たちのチームってさ…キャプテンってどう選ばれるんだ?」
「それは…監督から指名されてだな…」
「ウチも同じくだな…」
「まぁ〜普通はそうだろうな…でもウチはな、何と選挙制なんだよ」
「選挙制?」
選挙制という言葉に思わず秀麗な眉を顰めるピエール。確かにチームによっては選挙でキャプテンを決める方法を
とる所もあるにはあるが、それをナショナルチームでやるというのは余り聞かない。クラブチームと違って悠長に信頼関係を
省49
[107]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:33:36 ID:???
「いいも何も…あの時はお前たちが選んでくれただろ?」
「あの時…?」
「そうあの時さ…」
森崎の脳裏によぎるのはオールスターズというチームが産声を上げた時。そのキャプテンに
シュナイダーとピエールが私心もなしに純粋に自分を推してくれたその時の事を思い返していた。
「だからかな…もし俺がキャプテンになるんならちゃんと全員が納得した上でなりたいと思ってな。
それに今の大人の思惑にまみれたやり方にちょっとした反抗期ってやつだ。
省19
[108]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:34:52 ID:???
「そういやさ…俺ブラジルで会ったんだよな」
「ほう…それならば俺たちもヨーロッパで見かけたぞ?」
「ああ…中々珍しい人物をな」
その森崎の物言いだけでピンと来るものがあったのか、シュナイダー達もあえて問い返さずに同じように
自分たちが出会った人物の事について言及すると、途端に森崎の表情がつまらないといった風に変化を見せる。
「何だよ…お前たちもかよ…せっかく驚かしてやろうと思ったのにさ…」
省32
[109]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:36:01 ID:???
「それは随分と傲慢な考えだな…モリサキ」
「…そうかな?」
「そうさ…あの世界であれ以上俺たちに何が出来たと言うんだ?」
そう言われれば森崎としても何も言い返すことは出来ない。確かにシュナイダーの言うとおりあの世界で自分は
出来る事は全て遣り通したという自負もあったからだ。しかし次の瞬間シュナイダーは自嘲気味に笑みを見せると、
「だが…俺とてそう思うときはある…そういう意味では俺も傲慢…と言う事なのだろうな」
省27
[110]キャプ森ロワ:2010/08/09(月) 22:37:08 ID:???
ピッ……ピピィィィィィィィィィィィィィィ!
『ここでホイッスルゥゥ、サンパウロFC見事に、この瞬間、ジャパンカップ決勝戦出場、花を添えました』
『うわッうわッうわぁあああ〜〜ッ!!これはまた凄い幕切れですよッ!!』
『またしても最後の最後にデスカ…いやタークもついてませんネ〜』
「バ、馬鹿野郎ッ!!若林の奴何やってやがるんだ!!」
試合終了のホイッスルが鳴らされ、未だ騒然としているスタジアムの中、森崎がハンブルガーSVの
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0ch BBS 2007-01-24