銀河シュナイダー伝説１　～黎明篇～

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銀河シュナイダー伝説１　～黎明篇～

[37]銀河シュナイダー伝説：2010/12/02(木) 20:25:36 ID:HP4G9dX+
帝国暦４７５年３月末日

その日、ヴァルハラ星系にある士官学校の一つ、最も格式高く、最も難易度の高い士官学校に
カールハインツ・フォン・シュナイダーはいた。

シュナイダー（父上は…やはり怒っているのだろうか？……いや、俺は俺の意志で士官学校に
入学したんだ。子爵の子とはいえ、次男であれば成人してもせいぜい帝国騎士止まり。
その名で食っていけるほど豊かではないはずだ）

最低でもそういう名目で無ければ爵位もちの貴族階級の子息が幼年学校ではなく、士官学校に
入学する理由というものはない。

ともかく首都星オーディンの中心地近く、石造りの中世ドイツ風の見た目を持つ士官学校は
その威厳を保ちつつ緊張するシュナイダーの存在を受け入れ、中尉を表す軍服を着た門番の指示により
何の問題もなく併設された寄宿舎へとたどり着く事に成功した。

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0ch BBS 2007-01-24