銀河シュナイダー伝説１　～黎明篇～

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銀河シュナイダー伝説１　～黎明篇～

[853]銀河シュナイダー伝説：2011/01/04(火) 22:14:31 ID:RrA9Mkh+
ビィィィーン……

僅かに聞こえる機械音。大きなものではないのだが、他の音が一切遮断されているため僅かに
体が不快だと感じる。

ボワン。

モニターが展開される。そこは漆黒の海に星の儚い光が包まれる世界。銀河系の僅か１／３しか
支配できていない人類だったが、それでもここから目視できる宇宙のほぼ全ては既に人間の手によって
探索されたものであり、それらは人間達に豊富な資源と独特な世界観を授けていた。

シュナイダー（副官も無し、砲撃手も無し…まさに手探りだな）

数十回を超えるシミュレーターの味。しかし、それら全ては空虚であり、本当に実戦に役に立つのか
といわれると疑問も残る。

しかし、だからといって試合を放棄する理由にも負ける理由にもならず、シュナイダーはまず
セオリーどおり、艦の機能をフルに用い索敵を行う。

恐らくは相手も同じように自分の位置を探していると考えながら。

前次写

0ch BBS 2007-01-24