※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

銀河シュナイダー伝説7 〜琢磨篇〜


[268]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:33:28 ID:nsRDOGGw
カルツ「そうじゃな。それ以外にも格闘王のキスリング、運営王のルルーシュ、その他にも王の名を
持つ人物達は皆色々な意味で有名人じゃ」

メッツァ「ああ。彼らはこの代のその技術における最高能力者といっても過言では無いだろう。しかし、
その中の、本当の意味での空戦王は…フランツ・フォン・シェスターでは無く、
彼、エーリヒ・ハルトマンだ」

いつの間にか会話が続いており、メッツァはそう返答する。
省28

[269]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:34:29 ID:nsRDOGGw
シュナイダー「つまり…私がシュートの特化型、メッツァがパスの特化型であるのと同様に
彼もまたパスカットの特化型であるということか」

メッツァ「………そうだ」

シュナイダー(たしかに、ドリブル巧者であるカペロマン等もいた。他の特化型がいたとしても
不思議ではない…か)

ならば、もしかして他にもグラオウントクプファーには特化型がいるのではないか?という不吉な
思いをかき消すようにかぶりを振ると今まさに開始されようとするもう一つの準決勝に 省2

[270]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:35:35 ID:nsRDOGGw
〜〜〜

実況「さあ、試合は一進一退!全ての能力が高レベルで安定しており派手な印象を振りまく
ラングリッサーのメンバーの進撃を特徴的なメンバーが多い人物達で弾き返すグラオウントクプファー!
シュート数ではラングリッサーが3本放ち有利という印象がありますが、それらの全てを
キャプテンであるミュラーが危なげなく止めている!!得点をしなければ勝つことは出来ないという
フライング・サッカーにおいて、彼、鉄壁ミュラーがいる限りグラオウントクプファーに負けは無い!」
省31

[271]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:36:35 ID:nsRDOGGw
シュナイダー(…それは仕方が無いだろう。去年の俺のシュート能力は既に限界近く。
あれからの練習で僅かに伸びただけでも十分だ)

確かに成長限界近くになってややサボった部分…いや、この場合は本分を全うした部分がそれの成長を
阻害していたとしても偽りではない。しかし、そうまでして成長させる必要は無いという判断は
当然のものであり、同時にシュナイダーには更に上位技であるバイシクルファイヤもあるのだ。 省24

[272]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:37:40 ID:nsRDOGGw
アトレイユ「見れるよ。彼の『本気』が」

まるで御伽噺の勇者を見つめるような純粋な憧憬にも似た眼差しで彼を見つめるブックス。

シュナイダー(………)

実況「早い、速い!!疾い!!!アトレイユ選手まるで去年のMVPミッターマイヤー選手を
思わせる速さと正確さ!力強さと軽やかさ、それにしなやかさを兼ね備えた天性のセンスが
ここに来て存分に示しています!そして…」

ズギャーーーーーン!!!!……てん、てん……
省19

[273]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:39:50 ID:nsRDOGGw
アルテミュラー「…はっきり言おう。彼のプレイスタイルは私にとって天敵のようなものだ」

DFの主であるアルテミュラーの防衛法はシュートを人数をかけブロックするという、言葉にすれば
単純で基本的なものだ。しかし、簡単には覆せないからこその基本であり、事実今までの戦いでは
その方法で幾多もの必殺シュートをファルケの手を煩わせる事無く止める事に成功させていた。

だが、アトレイユの戦術は自分の体力を顧みずDFまでドリブルで抜き去るということを 省19

[274]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:40:52 ID:nsRDOGGw
ジーナス「う〜ん。そんなネガティブにならなくても。見た限り両ラインともあまり接触プレイは
得手としているわけではなさそうだから、ライン際をドリブルで突貫という形で突き進んで
センタリングでキャプテンのバイシクルファイヤ!このパターンを決めちゃえばきっと勝てるよ」

カルツ「なはは。そうじゃな、そんくらいの気心で行った方がええかもしれんの」

楽観的なジーナスの言葉を信じるならば今回の鍵はパス巧者であるメッツァよりも 省18

[275]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:42:03 ID:nsRDOGGw
だが、ここに来てFWの3人が一気に飛び出し…

レディン「行け!!光輝の力を!!」

グルン!!

キャプテンであるレディンがボールを打ち出すと、それを取り囲むように先の3人が歩調を並べ…

ディハルト「食らえ!!」

エルィン「最終奥義!」

ランディウス「グラン・リッターーーーー!!!!」

ズギャギャギャギャーーーーーン!!!!

同時に放たれた3人のシュートはまるで巨大な光の槍のように一陣の流星が天空を駆ける!!

[276]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:43:05 ID:nsRDOGGw
シュナイダー「なんだ!!このシュートは!!?」

目視ゆえに正確な威力はわからないのだが、それはマーガスとカペロマンによるバイパーヘッドよりも上。

恐らくシュナイダーのファイヤーショット級であるそれはこの状況を打破すべくネットに襲い掛かる。

だが。

   ド  ン  ! ! !

ミュラー「……ふう……」

彼の豪腕が天空からの光の剣を大地に打ち落とす。

カルツ「!!!????」

メッツァ「なんだ今のは!?」
省11

[277]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:44:06 ID:nsRDOGGw
シュナイダー(一瞬、ミュラーの質が変わった…?)

それに気付けるレベルにある数人は戦慄にも近いものを感じる。

それを無理やり言葉にするならば…雷神。まさにイゼルローン回廊に建造されたあの雷神の名を冠する
天地を砕くハンマーの如き怒りの一振りを、神ならぬ身で実行してしまったようにも見える。

シュナイダー「…決まったな」

その言葉は、予測でも希望でもなく…確定的な未来であった。

〜〜〜
省23


0ch BBS 2007-01-24