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キャプテンブライト9
[89]森崎名無しさん:2011/09/22(木) 18:47:59 ID:???
予告からして、かなり悲惨なんだがw
[90]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:02:56 ID:???
>>88 奈々は画面に映るかどうか、カメラさんの腕にかかってますな。
>>89 なんかティアナ=不幸、という図式ができてしまって…
---
もともと3レスぐらいの小話が、膨らみました。
文章量としちゃ多いんですが。
「選択肢D」の描写(釣り針)を考えてた時間と大差ないという。嘘のような本当の話…。
でもティアナ。中の人は 全 く 思い入れがなかったのに。
ハイネばりに動いたなぁ…(もう過去形に!?)
[91]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:04:21 ID:dNxKCxxY
D:次回の「別撮り」は。ティアナを無傷で帰してあげる。
-----
私、ティアナ・ランスターには親友がいる。
時間と友情が育んだ結晶。
決しておカネで買えない存在。
仕事場でのパートナーにも随分慣れてきたきたけれど、それとはまた別で。
小学校のクラスが同じで、席が隣だったのがキッカケだと思うけど。
そんな小さい頃から、ずっと一緒だった。
ウェス・オリゾナールちゃん。資産家の長女で、小学校ではちょっと浮いていた。
省32
[92]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:05:39 ID:dNxKCxxY
それよりも。ようやく機動六課に戻れたのだ。ここで手術なんてしたら、また脱落してしまう。
ドアのチャイムが鳴った。見てみると、親友ウェスちゃんの顔。急いでドアを開ける。
ティアナ「ウェスちゃん。どうしたの?」
ウェス「ティアナちゃん。…近くまで来たから、なんとなく」
ティアナ「メールでもしてくれれば、何か準備できたのに」
ウェス「ふふっ。いらないわよ、そんなの」
彼女は私と性格が正反対だ。開放的で外交的だった私と、内向的でお淑やかだったウェスちゃん。
省31
[93]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:06:50 ID:dNxKCxxY
ウェス「…ティアナ、大丈夫?」
ティアナ「う、うん…」
ウェス「私のほうで、お医者様、探そうか?」
ティアナ「平気よ。だいたい、医者は役に立たないもん。時空管理局の医者だけじゃなく他でも診てもらったけど。
そういうトコで処方されるクスリって全然ダメ。気休めにもならないわ。やっぱり、なのはさんのクスリが一番」
ウェス「ならいいけど…。でも心配なの。ティアナって最近、妙なテンションの時があるし。
省25
[94]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:08:06 ID:dNxKCxxY
ティアナ「そう言えばさ。イストちゃんは元気?」
ウェスの妹のことだ。今は中学生になったあたり。
年齢が離れてるからか、ウェスはイストのことをとても可愛がっている。
イストの性格は姉と逆で、開放的で外交的。すぐに誰とでも仲良くなれる。
ウェス「元気よ。あの事件でティアナのことも随分心配してたわ。
ただお父様の言いつけで、もう、ティアナにあまり会いに行くなって言われてるけど…」
省33
[95]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:09:14 ID:dNxKCxxY
警察から釈放された後、ウェスとは何度も会ったんだ。でもイストとは会ってない。
イストは、私から見ても妹のような感じだった。
小さい頃。ウェスと一緒によく三人で遊んだし。
もう二度と会えない…ということはないだろうけど、ビデオチャットでは味気ない。
そうだ、明日は非番だし。
こっそり、会いにいっちゃおう。
少しはゆっくり話したいし、イストの学校が終わる放課後がいいかな。
-----
学校の行き帰りには、イストは専属の運転手つきの車で通学している。
省36
[96]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:11:00 ID:dNxKCxxY
イスト「ティアナおねーちゃん、久しぶりー☆」
ティアナ「イストちゃん。元気だった?」
陽だまりの、いい匂いがする。前に見た時よりも、少しだけ大きくなったかな? 気のせいか。
この前に会ったのだって、せいぜい何ヶ月か前なだけだし。
イスト「…ねえティアナおねーちゃん」
ティアナ「ん?」
イスト「ティアナおねーちゃんは、犯罪者じゃないよね?」
省31
[97]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:12:35 ID:dNxKCxxY
送迎用の車から降りてきたのは、やや若い、柔和な顔立ちの男の人だった。
運転手「すいません。おやっさんが急に腰を痛めてしまって。私は代理です。詳しくはお母様に聞いてください」
イスト「はい」
なんだろう、またアタマが痛む。
運転手「そちらの方は?」
イスト「私の古くからのお友達です。一緒に乗せていっていいですね?」
運転手「構いませんが…。信頼できる人なんでしょうね? 揉め事はごめんですよ」
イスト「大丈夫ですっ!!」
省26
[98]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:15:04 ID:dNxKCxxY
車は、裏道に入って。少し目的地から外れて。人通りの少ない道へと入って。
次の瞬間、車の後ろで軽い爆発音のような音がした。同時に衝撃。
イスト「な、なに…?」
ティアナ「爆発!?」
運転手「ちょっと見てきます」
運転手さんは車の外に出て、後ろに回りこんでから…戻ってきて運転席のドアを開いた。
運転手「今日は本当にツイてません。パンクです。予備のタイヤに変えるんで、10分くらい待っててください」
省34
[99]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:17:45 ID:dNxKCxxY
目を覚ました時は、薄暗い部屋の一室だった。
思い出したくもないけれど、両手首に懐かしい感覚がする。
見なくてもわかる。手錠だ。それも、魔力ごと封じ込める手錠。
並みの魔法使い…少なくとも今の私では、これをつけられたら魔法はほとんど使えない。
ティアナ「ッ!」
起き上がろうとして、首のあたりが突っ張った。
…手錠は、警察の取調べで慣れている。でも。
警察でも。いや、警察だからこそ。人間の首を鎖で繋ぐような扱いはしない。
省42
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0ch BBS 2007-01-24