※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[718]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/17(木) 17:50:53 ID:???
>>716
いやー、異能生存体って凄まじい能力ですよね。
リスクレベルを操るスタンドとか言っても良いのでは…とかスレ主はスレ主は呟いてみたり。
>>717
その乙に返せるだけの感謝の言葉を、私はまだ持っていない…!
=============================================
過去の経緯、その流れの一連を順に再生し終えたプロシュート。
このまま未来についての予想、シミュレーションに移行しようと考えていた。
省25
[719]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/17(木) 17:52:07 ID:???
プロシュート「ま、信用出来るかどうかは会ったその場で判断する事だがよ…
現実問題“ペリーコロ”が消え、ボスの素性への道筋は断たれた。
…つまりオレ達に残された当ては、この手紙の主だけっつーわけだ・・・判るな?」
ペッシ「むむ…。」
プロシュート「ボスの正体に辿り着くためのチャンスがこれしかねえっつーんならよ・・・
腕の1本や2本引き換えにしても食らいつく、それがオレ達のチームだろ。」
省33
[720]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/17(木) 17:56:06 ID:???
???「………」
後部座席の男は一言も口にせず、プロシュートとペッシの会話を黙って聞いていた。
この2人の遣り取りは、暗殺チームと言っても人として腐っている訳ではないと彼に再確認させる。
プロシュートに、自分の過去に所以する組織への不信を指摘され…
そしてボスを倒す協力を要請された時、彼は正直に迷った。
完全に組織への裏切りを意味する誘いを、しかも初めて顔を合わせた男に告げられたのだ。
省34
[721]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/17(木) 17:58:20 ID:???
―――数時間後
3人はフィレンツェのサンタマリア・ノヴェラ駅から200mほどの高級ホテル・ミネルヴァへ到着した。
このホテルの一室で写真を持って落ち合う旨、先の手紙によって指定されていた。
ホテルのフロントにて部屋のナンバーを伝え、部屋を借りている人物への面会を申し出る。
すると『プロシュートという人物だけ通すように窺っております』と即座に返答された。
少し待ってくれとフロントに告げ、3人は離れた場所で方針を話し合う。
省21
[722]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/17(木) 18:11:58 ID:???
???「ふむ…戦闘になると仮定して、バックアップはどうするつもりだ?」
プロシュート「まあ・・・そこはお前が気にする事じゃあない。
お前の手を本格的に借りるのは、この話が罠でないと判明してからの話だ。
…おいペッシ、お前のアレ(針)を貸せ。」
ペッシ「へっ…へぃ!」
プロシュート「戦闘になったらこいつで合図する・・・そしたらオレ以外の奴を窓から“狙撃”だ。」
プロシュートの指示にペッシは乗り気な顔で胸を叩いた。
省15
[723]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/17(木) 18:13:29 ID:???
プロシュート「落ち着けペッシ、相手が何人だろうと密室の戦闘ならオレのスタンドは負けねえ。
当然やっこさんとの対面には、下準備は終わった状態で臨むしな。
万が一それでオレが負けるような相手なら…分断された時点でリタイヤだったって事だ。
その後にお前らが乗り込んでも、外から狙撃したとしても勝てる奴じゃねえ。」
ペッシ「んなバカな話がありますかい!」
省21
[724]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/18(金) 17:44:18 ID:???
ガチャッ
???「遠路遥々(はるばる)ようこそ。」
部屋のドアを開けて中に入ると、奥からの声に迎えられた。
男・・・かなり若い声であり、少なくとも学生かそこらの年齢と考えられる。
プロシュート「・・・・・・」 ギィンッ
プロシュートは自らのスタンド、“偉大なる死”を早速発現させた。
反射的に老化ガスを発生させられるよう、一歩毎に警戒レベルを上げつつ奥へと進む。
省32
[725]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/18(金) 17:45:30 ID:???
プロシュート(罠ではない、純粋な協力者だから安心してやがるってわけか…?
…いや、協力者だとしても多少の緊張は避けられない状況だろ。
だがこの何も感じない日常のような空気、戦闘を仕掛ける素振りすら…っ!?) シュッ
動揺する程でもないが、不可解には違いない相手を慎重に観察していたプロシュート。
そんなプロシュートに対し、少年は無造作に手を伸ばした。
反射的にバックステップで距離を取ったプロシュートだが、能力は発動させなかった。
省33
[726]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/18(金) 17:46:33 ID:???
プロシュート「まぁ、そんじゃ…」
少年「ええ、早速話を始めましょう。 先ずはこちらの情報提供から。」
プロシュート「ああ…。」
少年「では、写真をお願い致します…渡して頂けなくとも、手に持って1枚ずつ見せて貰えれば良いです。」
プロシュート「いや、構わねえさ。」 パサッ
持ってきた十数枚の写真を惜しげなくテーブルに投げ出すプロシュート。
相手の欲しい物が実はこの写真…と考えるなら、これは出し惜しむべき交渉の道具。
省20
[727]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/18(金) 17:48:17 ID:???
少年「娘の母親…ドナテロ・ウナは公私共に真面目な女性だったようです。
服装、髪型…そして一緒に写っている友人、そして背景。
一応彼女の学生時代を知る友人に評判を聞きこみましたが、この写真が示す通りのようです。」
プロシュート(何を言い出すんだ、コイツ…。)
少年「まず間違いないでしょう、ドナテロは不特定多数の男と性交渉を持つ女性ではありません。」
プロシュート「うん……?(・・・ああ、なるほど………だがそれが一体何になる?)」
省39
[728]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/18(金) 17:58:09 ID:???
少年「ふふ…先輩、お願いします。」
少女「うん……。 東経DQ度、北緯FF度…かな?」
少年「…と言う事は、時間補正を入れると……」 バサッ
プロシュートがぶっ殺すと思う暇もなかった。
少年が少女に写真を見せると、一拍も置く事なく少女は経緯と思しき数字を述べ…
そして少年は独り言のように呟きながら、傍らに置いていたイタリア地図を広げた。
少年「此処、サルディニア島の[禁則事項]海岸…それが写真を撮られた場所です。」
省36
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24