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銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜


[104]銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:29:39 ID:xI4O070g
G.その他
『ゴールデンバウム王朝における光と影。最終考』を読む。

今までその本を読むという誘惑に勝ち続けたわけではない。実は既に序文の数ページは読んだことが
あるのだが、そのあまりの荒唐無稽ぶりに、そしてそのおぞましさに耐えることが出来ず、
部屋の一角にまるで封印するかのように隠していたのだ。

もし、これが古き友人からの最後の贈り物でなければとうに焚書としていたことだろう。
省25

[105]銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:30:46 ID:xI4O070g
〜〜〜

その作者不詳出版社不明の本にはもう一つの銀河帝国史が語られていた。

かの大帝ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムがゴールデンバウム王朝を成立させる以前から…
そして、この本でもかなりの部分を占める『劣悪遺伝子排除法』発布とその意味、更に当時の
人口3000億の1.3%…約40億の臣民が何故排除され消されていったか。それはまともな
感覚を持つ人物であれば目を背けたくなる…もしくは胃から何かが逆流していく感覚を更に
鋭角にさせていくものだった。
省32

[106]銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:31:46 ID:xI4O070g
〜〜〜

歴史は続く。シュナイダー達が一般に教えられている農奴階級のほとんどがそれ以前は一般的な
階級の人物であり、思想や行動、その罪により落とされただけでなく、時には貴族たちのいわれの無い
言いがかりによって識者すら落とされることのある体のいい労働力の獲得法となっているという事実。

それに、7代痴愚帝ジギスムントU世の浪費と贅沢、14代流血帝アウグストU世の残虐性と不公平性が 省33

[107]銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:32:47 ID:xI4O070g
シュナイダー(だが、これを使うということは私も彼らと同じになるということか…)

確かに権力は欲しい。それがマリーを守る最も効率的な方法なのだから。しかし、権力とは
守るものであると同時に奪うものでもあるのだ。

つまり…

シュナイダー(ゴールデンバウム王朝ですら…奪える?)

今まで一度も考えた事の無い甘美な誘惑がシュナイダーの鼻先を掠めるのだった。

☆☆☆

●裏工作能力85 → 95 となりました。
省8

[108]銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:33:51 ID:xI4O070g
〜〜〜

最後の行を読み終えたとき…シュナイダーの瞳には今までとは異なる紫闇の炎が燃え盛っていた。

もしこのまま放っておけば燃料をなくしいずれは消え去るものであったが、もし…その炎が消える前に
新たな燃料が加わることがあれば…

シュナイダー(……ん?)

最後の行を読み終えるころ、まるで栞のように一枚の紙切れが挟んである事に気付く。

そこには

『読んだということは知ってしまったという事だね。君には2つの選択がある。 省6

[109]銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:34:52 ID:xI4O070g
シュナイダー(………)

どうしますか?
A.自主練をする。
B.フライングサッカーの練習をする。(選択後、誰かを誘う事が出来ます)
(フライングサッカーの大会がなくなったため成功率はがくんと下がりました)
C.寮内をぶらぶらする(誰かに出会うかも)
D.生徒会に顔を出す。
E.士官学校敷地外に出る。
F.誰かに会いに行く(誰に会いに行くかも明記ください)
G.走り書きに書かれていた連絡先に連絡を入れてみる。
H.その他
省2

[110]森崎名無しさん:2011/10/03(月) 22:37:00 ID:DoLo79fg
Gリスク高いのわかってるけど、シェスター好きなんだよね。

[111]森崎名無しさん:2011/10/03(月) 22:37:24 ID:evEZBXho
G

[112]森崎名無しさん:2011/10/03(月) 22:44:47 ID:???
あー、まさかとは思っていたが、やはりイベントフラグがあったか。
これ、前に検討されたみたいな「学生時代一番最後の自由行動した後に読む」
だったら、「もう時間がない」でイベント自動スルーだったんかな。

[113]銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 23:13:47 ID:xI4O070g
>>110
難易度的には超高難易度です。ぶっちゃけ同盟で完全勝利を目指すより難しいと思います。

>>112
はい。正確に言うとこれからすべき事の一切が出来ないので間に合ったか?といわれると微妙ですが。


G.走り書きに書かれていた連絡先に連絡を入れてみる。

シュナイダー(……この番号を治安局に知らせるという選択もあるが…)

一瞬でも仲間を売ろうという選択を思い浮かべるのは彼の中の常識が随分と打ち破られている
証拠なのだろう。
省21

[114]銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 23:14:48 ID:xI4O070g
〜〜〜

ツーツーツー…

電話の先に繋がったのは如何にもな電子音だった。

シュナイダー(……なるほど。用意周到なことだ)

普通であればそこで諦めるのだろうが、あの本に分れて書かれていた数字の羅列を打ち込んでいくと
そこから回線が自動的に中継され更に電話音が鳴り響く。

???「…シュナイダーかい?」

電話先の男の声は非情に懐かしく、それでいて忘れる事の無い男のものだった。

シュナイダー「よくわかったな」
省11


0ch BBS 2007-01-24