※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
異邦人モリサキ
[464]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/06/23(土) 01:02:18 ID:???
扉の向こうから現れたのは、一人の男である。
足元までを真っ直ぐなラインで覆う黒のキャソックを纏い、背中まで垂れる栃色の長い髪をまとめるように
頭頂に乗せた円形の帽子、カロッタはやはり司祭の位を表す黒の一色。
「あ、神父様……」
シスターが神父と呼んだ男は、ほとんど足音すら立てることなく歩いてくる。
「申し訳ありません、こちらの方が名簿をご覧になりたいと……」
神父が、森崎から数歩の位置で立ち止まる。
背の高い男であった。
口元には神職にある者らしく柔和な笑みを浮かべていたが、小さな丸眼鏡の向こうに光る、
見下ろすような視線はおそろしく熱量が低い。
「……」
『……なんだか、寒くない?』
露出した腕をさすりながら、ぶるっと震えてみせたピコの方へと目をやる余裕は、森崎にはない。
得体の知れぬ怖気は、本能が眼前の神父を警戒しているものであった。
「そうですか、あなたが」
「……」
かけられる声はねっとりと柔らかく、しかし肌にへばりついて毛穴から沁み渡るような、
生理的な嫌悪感を催させるものである。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24