※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

異邦人モリサキ


[657]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/12(木) 00:31:10 ID:???
ムッとしたような顔で何かを言い返そうとしたレズリーよりも早く、ロリィが森崎に反論する。

「今日は夏至祭だよ! だから夜まで遊んでてもいい日なんだもーん!」
「夏至祭……?」

首を捻る森崎が記憶を辿る。

『そういえば、新聞にそんなことも書いてあったね』
「そうだっけか……? まあ、夏至を祝うのは珍しいことじゃないが……今日だったのか」
『訓練漬けだと日にちの感覚がなくなるから嫌だねえ』

そんなことを小声で言い合う森崎に、ロリィが続ける。

「ロリィたち、一回お家に帰って、着替えてきてるんだよ!
 パパとママにも、ちゃんと言ってきたから大丈夫!」

そう言って笑ったロリィが、くるりと回ってみせる。
まったく意識していなかったが、言われてみれば二人とも私服である。
ロリィが着ているのはフリルとレース、そして花飾りがたっぷりと散らされた黄色のワンピース。
夏物らしく肩口が大きく開いた、少女趣味というよりはそのもの児童が着るような、可愛らしい服である。
一方、森崎から少し離れたところで仏頂面を浮かべるレズリーが身に着けているのは、
ロリィのそれとは見事に対照的であった。
気の強さを体現したような、波打つ亜麻色の髪を無造作に後ろへと流した彼女が着るのは
ノースリーブの襟付きシャツにレザーのスカート。
色はどちらも黒を基調としてワンポイントにブラウン、ワインレッドが配置されている。
ぴったりと身体に貼りつくようなデザインは、すらりと背が高く、一見スレンダーに思える
そのラインの下から女性らしい膨らみがしっかりと自己主張するのを助けていた。
スカートから伸びる太腿から膝、ふくらはぎにかけては細くしなやかで、しかし僅かに肉のついた
その脚は、見る者が見れば即座に金を積むだろう。
実際、周囲の視線が様子を窺うようにちらちらと彼女の方へと向けられている。
どうやらレズリーは学生らしからぬ、既に完成されつつある肢体の持ち主であるようだった。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24