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【天狗A】キャプテン霊夢22【クラブA】
[996]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2012/09/08(土) 22:21:53 ID:???
文「では、今日はこれくらいにしておきましょうか」
希「う、うん〜……」
瞬く間に時間は過ぎていき、気が付けば空は茜色に染まりつつあった。
文の言葉と共に、緊張の糸が切れたのか、ばったりとその場に倒れ込む希。
一方の文は汗ひとつ掻いていない。
希「ふぇえ……疲れたぁ〜……。それに、体中が痛いし……」
文「まあ、あれだけ転げまわればそうなるでしょうね」
希「師匠のいじわる!コロコロペース変えるんだもん!」
文「あやや。単調なペースでは修行になりませんよ?」
ところどころ傷だらけになりながらも、希は何処か満足そうに笑っていた。
希は女の子ではあるが、まだ遊びたい盛りの子供でもある。
何より一応は妖怪なので、多少の怪我くらいなら大きな心配はない。
希「ねぇねぇ、師匠!私、少しは速くなれたかな!?」
ウキウキと尋ねてくる希に、文は少し困ったように笑う。
文「1日2日で変わるものでもないですよ。ですが、筋は悪くないと思いますよ。それに、根性も中々の物でしたし」
希「ホント!?やったぁ!」
結局、希は今日一日では文との15mの距離を詰める事は出来なかった。
何度も何度も引っ張られ、その度に希は地面を引き摺られる羽目になった。
しかし、それでも希は何度でも立ち上がり、文を追いかけ続けたのだ。
その事に、文は少し感心していた。
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0ch BBS 2007-01-24