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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[862]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/19(金) 21:08:04 ID:l/JwoCrA
セクションスコア3= 94*{1+(39/100)}=130
「立て直しが今ひとつだな……やっぱりカーブの失速が響いてるぜ」
バックストレート前半、傾いだ上体を起こしつつ加速に乗っていくべき直線で、
ハンナはまだトップスピードに乗りきれていないように森崎には見えた。
「苦手意識が根付く前に何とかしたいところだが……ううむ、難しいな」
『……一度だけ、ってね。まあ、いいけど』
*バックストレート2
省11
[863]さら ◆KYCgbi9lqI
:2012/10/19(金) 21:42:04 ID:???
セクションスコア4= 94*{1+(
06
/100)}
[864]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/19(金) 22:21:27 ID:l/JwoCrA
セクションスコア4= 94*{1+(06/100)}=99
「……厳しいな」
『うーん、疲れてきたのかな?』
森崎とピコとがほぼ同時に目を見交わす。
ハンナの足運びは、それほどに乱れていた。
「なまじスタートが良すぎたか……?」
『そういうものなの?』
「ま、俺らは嫌ってほど重い鎧やら何やら担いでひたすら走るだけだから、
確かなことは言えねえが……自分のペースを守れなくなるってのは、怖いぜ」
『ふぅん……』
省18
[865]◆W1prVEUMOs
:2012/10/19(金) 23:22:39 ID:???
セクションスコア5= 94*{1+(
60
/100)}
[866]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/20(土) 00:03:58 ID:IfuaKHGs
セクションスコア5= 94*{1+(60/100)}=150
「お……?」
『あら、頑張るねえ』
コーナー突入前にはストライドも安定せず、もはや限界かと見えたハンナであったが、
しかしそこからの伸びは森崎をして目を見張らせるものがあった。
崩れかけたフォームが最終コーナーに入った途端、見違えるように整ったのである。
それは最後の意地であったろうか、それとも限界の果てに身体が覚えた日頃の反復練習が顔を覗かせたものか。
省20
[867]ノータ ◆JvXQ17QPfo
:2012/10/20(土) 00:04:28 ID:???
セクションスコア6= 94*{1+(
19
/100)}
[868]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/20(土) 01:25:25 ID:???
セクションスコア6= 94*{1+(19/100)}=111
スタート:162
コーナー1:132
バックストレート1:130
バックストレート2:99
コーナー2:150
ホームストレート:111
計:784
***
しかし、復調もそこまでだった。
最後の直線に差し掛かるや、ハンナは足取りを乱す。
再び大きく失速したのである。
「……っ!」
ようやくにしてゴールラインを超えた途端、糸が切れたように倒れかけるハンナ。
省3
[869]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/20(土) 01:26:42 ID:???
「……っと! 大丈夫か、ハンナ!」
「へ、へへ……」
小麦色の肌を垂れ落ちる汗に、森崎の腕にぐったりと体重を預けるハンナが滑り落ちそうになる。
かろうじて抱え直したその身体は、内に秘めた熱をすべて解き放つように熱い。
「おい、大丈夫か!?」
「ちょっと……、はりきり、すぎた……かな」
荒い呼吸の中で無理やりに笑みの形を作ってみせる、その紅潮した顔が痛々しかった。
「あは……。コーチにいいとこ……みせたくて」
省28
[870]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/20(土) 01:27:43 ID:???
「ったく……お前、一人でも今みたいにぶっ倒れてたのか」
「うん……まあ。えへへ」
「えへへ、じゃない!」
森崎の一喝に、雷に打たれたように身をすくめるハンナ。
「うぅ……ごめんなさい」
「あの距離だ、気ぃ入れて一本走るだけでもキツいってのはわかるが……」
「はい……今日、コーチに言われたことは忘れないよ。もう無茶な追い込み方はしない」
しゅん、と項垂れたハンナだったが、しかしすぐに顔を上げると森崎ににじり寄って言う。
「……で、コーチ!」
省26
[871]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/20(土) 01:28:50 ID:???
(そうだな……)
今から思えば、スタートは実に好調だったといえる。
しかしそれが仇となったのかカーブで崩れ、バックストレートではスタミナを使い果たして失速。
最終コーナーで僅かに持ち直すものの、その気力は長続きせず直線でも伸び悩んだ。
(これらから判断するに―――)
ハンナは『持久力に不安』があり『第一コーナーが苦手』である。
しかし反面『スタートが得意』で『逆境での根性』も備えている、といえるだろう。
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0ch BBS 2007-01-24