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【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】
[131]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/22(木) 19:57:10 ID:???
「はい、隊長。我々、第一次徴募による旧大隊は第一大隊と呼称が変更されます。
編成その他に変更はありません。詳しくは後ほど書面に目を通していただくつもりでしたが……」
「一足早くご挨拶に来ていただいたってわけか」
「……あァ?」
森崎の言葉に含まれた棘にいち早く反応したのは、正面の男ではない。
その向かって右後方、赤銅色の肌を持つ偉丈夫であった。
正面の男の瞳が硝子細工だとすれば、この男の目は飢えた獣のそれである。
省28
[132]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/22(木) 20:01:08 ID:8a1flvAQ
*選択
A 「上等切んなら名ァ名乗れ、赤犬野郎」 言い値で喧嘩を買う。(必要CP:2)
B 「なあ第二大隊長さん、躾はきちんとしておいてくれよ」 こちらのペースで喧嘩を買う。
C 「さて、俺だけの力で成し遂げたことではないからな」 事を荒立てないようにする。
D 「……それで、その第二大隊が今日は何の用件だ」 完全に無視する。
森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
省11
[133]傍観者 ◆YtAW.M29KM
:2012/11/22(木) 20:34:54 ID:???
B
森崎は臆病者ではないけど、バカでもない、ということで。
ある意味では向こうの隊長の器を問う、ということでもあるかなー。
[134]ノータ ◆JvXQ17QPfo
:2012/11/22(木) 22:50:39 ID:???
D
ただのバカ犬に喧嘩を買うのは宜しくない
相手は隊長でもないし、無視して話を進めれば大人しくなるはず
カルロスが隊長なら信用もできるし
[135]さら ◆KYCgbi9lqI
:2012/11/22(木) 23:25:19 ID:???
C実際森崎一人で倒した訳ではないですから。
それにどんな形であれ喧嘩を買えばカルロス隊長の面子を潰すのではないかと思います。
[136]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/27(火) 18:42:59 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、
>>132
の選択については……
>>135
さら ◆KYCgbi9lqI様のご回答を採用させていただきます!
なるほど、相手の面子を考慮するというのは想定の外でした。
言われてみれば確かに、ということで内部的に礼法値が上がりつつCP3を進呈いたします。
>>133
はい、お互い小手調べといった意味も含めての初顔合わせになっていますね。
省15
[137]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/27(火) 18:43:59 ID:???
***
C 「さて、俺だけの力で成し遂げたことではないからな」
森崎がそう告げたのは、紛れもない事実であった。
ヴァルファ八騎将、『疾風』ネクセラリアを打倒し得たのはヤングの負わせた傷ありきであることなど、
森崎自身が一番よく分かっていた。
それ以前に一騎討ちに持ち込めたのは部隊全体が最後の最後まで恐慌も来さず戦い抜いたゆえである。
そういった諸々を無視して一人の手柄であると吹聴する狭量、貪欲、あるいは鈍磨を森崎有三という男は
省47
[138]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/27(火) 18:45:00 ID:???
割って入ったのは、それまで後ろに控えていた三人目の男である。
高い、少年のような声だった。
サンターナと名乗った中央の男や、詰め寄っている屈強な男に比べればやや小柄な体格。
白い肌に小麦色の長い髪、そして声音に相応しい少年のような顔は、いかにも女性受けの良さそうな
柔和で整った目鼻立ちである。
「ちょっとザガロさん、何やってんですか! やめてくださいよ、もう」
ザガロと呼ばれたのは赤銅色の肌の男だった。
省44
[139]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/27(火) 18:46:01 ID:???
腕力で物事の優劣を判断する類の人間にとって、先に目を逸らすこと、後ろに退くことは
ほとんどあり得ないと言っていい。
どちらも敗北、恭順を示す行為だからである。
それをさせるということはつまり、サンターナという男の言葉は、ザガロという
全方位から暴力の臭い紛々たる男に一時の屈辱を許容させるほどの影響力、あるいは
強制力を持つということを意味するのだった。
「伊達じゃねえ、ってか」
「……?」
省45
[140]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/11/27(火) 18:47:02 ID:???
「我々と貴殿らは独立した指揮、訓練系統となる。混乱を避けるよう通達を徹底してくれ。
詳細は後ほど、このバビントンと詰めてもらおう。話は以上だ。失礼する」
低く静かな、しかしやはり凪いだ水面の如き抑揚のない声で事務的にそう告げると、
サンターナは一片の躊躇も見せずに踵を返した。
予め段取りを決められた役者のようなその所作に、森崎はただ眉根を寄せることしかできない。
ちらりとカイルに目配せをして扉を開かせるのが精一杯だった。
省46
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0ch BBS 2007-01-24