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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[150]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/17(日) 16:19:57 ID:???
宗義「その事については私も深く反省している。急いて事を仕損じかけた。
   だが今度はそうした事も考慮して教育に当たっていく積りだ。娘は返してもらう」

賀茂「どう手心を加えようがあいつの心は変わらんよ。
   それに既にサッカー協会の一員として期待されている人間の1人なんだ、
   これは俺だけじゃない、もっと上の人間にかけあっても同じだぜ」

精一杯気づかれぬように凄んでみせる賀茂。
そんな空威張りを宗義は軽く鼻で笑ってから、冷ややかに話を続けた。
省24

[151]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/17(日) 16:21:42 ID:???
陽子「…う…ううん………」

陽子の瞼は震え、ゆっくりと開きだす。
キーをもらって車を開け椅子に座った後はうとうととまどろんでいた。
何かの拍子で目が覚めて、横に振り向く。

陽子「!」

運転席を見て驚愕した。ハンドルを握っているのが賀茂ではない。
長身痩躯、黒スーツに黒サングラスと似ても似つかぬ日本人の男だった。

陽子「あ、あなたは!?」
黒服「お気づきになられましたか、陽子お嬢様」
陽子「!!」
省29

[152]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/17(日) 16:22:46 ID:???
このままでは日本に戻される。なんとかして車を止めないと。

陽子は倒れこむように男へと飛びかかり、ハンドルを握る男の手に噛みついた。

黒服「っ!」

男は顔をしかめる。陽子の歯は深々と肉に食い込み、唇をつたって血が滴り落ちている。
痛みに耐えかねた男は車を止めて陽子を引き剥がすと、裏拳を水月に撃ちこんだ。

陽子「あぐっ……!」
黒服「お静かに願います」

もうだめだなにもかもおしまいだ。絶望に覆われくず落ちる陽子。 省17

[153]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/17(日) 16:24:19 ID:???
路地裏を抜け、人通りの多い大通りを走らせているところで、
自動車電話が鳴り響いた。ちょうど信号待ちの時であったため、賀茂が受話器を取る。

宗義「時間だ、ちゃんと陽子は連れてきたか?」
賀茂「生憎だが、まだらしいぜ」
宗義「………」
思いもよらぬ相手に、相手は押し黙る。

賀茂「もういいかげん、嫌がってる娘を無理矢理連れさらおうとするのはやめるべきだと思うけどな」

宗義「……とりあえず君の頑張りぶりを評価するとしよう。 省29

[154]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/17(日) 16:25:35 ID:???
今日はここまで、このところ忙しくなってなかなか更新できませんが、
週1でも定期的に更新していきたいです。

[155]森崎名無しさん:2013/03/17(日) 16:38:44 ID:???
まさかの賀茂主役!?w

[156]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/17(日) 18:28:11 ID:???
いやいやw
まあ、迷監督や汚物扱いじゃない賀茂さんがいてもいいじゃないwってことですね。

陽子さんの回想はもう少し続きます。更新はもう少しかかりますが、
彼女の感情の推移をお楽しみください。

[157]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/21(木) 20:29:49 ID:???
申し訳ありませんが、少々トラブルがありましてしばらく更新できそうにありません。
これから1か月かかるか、1週間もかからないかは分かりませんが、少なくとも
今週の土日には更新できそうにありません。誠に勝手ではありますが、
今しばらくお待ちしていただければ幸いです。

[158]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/04/07(日) 14:47:37 ID:???
ようやく更新できるようになりましたので、これより投稿いたします。

私的なトラブルに続き転職することとなった為、予定より遅れてしまいました。
今後は仕事の為に今以上に更新頻度が遅くなるかもしれませんが、
なにとぞ今後も拙稿を読んで楽しんでもらえればうれしいです。

最後に、今回の投稿は一部本編の文章をそのまま、あるいは一部変更して
用いている箇所があります事について、なにとぞご容赦を願います。

[159]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/04/07(日) 14:49:47 ID:???
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さらに時は流れる。
インドネシア、ジャカルタのとある国際ホテル屋上。
ホテルは高く、ジャカルタ800万の喧騒も屋上では虫のさえずり程にしか響かない。
空は雲に包まれるも風涼しく、こうした天地の加護を受けてか、男女2人が誰に邪魔されることなく語り合えていた。
男の方は緊張しながらも躊躇うことなく自らの心境を明かしている。
女も同様に心の奥底を開こうとしているが、男に比べて憂いの色が強くにじんでいた。


0ch BBS 2007-01-24