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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】


[800]森崎名無しさん:2014/10/12(日) 18:18:22 ID:???
更新お疲れ様です。いつも楽しく見ています。
提案なのですが、判定時のID表示については、次の判定からどちらでもOK、という事にしてはいかがでしょうか。
そうしたら、本スレや他の外伝スレの感覚でsageて書き込みした場合も有効になって、引き直しや混乱を避ける事ができますし。
検討して頂ければ幸いです。
(もちろん、実際にそうするかどうかはスレ主様の自由なので、駄目でしたらそれで大丈夫です)

[801]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/13(月) 18:07:27 ID:EnDlCHiY
800さん、ご提案感謝いたします。
これまでは二重投稿などによって特定の人しか投票できない事を恐れて
メール欄を空欄にしていましたが、ここのスレはそんな心配をするほど投稿はありませんでした。
なので、とりあえず今回のような1回で決まるカード分岐については、
これからはどちらでも良いという事にいたします。

本日は投稿できませんが、これからもきれぼしサッカーをお楽しみください。

[802]800:2014/10/13(月) 19:26:42 ID:???
検討していただき、提案を受け入れて下さりありがとうございます。
次の更新を楽しみにしています。

[803]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 15:50:53 ID:Uz8zwCLY
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 時計の針は再び12時を過ぎ、カチンという音が深夜の公園にしみわたった。
帰国直後のあずみと岬は、他の選手やサポーター達と別れて、東京都内のとある公園にやって来ている。
林立するオフィスビルの間に位置する場所という事もあり、大都市の中心地にも関わらず、光は乏しく2人の他に通る人もいなかった。

あずみ「(なぜ岬くんは、こんなところにあたしを呼び出したんだろう)」 省47

[804]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 15:52:04 ID:Uz8zwCLY

 数分後、途中の自販機で買った缶コーヒーを手にしながら、2人は公園のベンチに腰かけていた。
互いの肩は触れそうになるほど近い。缶を開けて口につけ、ふーっと一息ついたところで、岬はあずみに話しかけた。

岬「ようやく人心地がついた気がするよ。東京とはいえ、自分の国に帰って来れたし、あずみちゃんにも会えたし」

あずみ「あたしに?ブラジルでも短いとはいえ会えたし、それに岬くんには山岡さんがいるじゃない」
省25

[805]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 15:55:20 ID:Uz8zwCLY

 真剣な面持ちとなってあずみの顔を見る岬を見て、遭遇前に想定していたある予想を思い返した。

 
 もしかして、岬くんはあたしにプロポーズをしてくれるのではないかと。

 
 4年前に離れ離れになるまでの3年間、お金儲けのパートナー、詐欺仲間、そしてフットボーラーとしてのライバルとして、
裏表なく自分をさらけ出し苦楽を共にするうちに、岬に対して強い信頼感と安心感、そして敬意を抱くようになっていた。
省35

[806]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 15:57:36 ID:Uz8zwCLY

あずみ「一体何の話?新生『サッカー全日本代表』って、どういうあれ?それに岬くんがキャプテンって、
    南葛高校は別にして、そんな素振り今までしてこなかったのに」

岬「これまではそのための準備期間だったから、なるべく目立たないようにしただけだよ。
  そしてこれからようやく、計画を実行に移す時が来たんだ。この計画に沿って僕が全日本のキャプテンになる過程で、 省34

[807]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:02:35 ID:Uz8zwCLY

あずみ「(こ、こんな岬くんの顔は初めて見た……)」

岬「簡単な事だよ、これから確実に訪れるチャンスを全てものにするためさ」
 あずみの驚愕を斟酌せず岬は立ち上がり、両腕を広げて語り出した。

岬「全日本はワールドユースで優勝した。日本サッカー史上破天荒の快挙に日本中がわきたっている。
  その勢いを受けて日本のプロリーグ設立も秒読み段階まで進んでいる。設立となれば
  観戦収入のみならず、広告料や放送料、プロ選手としてのフットボーラーの資産価値発生…… 省31

[808]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:10:06 ID:Uz8zwCLY
岬「何」

あずみ「今いる選手はどうするの、翼くんとか、森崎くんとか」
岬「どうするかって。ま、役に立ちそうなら『手直し』して使い直すかな。ダメなら『処分』さ」

あずみ「『手直し』、『処分』?一体何をする気なの、今まで一緒に戦ってきた仲間なんでしょ、
    そんな仲間を裏切るなんて、何にも感じないの?」
岬「まだあずみちゃんが僕達の仲間に加わると決まっていない以上、1つ目の質問には答えられないな。
  2つ目については、フフッ」
省37

[809]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:11:50 ID:Uz8zwCLY
岬「今、何て言ったのかな」
 おやと不思議な、予想外の反応だったと言いたげな様子で、目を丸くして岬は尋ねる。

あずみ「地獄へ落ちろって言ったのよ。サッカーを、共に戦ってきた仲間達を、今までサッカーに費やしてきた自分の人生を
    そこまで足蹴にできる奴なんて、地獄以外にいてほしくないわ」

岬「ふうん」
 打たれた事を確認するようにそっと左手を頬に当てながら、やや呆れがちに答える。

岬「あずみちゃんも、随分詰まらない人になったね」 省39

[810]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:20:03 ID:Uz8zwCLY

岬「ふうん、それはワールドユースの僕の働きぶりを見ての判断かい、困るなあ……」
 やれやれといいたげに軽く笑った後、岬は両手を握りしめ、全身に力を籠めはじめる。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!

 ビンビンと空気が張り詰め、岬からは得体のしれぬ圧迫感が発せられた。

あずみ「な…な……なにこれ、岬くんから、力が……!?」
岬「これから僕のパートナーになってもらうというのに、判断力が鈍ってきてる。
  僕はね、ワールドユースの間、退屈で仕方なかったんだ」
省28


0ch BBS 2007-01-24