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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[218]代理です。:2013/08/27(火) 01:30:40.13 ID:SBElElVm
一時の安らぎを得た全日本ユースとは裏腹に、決戦を控えた2チームがある。
ドイツユースとブラジルユースである。
当然彼らは明日の準備に忙しい夜を送っていた。
〜ドイツユース宿舎、会議室〜
ルディ「以上がブラジルユースの選手達のデータと予想スタメンだ。しっかり頭に叩き込んでおけ。
流石はブラジルと言わざるを得ないタレントの宝庫だが、つけいるスキはいくつもある」
省52
[219]代理です。:2013/08/27(火) 01:31:14.70 ID:SBElElVm
ルディ「ポブルセン、お前はパスワークに振り回されるな。誰が決定的な場面で切り込もうとしているか
カンを働かせてアタックするんだ。そしてボールを持ったら時折パスを織り交ぜつつ何時も通り敵陣に向かって突撃しろ」
ポブルセン「はい…」
シュナイダー「(ポブルセンは愚かな狂犬だが、敵に噛みつかせれば十二分に役に立つ)」
ルディ「メッツァ、お前のロングパスは何時も以上に重要になる。ブラジルの中盤はどちらかと言えば
省42
[220]代理です。:2013/08/27(火) 01:32:07.38 ID:SBElElVm
ルディ「シェスター、お前が中盤の守備の要だ。ブラジルはチーム全体としてドリブルのレベルが高いが
パサーも数人居る。奴らが何をしてきても良い様に備え、向こうのシュート数を減らすんだ」
シェスター「はい!」
シュナイダー「(シェスターはウチの中盤に足りない守備力を提供してくれる貴重な存在だ)」
ルディ「中盤の対策は以上だ。だがこれでも攻め込まれる時、シュートを撃たれそうになる時はあるだろう。
省54
[221]代理:2013/08/27(火) 04:15:25.42 ID:+9X2F9F7
ルディ「ミューラー、お前には特に言う事はない。強いて言えば飛び出しの機会はあまり無いだろうから
無理に飛び出しを狙おうとせずどっしりと構える位だ。パンチングでしっかりと防いでいけば大丈夫だ」
ミューラー「はい
シュナイダー「(ミューラーはサイクロンもライトニングタイガーも防げる。何の心配もない)」
ルディ「作戦は以上だ。最後に一言だけ言っておく。準決勝でブラジルに当たった事を不運に思うな。
省26
[222]代理です。:2013/08/28(水) 00:08:56.79 ID:rdSavevM
〜ブラジルユース宿舎、会議室〜
ロベルト「さて、ドイツユースのデータおさらいは以上だ。もうするまでもないとは思うがな」
ブラジルメンバー『………』
ロベルト「改めて言うまでもなく、ドイツは強い。ここまではずっと楽勝続きだったが、
ドイツ相手にはそうはいかん。よって…今回から本気を出せ。許可する!」
マウリシオ「よっしゃあ!」
ザガロ「やっとか…鬱憤が溜まっていたぜ」
ネイ「派手に遊ぶかあ!」
省49
[223]代理です。:2013/08/28(水) 00:09:41.28 ID:rdSavevM
ディウセウ「オラなのか?ドトールじゃなくて?」
ドトール「俺はこぼれ球になった時に備える役割だ。シュナイダーに極力撃たせん為にな」
カルロス「2トップ対策としては極めて妥当だな。だがそこまでやっても
毎回止められるとは思えない。そこで必要になってくる次の手段はなんだ?サンタマリア」
サンタマリア「ああ、そこで次の作戦、攻撃権の独占が重要になってくる。まずはジェトーリオ、
省56
[224]代理です。:2013/08/28(水) 00:10:27.15 ID:rdSavevM
ザガロ「ククク…いいじゃねえか。俺好みの作戦だ」
サンタマリア「以上の3点をくれぐれも忘れないでくれ。これ等に反さないのなら何をしてもいい。何か質問は?」
ゲルティス「…質問ではないが、頼みがある」
サンタマリア「ん?お前からか?珍しいな」
ゲルティス「単純な頼みだ…2点取ってくれ」
カルロス「うん?…俺達攻撃陣が2点以上取れば、負けないと言っているのか?」
省49
[225]代理です。:2013/09/05(木) 13:44:22.22 ID:jHcZIjFr
強敵との決戦に備えるブラジルユースとドイツユース。この2チームの間には一つ決定的な差があった。
それはチームが一枚岩であるか否かである。
事情を知らない者ならドイツユースの方が内紛の危険性が高いと考えるだろう。
西ドイツと東ドイツと言う二つに分かれていた国が数十年の時を経て融合を試みている今、
西側と東側には経済格差を始めとする様々な問題が発生していた。
省79
[226]代理です。:2013/09/05(木) 13:44:59.75 ID:jHcZIjFr
コインブラ「こんな所に呼び出して何の用だ…?」
カルロス「お前には聞きたい事が山ほどある。俺が納得いくまで付き合ってもらうぞ」
カルロスはコインブラと一対一で対峙していた。
ミーティングの数十分後、会議室に彼だけを呼び出したのだ。
コインブラ「そう長く付き合うつもりはない。何を聞きたいのか最初にハッキリさせろ」
カルロス「では要点を3つに絞ろう。俺が知りたいのは過去、現在、そして未来に関わる事だ。
省55
[227]代理です。:2013/09/05(木) 13:45:32.59 ID:jHcZIjFr
カルロス「だが、お前は結局戻ってこなかった。チームの誰に聞いてもアーサーなどと言う者は
知らないと言われた。あれはコインブラと言う名で登録していたからなのか?」
コインブラ「…いや。クラブの誰もが俺の事を居なかった事にしたかったからだろう」
カルロス「何!?なんでそんな事が…いや…上手すぎたからか」
コインブラ「そうだ…俺はチームの為に全力を尽くしてプレイしたが、その結果得られた物は
省69
[228]代理です。:2013/09/05(木) 13:46:15.99 ID:jHcZIjFr
コインブラ「…そこまで分かっているのにそれ以上何を聞きたいと言うんだ?」
カルロス「この程度では全然足りはしないさ。何故フラメンゴに戻ってこなかったんだ?
それ以降何故クラブに入らず、そんな生活をしていたんだ?そしてその年月に何を見てお前はこうなったんだ!」
コインブラ「…フラメンゴに戻る訳などない。あの日、お前と別れて家に戻ったら親父は倒れていたんだからな」
カルロス「!」
省54
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0ch BBS 2007-01-24