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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[223]代理です。:2013/08/28(水) 00:09:41.28 ID:rdSavevM
ディウセウ「オラなのか?ドトールじゃなくて?」
ドトール「俺はこぼれ球になった時に備える役割だ。シュナイダーに極力撃たせん為にな」
カルロス「2トップ対策としては極めて妥当だな。だがそこまでやっても
毎回止められるとは思えない。そこで必要になってくる次の手段はなんだ?サンタマリア」
サンタマリア「ああ、そこで次の作戦、攻撃権の独占が重要になってくる。まずはジェトーリオ、
省56
[224]代理です。:2013/08/28(水) 00:10:27.15 ID:rdSavevM
ザガロ「ククク…いいじゃねえか。俺好みの作戦だ」
サンタマリア「以上の3点をくれぐれも忘れないでくれ。これ等に反さないのなら何をしてもいい。何か質問は?」
ゲルティス「…質問ではないが、頼みがある」
サンタマリア「ん?お前からか?珍しいな」
ゲルティス「単純な頼みだ…2点取ってくれ」
カルロス「うん?…俺達攻撃陣が2点以上取れば、負けないと言っているのか?」
省49
[225]代理です。:2013/09/05(木) 13:44:22.22 ID:jHcZIjFr
強敵との決戦に備えるブラジルユースとドイツユース。この2チームの間には一つ決定的な差があった。
それはチームが一枚岩であるか否かである。
事情を知らない者ならドイツユースの方が内紛の危険性が高いと考えるだろう。
西ドイツと東ドイツと言う二つに分かれていた国が数十年の時を経て融合を試みている今、
西側と東側には経済格差を始めとする様々な問題が発生していた。
省79
[226]代理です。:2013/09/05(木) 13:44:59.75 ID:jHcZIjFr
コインブラ「こんな所に呼び出して何の用だ…?」
カルロス「お前には聞きたい事が山ほどある。俺が納得いくまで付き合ってもらうぞ」
カルロスはコインブラと一対一で対峙していた。
ミーティングの数十分後、会議室に彼だけを呼び出したのだ。
コインブラ「そう長く付き合うつもりはない。何を聞きたいのか最初にハッキリさせろ」
カルロス「では要点を3つに絞ろう。俺が知りたいのは過去、現在、そして未来に関わる事だ。
省55
[227]代理です。:2013/09/05(木) 13:45:32.59 ID:jHcZIjFr
カルロス「だが、お前は結局戻ってこなかった。チームの誰に聞いてもアーサーなどと言う者は
知らないと言われた。あれはコインブラと言う名で登録していたからなのか?」
コインブラ「…いや。クラブの誰もが俺の事を居なかった事にしたかったからだろう」
カルロス「何!?なんでそんな事が…いや…上手すぎたからか」
コインブラ「そうだ…俺はチームの為に全力を尽くしてプレイしたが、その結果得られた物は
省69
[228]代理です。:2013/09/05(木) 13:46:15.99 ID:jHcZIjFr
コインブラ「…そこまで分かっているのにそれ以上何を聞きたいと言うんだ?」
カルロス「この程度では全然足りはしないさ。何故フラメンゴに戻ってこなかったんだ?
それ以降何故クラブに入らず、そんな生活をしていたんだ?そしてその年月に何を見てお前はこうなったんだ!」
コインブラ「…フラメンゴに戻る訳などない。あの日、お前と別れて家に戻ったら親父は倒れていたんだからな」
カルロス「!」
省54
[229]代理です。:2013/09/05(木) 13:47:06.42 ID:jHcZIjFr
先に声を荒げたのはコインブラの方だった。彼は初めて感情を剥き出しにし、カルロスを糾弾する側に回った。
コインブラ「伝説の選手?要は忘れ去られたどうでもいい存在だ。親父の見舞いには俺以外誰も来なかったぞ」
カルロス「誰もか?引退後は世捨て人の様な生活をしていたと聞いたが…誰も来なかったのか?」
コインブラ「そうだ。金を持っている元選手なりサッカー協会関係者なりが居ただろうに、
省64
[230]代理です。:2013/09/05(木) 13:47:57.16 ID:jHcZIjFr
コインブラ「……………」
カルロス「何故ブラジルユースに入った?何故…サッカーを続けているんだ?」
コインブラ「…親父が何を見ていたか、知りたかったからだ」
カルロス「ジャイロが…」
コインブラ「親父は最後の最後まで後悔らしきものを見せなかった。
ブラジルが勝つと我が事の様に喜び、ブラジルが負けると何日も嘆いていた。
俺にはそれが理解できない。だから…監督に誘われてここに来た。
省46
[231]代理です。:2013/09/05(木) 13:49:03.02 ID:jHcZIjFr
.
カルロス「ふざけるな!」
コインブラ「!?」
故にカルロスが怒声を上げた時、彼の怒りを宥める手段はもう無かった。
カルロス「何がブラジルが負けそうになったら出るつもり、だ!そんな事は例え監督が許しても
この俺が、ブラジルユースキャプテンのカルロス・サンターナが許さん!」
コインブラ「…自分で言っていて矛盾に気付かないのか?監督に刃向う上に
省39
[232]代理です。:2013/09/05(木) 13:49:43.20 ID:jHcZIjFr
カルロス「確かに純粋に実力だけで比べれば俺は未だお前に追いついていない。
だがその差はお前が願っている程大きな物ではない…練習ではなく実戦なら!
1対1ではなくチーム対チームの試合なら!間違いなく俺が勝つ程度の小さな差だ!」
コインブラ「ほざきやがって…そんなに魂やら信念やらが大事だと言うのなら
明日の試合でドイツを倒してみるんだな。俺の見立てでは3−2でドイツが勝つ」
カルロス「ああ倒してやろうとも。俺がセレソンとは何かを見せてやる。
省28
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0ch BBS 2007-01-24