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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[372]代理です。:2014/01/24(金) 07:37:13.01 ID:KM299Lig
最初ドイツユースはミューラーが負傷したのだと勘違いし、チームドクターにチェックを行わせた。
だがチームドクターはミューラーの体を調べていく内に見る見る困惑の表情を浮かべた。
ルディ「どうですか」
ドクター「いえ…何処も負傷していません。彼の言う通りです」
ルディ「なっ…そんな馬鹿な!こんなに苦しそうにしているのに!」
ドクター「…これはただの疲労です。スタミナが切れたのです」
ルディ「はあ…?」
省37
[373]代理です。:2014/01/24(金) 07:38:02.32 ID:KM299Lig
シュナイダー「(こ、これか…!?これがさっきまでの違和感の正体だったのか?
だが何故だ。ミューラーに持久力の欠如が伺えた事なんてなかった。確かにシュートをひたすら
浴び続ければ限界を迎えるのは当たり前だが、後3本程度は持って良かった筈だ…
何故だ?大会で蓄積した疲労か…?いや、今重要なのは何故ではない!
今何が起きていて、それを踏まえてどうするかだ!それが俺のキャプテンとしての義務だ!)」
省60
[374]代理です。:2014/01/24(金) 07:39:13.21 ID:KM299Lig
シュナイダー「しっかりしろ皆。ミューラー、まだやれるな?」
ミューラー「…当たり前だ!」
ドイツメンバー「シュナイダー…」「で、でもこれからどうしたら…」
シュナイダー「確かにこれは予定外のトラブルだ。ピンチと言って良いだろう。今までの様に
シュートを撃たれ続ければあっさり逆転される。ただし、今までの様に撃たれ続ければの話だ」
マーガス「そりゃ、撃たれなければ問題はないだろうけど…この試合ずっとシュート数で圧倒されているのに…」
省48
[375]代理です。:2014/01/24(金) 07:40:19.69 ID:KM299Lig
シュナイダー「時間稼ぎではない。持久戦だ」
ポブルセン「ああん?」
シュナイダー「確かにパスで逃げ回ればこのまま同点で延長戦に逃げ込めるかも知れない。
だがそれでは奴らも回復してしまう。ミューラー1人が回復するよりもブラジルのシューター達…
オーバーラップの可能性を除外しても6人か。6人が回復するペースの方が断然早い。
延長戦に逃げ込んでも結局同じくミューラーを消耗させられる展開になってしまう」
省64
[376]代理です。:2014/01/24(金) 07:40:51.32 ID:KM299Lig
クランケ「分かった!俺達もやるぞ!」
ヨハンセン「今まで役に立っていなかった分を取り返す!」
ポブルセン「…そういう事か。同点で逃げようってハラじゃねえんなら別にいい」
ミューラー「(くそっ…こんな形で他人に頼る羽目になるとは…師匠、まだまだ俺は甘かった…)」
フライハイト「シュナイダー、お前は体力節約も兼ねて前線に居てくれ。お前と言う驚異が居続ける限り
省64
[377]代理です。:2014/01/27(月) 18:47:23.46 ID:rHi1mXlV
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
放送「とうとう2−2となりましたこの試合、4度目のドイツのキックオフです!
前半の貯金を使い果たしてしまったドイツはPK戦を狙うのでもない限り攻撃に出なければいけません!
さあ彼らは一体どうするのか?まずはシュナイダーくんからカペロマンくんへ」
ジェトーリオ「はいはい、いらっしゃーい」
カペロマン「そういう訳にもいかないんで、なっ!」
バコッ!
省29
[378]代理です。:2014/01/27(月) 18:49:18.96 ID:rHi1mXlV
ルディ「(うむ…それしか選択肢がない。多分ブラジルにも読まれているだろうが、
ここはなんとか遅攻で押し勝つんだ!そうすればまだまだ試合は分からん!)」
ロベルト「(なんだよ、焦って速攻とかしてくれればよかったのに…まあ大丈夫だろ
ボール争いでも体力勝負でもウチの方が有利だ。ミューラーが回復しきる前に奪えばそれで勝ちだ)」
若林「これは…ドイツはフィールダー同士での勝負を仕掛けに来たか…」
省41
[379]代理です。:2014/01/27(月) 18:50:07.01 ID:rHi1mXlV
その後ドイツは必死に走り回った。逃げ回るのではなく相手を疲弊させる為に。
シュナイダー「(まだだ…これでは全然時間が足りていない…!)」
アマラウ「(くそっ、こいつがここに居るせいで前に加勢できねえ!)」
ドトール「(焦るな。焦ったら負けだ。皆を信じるんだ)」
オフサイドラインぎりぎりの位置でブラジルDFを牽制しつつ後ろを見守るシュナイダーの表情は
隠し切れない焦りを無理やり押さえつけていた為か何時も以上に鋭く険しくなっていた。
省51
[380]代理です。:2014/01/27(月) 18:50:47.16 ID:rHi1mXlV
そして勿論、時間を稼ぐ状況ではメッツァの存在感は増す。
相手チームは早くボールを奪わないといけない為、メッツァにボールが渡る度に
パスで逃げられる事を覚悟の上でメッツァに駆け寄らなければいけない。
ポジション上マッチアップの機会が多いネイとトニーニョは煮え湯を飲まされる事になった。
無論ドイツはメッツァ一人に頼りきりだった訳ではない。
カペロマン「サイドは俺の戦場だ…そう簡単に渡して堪るか!」
ババッ!
キキッ!
省18
[381]代理です。:2014/01/27(月) 18:51:47.76 ID:rHi1mXlV
ディウセウ「(畜生〜、あそこまで下がられると間に合わないぜ)」
マーガスはボールを奪われそうになった時の緊急避難先として機能し。
カルツ「どけっ!今のワシに近寄るんじゃねえ!」
ガガガガガッ!
ドガアッ!
ザガロ「ぐああああああっ!!」
カルロス「がはぁあああああっ!!」
カルツは中央で何度も暴れ周り。
フライハイト「そこだ」
シェスター「右、来ているぞ!」
省11
[382]代理です。:2014/01/27(月) 18:52:49.14 ID:rHi1mXlV
ポブルセン「(ちっ、まだかよ…早くブラジルの奴らを血祭りに上げてえのに…)」
シュナイダー「(神経が削られる思いだ…だが俺が迷いを見せる訳にはいかない。
チームメイトを信じるのもキャプテンの仕事だ。耐えろ、耐えるんだカール・ハインツ・シュナイダー!)」
消耗の激しいポブルセンとシュナイダーはDFラインを脅かしつつ休んでいた。
目先のキープ率を優先すれば3点目を奪う力が無くなってしまうが故の苛立ちと戦いながらの休憩である。
省28
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0ch BBS 2007-01-24