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【八目うなぎの】キャプテン霊夢27【逆襲】
[556]森崎名無しさん:2015/04/19(日) 00:50:04 ID:1ocZQ29E
A
[557]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 00:51:22 ID:???
心のイベント開始、となったところで本日の更新はここまでとさせて頂きます。
皆様、本日も遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。
まだ中々満足のいく文章が書けないですが、何とか頑張りたいと思います。
[558]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:31:36 ID:???
A もう話す事はない(心のイベントに移行します)
霊夢「ありがとう、参考になったわ」
三杉「いや、これくらい大した事はないよ」
霊夢と三杉、永琳の会話は終始和やかな雰囲気で終わる。
お互いに敵意を抱く理由が存在しない以上、当然だろう。
そして、霊夢はいよいよここに来た本題に入る。
霊夢「……それで永琳、この間の試合後に言った事なんだけど」
永琳「やっぱりその件ね。まあこの子を連れているって事はそうだと思ったけど。
省33
[559]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:32:51 ID:???
霊夢達が退室したのを見計らい、永琳は心を自分と向かい合うように座らせる。
心の表情は緊張した様子であり、永琳は頭の中だけで溜め息をつく。
永琳「(霊夢も厄介な事を持ちこんでくれたものね……。
うちのイナバの事だから、放っておく訳にもいかないし)」
永琳とて万能ではない。外傷や病気ならば余程の事がない限り治せる自信がある。
だが、精神的な病は例え蓬莱の薬だろうと治す事は出来ない。
永琳「……それじゃ、始めましょうか。ここには霊夢はいないわ。
省49
[560]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:33:58 ID:???
永琳「話を聞いた感じだと、思っていた通り失点に対する軽い恐怖心を抱いてるわね。
しかも、その理由が中々に複雑で面倒な事になってるわ」
永琳が心から聞いた話を不必要な事は省きつつ説明する。永琳曰く、心の中でその気持ちが
芽生え始めたのは、2回目の大会に優勝した辺りからだったと言う。思った以上に早いその
時期に、霊夢は驚きを隠せなかった。
霊夢「嘘、だってそんな素振りは……」
省60
[561]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:35:53 ID:???
永琳「もう一人のGKのイナバ……鼎は逆に最初にスタメンで出た試合で失点したのが良かったわね。
最初に挫折を知ってるからこそ、あの子の心は折れにくい。だけど、心の場合最初が上手くいきすぎた。
なまじそれが運だけじゃなくて実力も伴っていたから、余計に事態はややこしくなってしまった」
心は「鼎ちゃんが羨ましい」とも言っていたそうだ。それは東邦戦で2失点目を喫した後の鼎の行動。
落ち込むでもなく、泣き喚くでもなく拳を握りしめて試合を再開させようとするその姿。
省52
[562]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:36:55 ID:???
永琳「当たり前だけど、失点しないキーパーなんている筈がない。輝夜だって貴女達との試合では
全く良いところがなく6失点もしたのよ?あの子も、頭ではそれは理解しているわ。
だけど、頭で理解してても感情が追いつかない、今のあの子はそんな状態よ。
後、これは私見だけど……ナズーリン、だったかしら?彼女がブロッカーとして優秀過ぎるのも、
原因の一つとしてあると思うわ。大抵のシュートは彼女で止まってしまうからGKにセービングの
省66
[563]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:38:05 ID:???
三人の間に沈黙が流れる。霊夢としても、心の状態がそこまで深刻になっていたとは気付かなかった。
なまじウサギ達の中でも大人びている分、心配させまいと隠していたのだろう。
何でこういう時に勘が働いてくれないんだ、と少し落ち込む霊夢だったが、意外な所から救いの手が上がる。
三杉「それなら、こういうのはどうでしょう?」
それまで一言も口を挟まず黙って聞いていた三杉が永琳の言葉に被せるように口を開く。
思わず三杉の方を向く二人に対し、三杉は真剣な表情で言葉を続ける。
省77
[564]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:39:16 ID:???
永琳「……そうね。少なくともやってみる価値はありそうだわ。
分かったわ。この事もあの子には話しておくわ」
三杉「お願いします。僕から言うのも何でしょうし」
霊夢「……ありがとうね、関係ない外の世界の人なのに協力してくれて」
三杉「いえ、上手くいくかもわかりませんし。ただ、お役に立てたのでしたら良かったです」
謙遜する三杉だが、彼とて単なる親切心だけで話した訳ではない。八意永琳に対する感謝はあるが、
省51
[565]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:41:45 ID:???
お昼前辺りに心が目を覚ました為、霊夢達は永遠亭を後にする。
心「永琳様、今日はありがとうございました。後、キャプテンも気を遣ってくれてありがとうございます」
永琳と霊夢に対し、それぞれペコリと頭を下げる心。永琳に思っていた事を全て話した事と
ぐっすりと休んだせいか、ここに来る前よりも少しだけ表情が明るくなっているように見えた。
その胸には一冊の新品のノートが抱えられている。
霊夢「いいわよ、気にしないで。永琳もありがとね」
省19
[566]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2015/04/19(日) 19:42:51 ID:2fPzJFuw
博麗神社へと帰る途中、心の様子を気遣いながら霊夢はこれからの事に思いを巡らせる。
霊夢「(それにしても、心がそんな事を考えていたなんて……。南葛との試合の後、
どうも様子がおかしかったのはこの事だったのね。とりあえずは三杉って人が
教えてくれた方法で心が少しでも立ち直ってくれるかを期待するしかないかしら……。
そういえば、この事はチームの皆に話すべきかしら?)」
A とりあえずは自分の心の中だけに留めておこう
省13
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0ch BBS 2007-01-24