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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】


[63]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 19:05:43 ID:1piHV0wk
こんばんは。今日も更新をはじめて行きます。
―――――――――――――――――――――――――――――
★鈴仙「架空索道(ロープウェー)か…悪くないわね」→ クラブ9 ★
クラブ→「すみません、今は特には…。 全体的にやれることを増やしたくって…」

ウサギBの返答は優等生的だったが、先ほどまでの熱はあまり感じられないようだった。
とはいえ現状、伸ばしてみたい技術を語る以前に課題が山積しているので、そんな態度になってしまうのも無理はない。 省44

[64]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 19:06:46 ID:1piHV0wk
カタ、カタ…カタ。

鈴仙がウサギBと会話を交わして程なく、ロープウェーの動きが止まり。
一行は涼やかな渓谷の上に建つ格式高い和風旅館を目の当たりにする。

店員「はいとうちゃーく! 只今旅館森屋前ー! お降りの際には忘れ物と足元にお気をつけくださーい。
それでは皆さま、自然に囲まれた非日常型和風リゾートをお楽しみくださーい!!」

そこには行きの際と同規模の小屋があり…同じく半被を着た店員が威勢のいい声で一行を手際良く誘導している。
省49

[65]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 19:08:36 ID:1piHV0wk
一方で、それを見守る永琳達は大人らしくゆっくりと旅館の玄関にまで歩み寄る。
ロープウェー乗り場となっていた一辺を除いた周囲は全て森に覆われており、
その旅館もモリヤスタジアムのような豪奢さを押し出してはおらず。
和風の民家をモチーフとした、景観との調和が見られる平屋建てとなっている。

妹紅「――ま。 輝夜のヤツが半分出してくれる旅行なんだし! 
思いっきり寛いで、元を取るどころか元本以上に満足して、輝夜に吠え面かかせてやるぞー!」
省39

[66]森崎名無しさん:2013/08/10(土) 19:10:35 ID:O6wSFw7E
D

[67]森崎名無しさん:2013/08/10(土) 19:48:56 ID:FlKHv9Cs
D
吉と出るか虎が出るか

[68]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 20:09:07 ID:1piHV0wk
D:ううん、皆が気を抜いている時こそ周囲に気を配らなくては! 私は瀟洒な従者だもの、当然ね!

鈴仙「(とは言っても…大丈夫なのかしら、ここ)」

鈴仙は恐る恐る辺りを見渡す。
周囲の森は、「自然に囲まれている」と言ってしまえば聞こえが良いが、
鈴仙の背丈くらいの柵が囲ってある以外はほぼ野放しになっている。

パスカル「…妖怪の山だっけか。 その名に違わず、妖怪が襲ってくるんじゃあないか…?」

中山「大丈夫だろうと思いたいが、な…」
省43

[69]森崎名無しさん:2013/08/10(土) 20:09:58 ID:???
★ルナティックレッドセンス→ ダイヤ5

[70]森崎名無しさん:2013/08/10(土) 20:10:33 ID:???
★ルナティックレッドセンス→ クラブ4

[71]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 21:54:11 ID:1piHV0wk
★ルナティックレッドセンス→ ダイヤ5 ★
それ以外→店員「ああいえ、大丈夫ですよ。 神社の風祝が妖怪よけの術を施していますから」中山「成程」

そうやってまるで敵軍の基地に居るかのように周囲に対して警戒していた3人だったが…。

店員「ああ…妖怪の心配でしたら大丈夫ですよ」

鈴仙「えっ?」

店員「この旅館のオーナーでもある! 守矢神社の誇る風祝、東風谷早苗さんが強固に結界を作って 省44

[72]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 21:55:11 ID:1piHV0wk
店員の説明を聞いて、ばつの悪そうに顔を合わせて笑いあう鈴仙達。
三人の間には良好な空気が流れていたのだが――鈴仙は思いだす。

鈴仙「(ん。 でも守矢神社のお札って確か4枚に1枚ほど、暴発しちゃう不良品が混じっているって、
ヒューガーズ戦の後に立ちよった兵具屋さんが言ってたような…。
い、いやいや! 大丈夫大丈夫よ! だってお札ならともかく、温泉旅館に妖怪が襲撃してきたら大事件だもの!
きっと向こうも本気出してるに違いないわ!)」
省17

[73]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 21:56:11 ID:1piHV0wk
鈴仙達が旅館の入り口受付フロントに入ると、中には鈴仙達以外にも数組の人間や妖怪の集団が訪れていた。
入り口から少し奥にあるリクライニングスペースには老若男女、様々な人間や妖怪達が思い思いの会話を楽しみ、
数名はサービスのコーヒーやデザートにも手を付けている。

輝夜「……それでは、宜しくお願いしますわ」

受付「畏まりました。 それでは只今鍵をお渡しします」

輝夜は既に受付を済ませていたようで、鈴仙がその様子を覗き見る頃には受付の店員が 省46


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