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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[754]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/03(月) 23:58:39 ID:???
さとり「そんな事言われずとも、勝手に心に入って来るのですけどね。 えっと……」
さとりが勇儀の心境を読み取ると、現段階でもかなり蒼白なさとりの顔がさらに暗くなる。
傲慢だが馬鹿な程に愚直な勇儀は恐らく、全くの好意でこう思っているのだろうが、
それはさとりにとって、侮辱に近い発想だった。
さとり「――『覚妖怪の能力を活用すれば、PA内のシュートはほぼ防げる。
特に、PKや一対一においては、この能力を使えばほぼ無敵になれるだろう』……ですって?」
省66
[755]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:00:15 ID:???
勇儀「だ〜〜〜〜〜っ! もう、本当に辛気臭い女だねアンタは。
そんなんだから、何時まで経っても男友達の一人も出来やしない!」
さとり「……な。 そ、それは関係ないでしょう星熊勇儀!
幾ら旧地獄の荒くれ共を仕切る有力者たる貴女とは言え、言っても良い事と悪い事が……!」
――見苦しいと分かっていても徹底的に抗うさとりだったが、
彼女もまた内心で、試合に出る覚悟自体は決めかけていた。
省31
[756]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:01:19 ID:???
****
魔理沙「くらえ地底の妖怪め! これが私の……『マスタースパーク』だ〜〜〜ッ!」
バッ、ゴォオオオオオオオオオオオン!! ビイィィィィィィィィ………………ッン!!
さとり「あっ、あああっ……!?」
ズバァアアアアアアアッ、ピピィイイイイイイイイイイン!!
実況「決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ッル!! これで2−1!
霧雨魔理沙選手、地上最高のストライカーという前評判に違わぬ見事な活躍で早くもハットトリックにリーチを掛けた!
省44
[757]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:02:31 ID:???
ピィイイイッ!
実況「再び地底妖怪FCのキックオフで試合開始です! ボールはトップ下のお燐選手がフォローしましたが…」
アリス「そんな拙いドリブル、私でも楽々カットできるわ!」
シュンッ! スパァァァァァアアアアアアアアアアアアッ!
お燐「あひんっ!?(う〜ん、灼熱地獄跡で磨いたバランス感覚さえあれば、何とかなるかと思ったんだけどねぇ)」
……と、言った風に、地底の妖怪達の基礎的なサッカー技術はまるでお話にならない水準だったらしく。
省32
[758]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:03:37 ID:???
――さとりは1、2失点目の時を思い返しながら、ペナルティエリアの中へと突っ込む魔理沙の姿を眺める。
確かにペナルティエリアの中では、シュートを放つ魔理沙の思考が嫌でも入って来る。
どのタイミングで、どこに、どうやってシュートを狙っていくか。
そして果たして魔理沙は、さとりの読み取った通りに行動していたが――。
魔理沙「悪いなさとり。 お前には恨みは無いが……!」
省51
[759]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:05:18 ID:???
お燐「……さとり様、大丈夫ですか」
さとり「……今度は言いつけ通り、真面目に心配してくれるのね」
お燐「状況が状況ですから。 ……しっかし、あれがモノホンの『マスタースパーク』かぁ。
威力だけなら地上最強、っていう触れ込みだったけど本当だ。
ありゃあレミリア・スカーレット嬢の『マスターオブレッドサン』や、天才八意永琳の『ライフゲーム』以上の破壊力じゃないか」
地上に頻繁に出ている為、地底妖怪FCでは一番のサッカー通であったお燐が言う通り、
省63
[760]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:10:09 ID:???
にとり「(フォワードは何度失敗しても1点決めれば英雄。
ゴールキーパーは何度堅守を見せても1点取られれば戦犯。 本当に理不尽なポジションだよねぇ。
――ま、あんなゴールキーパーなんて酷いポジション、普通は誰もしたくないんだ。
それでもやるって奴は……私みたく仕方なしにやってる奴か、『自分が守りさえすればチームは負けない』
とか目出度い事考えてる、酔狂な奴か。 そのどっちかに決まってるよ)」
省79
[761]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:20:41 ID:???
お燐「……様! ……り様!!」
空「聞い……さと……ま!」
さとり「(……お燐、空。 貴女達も私を笑いに来たのね)」
――何も聞こえない筈の闇の底に向かって、一筋の声が聞こえる。
それは最初、さとりには不甲斐ない主人に失望した従者達の笑い声だと思った。
その声は、意識してしまうと中々頭の中から離れずに響き、こびりついて離れてくれない。
うっとおしくなって、さとりが一瞬だけ目を開いた時――二人の姿とは別に、得点板が見えた。
省48
[762]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/11/04(火) 00:23:34 ID:???
――と、言ったところで今日の更新はここまでです(汗) 明日で回想シーンは終わりになる予定です。
読み物としてはともかく、ゲームとしては、試合中に長い回想を入れるべきでは無かったかもしれません…テンポ的に考えて(反省)。
さとりの心情描写だけでなく、ひょっとしたら今後の伏線っぽいセリフもあるかもですので、出来れば読んで下されば幸いです。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[763]森崎名無しさん:2014/11/04(火) 00:24:45 ID:???
にとり「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」さり気なく炎上中
[764]森崎名無しさん:2014/11/04(火) 00:32:49 ID:???
乙でしたー。
にとり「本当にゴールキーパーは、損な役割だよ……ガクッ」
アリス「にとり……? しっかりしてにとり!」
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0ch BBS 2007-01-24